附帯決議を求める動議を提出も賛成少数、力及ばず3月議会閉会。全議員にお願いしたことは無駄にせぬよ!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

津山市議会3月定例会が本日閉会しました。

ただ単に文字に起こすのが面倒(何万文字になるねんってレベルなのでね!)という理由により…敢えて詳細を書くことはいたしませんが…なかなか色々とあった議会でした。今まで自分が議員として経験させていただいた期間は5年弱でして、それを長いと感じるか短いと感じるかすらも、人それぞれだと思いますが…まぁハッキリ言って今までで一番色々とありましたし、最もエネルギーを費やした定例会になったと言っても良いかもしれません。

沢山のことを学びました。

本日の本会議では先だってのエントリーで触れた、非常に悩ましい選択を迫られて決断した総務文教委員会での予算修正案が否決される結果になりました。そして懸案事項となっている新プール建設に関する予算を含めた来年度の当初予算案は原案通り可決されたのです。

この流れは、委員会審査において悩んだ結果ではありましたが修正案に賛成した私としては好ましいものだとは言えません。しかし実は個人的にはある程度は予想がついていたことでした。そもそも、もしかしたら総務文教委員会での採決段階でそうした結果になるかもしれないことも想定していましたので、13日の段階である程度のプランを用意していたのが正直なところです。

原案可決となったことで動議を提出し、可決された原予算に対して附帯決議を求めました。

附帯決議とは…予算案そのものは原案通りに可決したとしても、例えば今後の執行についてはくれぐれも慎重に進めるように関係各位から意見聴取しながら執行していくことなどを要望、あるいは意見として文字通り付け加えるもの。
法的な効力はありませんが、例えば議会が全会一致して出すことができれば、当局としても無視するわけにはいかず、政治的効果が期待できます。
そういう意味で多くの賛同を得て附帯したかった意見なのです。

この附帯決議案を出すにあたっては…文字通り奔走しました。昼の休憩中など、本会議開会の本当に直前まで何とか理解していただこうと、ご協力いただきたいとの思いで、各会派の部屋を回らせていただいていたために電話等にも全く気づかなかったため…議会事務局の皆さまにはご心配とご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。

つまり動議提出前に、津山市議会議員全員と直接お話させていただきました。

その理由は、何としても、どうしても、議会全体でこの動議を提出したいという気持ちがあったからです。そんなことをしても無駄だと、全く意味がないと、自己満足だと、誰も得しないどころかお前自身は損しかしないぞと、他にも色々と…私のことを考えてくださった上でのアドバイスも頂戴しましたが、それでも思いを捨てきれずに、かつての称号でもある、”世界一あきらめの悪い市議会議員”の本領を発揮してしまったというところです。

24人の同僚議員全員と話させていただいたわけです。

動画をご覧いただければ、なぜそうした行動をとったかはご理解いただけると思っていますが…結果として賛同してくださった議員は私を除くと9名に止まったこと、議場での提案理由説明の後にも賛同者を増やすことができなかったこと(後からそっと、賛成しようと思っていたと言ってくださった方もおられましたが…)は、偏に私の力不足ゆえです。様々な面で情けない話ではありますが、多々ある反省点をしっかりと未来への糧にすることは、こうして公に発信した内容として宣言、残しておきます。

附帯決議案の内容について、修正案への賛否にかかわらず全議員が賛同できるように試行錯誤しました。もちろん最後までそこを目指して動くつもりでしたが、仮に全員の賛同を得ることが無理であっても、できる限り多くの同僚議員にご理解いただけるのように努めたので…正直なところを言えば結果はやはり残念ではありますが、結果を出せなければ何の意味もないことです。

そういう意味では結果に繋がらないと事前の反応等からわかっているのだから、パフォーマンスに過ぎないアクションを議場で行うのは時間の無駄という指摘も受けましたが、それは違うと思っています。

パフォーマンスのつもりはありません。

むしろ最後まで私自身が発言しなくても良いように、あの場に立たなくても良いように、最大限の努力をしたつもりではあります…結局は実りませんでしたが。また今回の発言と採決の結果が会議録、記録に残ることには大きな意味があるとも思っています。

さらに言えば、事前に結果がわかっている議場でのやり取りを否定してしまうのであれば、津山市議会の本会議で行われているほとんど全てのやり取りは、時間の無駄になってしまいます。何しろ、協議をガチガチに行ってから本番に臨む津山市議会本会議での質問戦は、セレモニー議会と揶揄されることもあるほどに、基本的には質問と答弁のやり取りを済ませた内容を辿るだけの時間ですから。

議会として最低限の姿勢を示すべきだと考えてのアクションでしたが、力及ばず。

会派の仲間である二人を含め、半数以上の議員を説得できなかったことは情けない限りですが、結果はしっかりと受け止めます。本事業も可決された以上、今後は施策が市民福祉の向上に資する、より効果的・効率的な取り組みとなるよう注視しつつ応援していくつもりです。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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