未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。GW
GWが明け、日常が戻ってきますね。昨日&今日と家族の時間をかなり長く持つことができたのですが…私自身もまたハードな毎日に身を投じなくてはならないことが確定しており、テンションが下がりそうになっているのも正直なところ。
ただ、それって誰であっても同じことではないでしょうか?
人それぞれ、皆がそれぞれに、各人の立場で毎日戦っているわけですよね。楽しい時間が終わるのは誰であってもいやなものです。休み明けなど、仕事行きたくねぇ〜って思ったことがある大人の皆さまは…少なくないんじゃないでしょうか。読者の皆さまの中で、そう思ったことが一度でもある方は、心の中で構いませんので手を挙げてみてください。きっと、多くの方が思い当たることがあって挙手してくださっているのではないかと想像しています。

それならアナタにもきっとわかるはず…この時期、子どもたちの中に「学校に行きたくない」と感じる子が増える傾向がある理由、そうした子どもたちの気持ちに寄り添えるはず…ですよね?
こうした傾向は決して珍しいことではなく、長期休暇明けに見られる現象です。
子どもが「学校に行きたくない」と感じる背景には、友人関係の悩み、教師との関係、生活リズムの乱れ、あるいはいじめなどの様々な要因があるとされているわけですが…具体的な理由が言える場合だけではないことに注意が必要です。これ、大人でもってか、大人ならわかるはずなんですよね…。
職場で本当に言いたいことが言えていますか?

職場で問題だなと思っていることを、ぶちまけられている人など僅かでしょう。子どもたちに、そんなこと…なかなかできるわけがないことも、させられないことだということも、大人ならわかるはずではないでしょうか。
特に長期休暇明けは、そのような悩みが表面化しやすい時期です。
また極めて残念な話ですが…長期休暇明けには子どもの自殺リスクが高まる傾向があることが指摘されており、これは学校生活への不安やストレスが影響していると考えられています。夏休み明けの9月1日をはじめ、GWを含めた長期休暇明けに自殺という本当に悲しい理由により子どもの命が失われている”厳然たる事実”を、 我々は知っておかねばなりません。

こうした時期には、保護者の皆さまから学校に行きたくないと子どもが言っていることについての相談を受けることも多くなるわけです。このような状況に対して、私たち大人ができることは何でしょうか?
まず、子どもの「学校に行きたくない」という気持ちを否定せず、受け止めることが肝要です。
無理に登校を促すのではなく、子どもの話をじっくりと聞き、何が不安なのかを一緒に考える姿勢こそが、身近な大人に求められるところだと思っています。
また、文部科学省は不登校の子どもに対して、学校復帰を前提とせず、子どもの自立を支援する方針を示しています。これはもう何年も前…令和元年にはすでに示していただいている通知なわけですが、日々の活動の中で、まだまだ学校現場や保護者の皆さまに浸透していない実感を強く覚えています。
つまり、子どもたち一人ひとりの状況に応じた柔軟な対応が必要であることを文科省も認め、求めているのです。

もちろん津山市でも、津山市教育委員会の主導により、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりに取り組んでくださっているところではあります。しかし、まだまだ課題は多く…皆さまの声を反映させながら、より良い支援体制を整えていく必要があることは間違いありません。
小さな変化に気づき、寄り添うことこそ、子どもたちの未来を守る第一歩。
GW明けのこの時期、どうかいつも以上に子どもたちの声、心の声にも耳を傾けてみていただきたいと願います。何かあればいつでも090-3630-5758までご連絡ください。
本日はこんなところで。また明日!