未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
このところ相談を受けることがなかったのですが…前任期の間に取り組ませていただいたことの中で、比較的大きな効果に繋がったなと感じていることの一つに関して、続けさまに遠隔地の方から相談を受けることがありました。
就学猶予についてです。
当ブログでは何度も関連エントリーを書いてきています。
私たち日本国民は日本国憲法第26条、教育基本法第5条により、その保護する子に普通教育を受けさせる義務を負っているわけですが…どうしても就学が困難であると認められるやむを得ない事由がある場合には、市町村の教育委員会が保護者の就学義務を猶予する制度があります。それこそが就学猶予です。
もうずっと、一年以上は相談自体がなかったのですが…前例がないとのことで、各地の教育委員会や行政当局において、そうした対応はとれないと、相手にもされないケースすら散見されるのが現実であり、かつて津山市でも同様の出来事がありました。その事例に対応させていただいた際の経緯を踏まえ、津山市が就学猶予の先進自治体になると発信して以来、北海道や沖縄のケースは記憶にありませんが…東北から九州まで、日本中の皆さまから個人的に何十件もの相談を受けているところです。
就学猶予は、条件に該当するのであれば、当然に認められるはずの権利です。津山市のケースでも何度も無理だと言われたにもかかわらず、どう考えても理不尽な対応だと納得できなかったご両親の頑張りで、結果的に認められたという経緯があります。当該家族の皆さまが今でも感謝してくださるのは有難いことですが、私はどう考えても当然にすべきサポートをさせていただいただけで、ご両親をはじめとした家族の皆さまの当該児を思う気持ち、そして本人の頑張りが良い結果を勝ち得た最大の理由であることは言うまでもない話。
お子さんのことですから…簡単にあきらめられない気持ちは痛いほどわかります。
あきらめなくて大丈夫です!
中にはメチャクチャ無理筋のリクエストもありまして…最初の私への相談の段階で「あきらめてください。」とはっきり申し上げたことで不興を買ったこともありますが、ほとんどの場合、保護者の皆さまは非常に真剣にお子さんの将来を思い、本来は当然に選ぶことができる選択肢に向き合うために必死な状況で連絡をくださいます。
それが怠惰や悪意に基づくものであった場合は言うに及ばず、たとえば不幸な偶然の重なりや、無知や誤解に由来する不作為が理由であろうとも…公権力が児童の未来に資する選択肢を奪ってしまうことは、絶対に起こってはいけないことです。
前例があろうとなかろうと、関係ありません。
定められた条件に該当するのであれば、就学猶予は居住地にかかわらず、日本中のあらゆる子に選択可能な一つの立派な選択肢なのです。
どこにお住まいのどなたであっても同じです。
理不尽にその選択肢を奪われたり、隠されたりしていると感じた場合には、いつでもご連絡ください。できるサポートを全力でさせていただきます。私たちのケースがミンナノチカラになるなら、こんなに嬉しいことはないと、津山市の当該家族の皆さまも言ってくださっています。かつて関連質問をした際のやり取り動画を、当該質問の部分から始まるようにして貼り付けておきますので、ご参考になれば幸甚です。
アイキャッチ画像は噂の津山市のファミリーの皆さまによる家族写真。かつて当該ご家族のケースを参考に就学猶予が認められた事例の紹介エントリーのため頂戴した超素敵な一枚です。
こうして津山市はもちろん、日本中のなるべく多くの家族が幸せに過ごしていくことができるように…少なくとも、本来選ぶことが可能な未来の選択肢を隠されたり奪われたりする理不尽が決して起こらぬように…今後もあらゆる角度から尽力していきます!
それでは本日はこんなところで。また明日!