未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
昨日のエントリーでは、大学中退の身でありながら…徳島大学で医療の道を志す大学生の皆さまに対してお話しさせていただいたことを書きました。つい先日も、岡山県の事業で臓器提供に関して話す様子の収録をしていただいたことに加え、広島県の方々がメインとは言え…北は北海道から南は沖縄まで、ザッと20の都道府県にまたがる皆さまの前でお話させていただいたことに触れるなど、このところ臓器提供、臓器移植、移植医療に関わる発信が続いています。
メチャクチャ大切なことで、誰もが突然に当事者になり得る話だからこそ、繰り返し訴えさせていただいているわけです。議会でも何度か取り上げたことがありますが、津山市にも移植待機中の方はおられると考えるべきでしょう。
皆に関係がある話だからこそ、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードの裏面には臓器提供の意思表示欄があるわけです。
無論、あなた自身にも関係ある話です。
ただ自分自身には関係ないと考えるのはもちろん自由ですから…考えろと押し付ける気は一切ありませんし、このところの機会に限らず、私は自分自身が話す際に考え方を押し付ける気はないこと、あくまでも一個人、たった一人の娘を突然に失ってしまった遺族として、臓器提供者(ドナー)となった愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)の父親としての個人的な思いを述べるに過ぎず、ドナー家族を代表する立場ではないことをハッキリと明言します。様々な考え方がありますが…例えば意思表示や臓器提供を半ば義務化することなどは、我が国には馴染まないと私は考えていますが、そう考えない人がいることも当然で、それを否定する気も一切ありません。
臓器移植に関しては、どんな決断も尊重されます。
ただ…実はなかなか、家族や大切な誰かと臓器提供の話なんてしないですよね。
我が家も全くしていませんでした。
そもそも…仮に話をしていたところで、5歳の娘の言うことをどこまで重んじることができたかは不透明な部分もあり、子どもの権利について誰よりも強く守るべきだと主張し続けている議員ではあるわけですが…正直、100%の自信を持って、全て彼女の言う通りにするとは言えないところです。
だったら、どうする?
実際に私はどうしたのか…家族はどう考えたのか…どんな葛藤や決断があったのか。その辺りを私は最初に紹介したようなドナー家族としての話の中で必ず取り上げます。そしてそれを今まで受けた全ての取材の中でも最も深いところまで聞き取って、表現していただいているのが今回、毎日新聞医療プレミアにおいて連載していただいている記事です。記者さんが主治医の先生からも話を聞いてくださり、取材を受けたがらない妻の心まで溶かし…当事者である私が拝読しても、改めて考えさせられる内容になっていると思います。
今まで当ブログでも、公開されるたびに三度の記事紹介をしてきましたが、今回ついに妻の写真が大公開され…まさかの”あの子”まで登場する、第4回目となる記事が公開されています!
他の誰でもなく、あなたに読んでいただきたい内容。
有料記事ですが、その価値は十二分にある内容にしてくださっていると感じています。是非チェックしてみてくださいね!
「色が失われた世界」 脳死となり、ドナーになった5歳の愛娘 家族の癒えぬ悲しみと変化の萌芽
本日はこんなところで。また明日!