未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
年度末ということで、津山市役所でも職員の皆さまの人事異動の内示が昨日発表され、私たち議員にも共有されました。昨年は特に教育委員会の人事異動が極めて大規模なものであったことへの懸念を綴った記憶がありますが、今回も個人的には(そうくるか!)と感じるポイントは少なくない規模の異動があることが示されています。

人事異動には、もちろん狙いや期待があるのでしょうし、一般論としてのメリットは承知しているつもりではありますが、これで大丈夫かな…とは思ってしまうのも正直なところで、昨年の異動の結果として(う〜ん…。)と感じたことが一度や二度ではなかったのも事実です。今年は杞憂に終われば良いのですが、市民の皆さまからも実際に苦情めいた声としてよく聞く、”異動直後なのでよくわからない”と答えられてしまう状況が生まれることを承知の上で、つまり眼前の喫緊の課題への対応が後手に回らざるを得ないというデメリット発生を織り込んだ上で、メリットが上回るという根拠があるとはどうしても思えないのです。
毎年、大規模な人事異動を日本中で行う意義は何なのでしょうか?
昨年も書いたことですが…将来を見据えた人材育成という観点から考えれば、ゼネラリスト育成のため若手職員の数年ごとの異動には大きな意味があると考えられます。ただ課長級以上の職員さんはすでに長いキャリアをお持ちの方々であるはず。もちろん、必要に応じた異動を否定する意図はありませんが…上を動かすことによる大きなメリットがあるとは思えない気もしています。

また、こうした考え方は議会にも当然に求められることだと言えます。
地方自治体が取り組むあらゆる施策は他の取り組みとも密接複雑に関係しているものである以上、市政全般に広い視野を持っておくことが肝要です。予算措置の優先順位など、他部局の取り組み実態をある程度理解しておかずに判断することなどできるはずがないからです。
津山市議会では申し合わせにより4年の任期を前半と後半に分け…それぞれにおいて、議長・副議長をはじめとした全ての役職や所属委員会等を改選するルールになっていますので、そのあたりも考慮した上で分担が進められるように…今まではあまりそうなっていない状況もありますので…より望ましい形へと変えていければと考えています。
それでは本日はこんなところで。また明日!