ヌチドゥタカラって知ってる?沖縄慰霊の日、美作大学沖縄県人会の皆さまによる創作劇『時をこえ』を観劇。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は沖縄戦から79年の、慰霊の日。

6月議会でもその連携の仕方について取り上げた津山市内の高等教育機関、美作大学にお邪魔しました。

ちなみに質問についてはこちらから動画をご確認ください。市外の高等教育機関(答弁順に岡山大学、慶応義塾大学SFC研究所、早稲田大学、大阪大学、オランダ・グローニンゲン大学、東京学芸大学、京都府立大学、中央大学)との連携は非常に積極的に行なっている津山市ですが、美作大学や津山高専との連携のあり方ももう少し考えていただきたいというリクエストを、当事者の声もベースに、させていただいています。再生すると、当該質問への再質問のくだりから始まります。

さて、話が逸れましたが…アイキャッチ画像は津山市議会の会派ツヤマノチカラ結成時の3名、昨年の選挙には出馬されず勇退された安東伸昭さんと、現在は津山市議会の副議長を務める田口浩二議員&私が久々に顔を揃えた記念(?)に撮影した本日の一枚です。

美作大学沖縄県人会の学生さんによる、沖縄戦をテーマした創作劇『時をこえ』を観劇するために集いました。

今年で12回目、毎年この沖縄慰霊の日になるべく近いタイミングで上演されるこの舞台、今回はたまたま日曜日が慰霊の日当日に重なり…恐らくは私たち以上に、演者の皆さまにとってメモリアルな思いが溢れる一日になったのではないでしょうか。美作大学には多い沖縄出身の学生さんたちの思いが詰まりまくっていて…ひめゆり学徒隊に焦点を当てた今年の脚本も心を打たれまくる出来栄えでした。生で見ないとその迫力の全てを感じていただくことは絶対にできませんし、私のような者が陳腐な表現で伝えられるレベルの迫力ではないのですが、是非とも多くの皆さまに観ていただきたい超絶オススメの素晴らしい内容です。

授業の合間の休憩時間や放課後など、寸暇を惜しんで練習に練習を重ねたであろう努力が観衆にも痛いほどに伝わってきました。撮影や録音・録画は禁止でしたので現場の写真はないのですが…実は昨年は白石まこと議員も含めて新旧ツヤマノチカラ4名が揃って観劇していました。今年はしっかりPRにも協力しないと…と思っていたのに、当日まで頭から抜けていたことが悔やまれますが、来年はさらに多くの皆さまに観ていただけるように、自分も勝手に告知宣伝させていただくつもりです。

美作大学沖縄県人会の皆さま、関係各位、本当に有難うございました!

おばあさん役なんて…え、あれって本物のおばあさんじゃないのって思うくらいに、皆さまの演劇自体も本当に素晴らしかったし、もはや分けて考えるものではないとも思いますが…ところどころに織り込まれるダンスもとてもエモーショナルで魅惑的ですし、最後のエイサーは圧巻で、もう電気つくから泣いてちゃ恥ずかしいなと思いながらも涙を堪えきれるものではなかったのが正直なところです。

パフォーマンスを終えたばかりで皆、肩で息をしている中での最後の実行委員長の挨拶時なんて、何でか知らないけど嗚咽してしまいそうなくらい…オジサン化粧してなくて良かったわ…と思うくらいに、涙が頬を伝いました。私たち観衆を見送ってくださる際に「来年もよろしくお願いします!」と力強く言ってくださった学生さんもおられたので「必ず来ます!」と答えちゃったから…それまで、命を大事に生きないとね!

命こそ宝。

有名なフレーズなので、見聞きしたことがある方もおられると思いますが…沖縄の方言では、命こそ宝という意味で”ヌチドゥタカラ”と言うそうです。ヌチドゥタカラを忘れてしまっている人…ときに忘れてしまいそうになる人、わかっているつもりだけど本当の意味では大切にできていない人は、私自身を含めてとても多いのではないでしょうか?

そうした気づき、考えるキッカケをくれるには十分過ぎるほどチカラに溢れた時間でした。また津山文化センターやベルフォーレ津山のような大きな会場で、もっと多くの皆さまと一緒に観られたら良いなぁと思う一方で…少子化に伴い間違いなく学生数も減ってきているわけで、昨年よりは参加人数が減っているように感じられた今回のパフォーマンスを拝見しても、色々と問題もあるんじゃないだろうかと考えてしまいました。

最後に、少しだけでも共有できたらと思いますので…大学から公開されている『時をこえ』の紹介動画を貼り付けておきますので、是非ご覧ください!

事実から目を背けていては、同じことを繰り返すことになるかもしれません。

できることなら忘れてしまいたいに違いない記憶を、それでも忘れることなどできない記憶を、語り続けてくださる方がおられる時代に生きている一員として…自分たちにできること、自分たちがなすべきことを私たち一人ひとりが考えて、そして生きていかないとならないと思うのです。

命を大事にね!

ウチの2歳児が大きくなったら一緒に観に行きたいと思っています。それまで継続していただきたいし、平和教育の観点からも継続してもらわねばならない、継続すべき舞台だなと心から思います。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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