未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日は昨日に引き続き、滋賀県の全国市町村国際文化研修所(JIAM)での研修を受けてきました。研修を行う大小様々な部屋と299に及ぶ宿泊部屋に加え、体育館や図書館、レンタル自転車なども備えられているなど一日では利用しきれないほど凄い施設です。
ただここはホテルではなく研修所ですので、宿泊に際してタオル類や歯ブラシなどの準備はありません(館内でも販売しているけど高い!)し、いわゆるベッドメイキングなどは当然に自分で行う必要はありますが…一応大浴場的なお風呂もあって、シャワーなら24時間いつでも浴びられて、今回は一泊に三食(初日の昼、夜、二日目の朝)が一応付いていて、下記にあるように6,900円!
激安でしょ!
しかしどれだけ激安であろうと、我々は税金ベースで活動させていただいている議員です。お小遣いで遊びに来ているわけではないわけですから…金額の多寡にかかわらず、胸を張って公益のために役立てられるような取り組みに活動費を費やしていかねばなりません。
どのような研修を受けて、それをどのように地域課題解決、地域の状況改善へと結びつけていくのか…そうした事柄をできる限り詳細にわかりやすく示していくことは、納税者であり有権者である住民の皆さま方に対する責務であると考えています。
本日最初の講師を務めてくださった、芝浦工業大学の原田曜平教授からは例えば…超ザックリ言えば”年寄りをターゲットにしていても自治体に未来なんてないよ…オジさんオバさん相手にしていても結局同じなんだから、少しでも未来のことを考えるのであれば若い世代に訴求していかなきゃダメでしょ!”という…会場に集った多くの議員にとっては(今回は参加議員の平均年齢がかなり高いように見受けられました)恐らく相当に耳が痛い辛辣なご意見や、若者がやらないFacebookなど即刻アカウント削除すべきというようなアドバイスなども飛び出しました。
ちなみにJIAMにおいては全ての講義の録画や録音、動画撮影や投影資料の写真撮影等は基本的に禁じられていますが…原田教授の話の肝である世代の分類は上の表をご参考に…これは本日も使われていた資料で、こちらの記事より引用させていただいています。
今回の原田教授の講義のタイトルは「Z世代とこれからのまちづくり」でして、先に触れたご意見や助言の類は4月の選挙前に友人から受けたアドバイスそのものではないかという内容でしたが…若者施策を重要視する自分にとっては極めて参考になる話も幾つか伺えました。特に講演の最後に当然のように述べられた”文化を作っていきたいのであれば若者に発信すべき”との見解は、津山市においても肝に銘じておく必要があると感じています。
そして2コマ目の講師を担当されたのは吉田基晴さん!
吉田さんについては…以前にも当ブログで紹介させていただいたことがあり、個人的なご縁を頂戴している方ですし、敬称についても下記の記事の中で触れているような経緯もありますので、吉田先生とも吉田社長とも呼ばず、あえて”吉田さん”と表記させていただきましょう。
沢山の人の前でお話されるのには慣れているはずの吉田さんも、これだけ多くの議員の”先生方”の前で話したことはないと言われていましたが…個人的には先生と呼んでいただくに相応しい者など一人たりとも存在しないのではないかと思わなくもない180名の議員たちの中でも異彩を放っていた二人(?)が、最前列のド真ん中に位置取っていたので、少々話しにくかったかもしれません。
席は自由席でした。正直それほど早く会場入りしたわけでもないのですが、なぜかそんなベストポジションが空席だったため…津山市議会の同僚である白石まこと議員と共に座らせていただいた次第。よく見たら俺らの後ろも空いてますね…怖がられていたのかな?
吉田さんの講義の冒頭、ホワイトボードに大きく書かれた文字はGDPでした。これはご存知の方も多いように国内総生産(特定の期間内に国内で生み出された付加価値を総額として示したもの)を意味し、経済活動のバロメーターとして活用される数値ですが…吉田さんは、その下にさらに大きくGDHと書かれました。
GDHとはGross Domestic Productの頭文字を取ったGDPの、Productの部分をHourに置き換えた吉田さんの造語で、国内総時間と表現されていました。まぁ、細かいことはどーでも良いのですがつまり、吉田さんが言いたかったことはこーゆーこと(…のはず)。
時間を大事にしろ!
いや、確認取ろうと思えば直接連絡して尋ねれば良いだけなんだけど、それでもあえて一切確認を取らずに言い切りますけど、絶対そういうこと…つまりは、言ってしまえば下の写真のようなことなのですよ。
講演の最後に、吉田さんから”意気に感じる”という表現が飛び出したことも嬉しかったです。以前も書いたけど…私はこれだけ効率や費用対効果、達成率やら何やら数字やデータについて突っ込む議員ですけれども、それでも。
大切にしている言葉は人生感意気。
銭金はもちろん…打算ではない人と人との繋がりや、簡単に言葉にはできない大切なものがあると、私は信じています。その一つが、それこそ時間だと思っているのです。
無論、吉田さんの話は精神論だけではなく…非常に参考になる施策について、津山市にも落とし込めると期待できる手法なども含め、興味深い説明や紹介が幾つもありました。あえてここで詳しくは書きませんが…かつて私自身が議会で取り上げたテーマに白石議員も興味を持ってくださったようでしたし、改めて別角度から複数の切り口によるアプローチを重ねていくことで、現状改善に繋げられると確信しています。
吉田さんの話は白石議員にもメチャクチャ響いたようでしたし、公演中に津山市の名をわざわざ何度も繰り返してくださったことにも感謝しております。吉田さんと事務局の面々には不躾なリクエストを聞き届けていただき、講演終了後に残っていたメンバーで記念撮影した写真が本日のアイキャッチ画像。
そりゃJIAMの皆さまにも顔やら名前やら記憶されるわよ…。
本日はこんなところで。また明日!