いざ鎌倉!”鉢木”を漫画にて知った男が考える、人と人との絆。

未来拓く、みうらひらくです。
大切なことの多くを漫画から学んできました、みうらひらくです。

今日は能の話。能の演目に鉢木(はちのき)という曲名がある。

恐らく多くの当ブログ読者がそうであるように…能楽になどハッキリ言って全く興味がない俺だ。チケットを貰っても最初に考えることは転売だろう。そんな不届き者がなぜ、その内容を知っているのかネタばらしをしよう。

巨人の星という野球漫画をご存知だろうか?言わずと知れた昭和スポーツ漫画の金字塔の一つだと思っている。アニメも何度も再放送されていたし、俺と同世代なら知らぬ者の方が少ないのではないか。野球少年であり、読書家でもあった私にとっては、外すことのできない作品の一つであった。

そう…お察しの通り、巨人の星の中のワンシーンにこの”鉢木”が取り上げられていたからこそ、NO能な俺でもストーリーの概要を絵として思い出すことができるほどに知っているのである。

では今から俺が世界一わかりやすく能の演目”鉢木”について説明しよう。スーパーザックりんごな説明だが、流れはだいたいこんな感じだった…ハズである(特に調べずに書くので、間違い指摘よろしくマ!)。時は鎌倉時代。当時の執権(超偉い人、今でいうと安倍さんかな?)が、諸国の現状を知るために旅の坊さんという設定であちこち見て回っていた(水戸黄門的なイメージかな?)。

で、旅の途中に超絶な雪が降ってきて、汚らしい男の住まいに一夜の宿を借りることになる。そこで男は見ず知らずの坊さんに暖をとってもらうために、大切に育ててきた盆栽を薪にして、火を起こしてもてなすのである。

坊さん
「ちょ、何やってんの!それって君の大事にしてきた盆栽じゃん!そこまでしてくれなくても良いのに。


「いや、困っているアナタのためにこれくらいのことができないようでどうする。俺は今はこんな風に落ちぶれちゃいるがな… 。」

坊さん
「落ちぶれちゃいるが…何よ?」


「ちょ、否定してくれよ!ああそうだ、俺は確かに落ちぶれちゃいるが…鎌倉(主君のいる場所)から”困ったぞ者共集まれ”と号令が掛かれば、何を差し置いてでも真っ先に馳せ参じる覚悟を持って生きてるんだってばYO!」

坊さん&俺(小学生)
「か…かっこE!」
後日。

執権(坊さん)
「ヤバし!者共集うのだ(あいつマジで来るかなぁ…)!」


「よし来た、いざ鎌倉!

執権(坊さん)&俺(小学生)
「マジか。」

男は宣言通り秒で鎌倉に着き、執権は涙ながらに男を迎え、彼の労に報いた…的な話であった。何が言いたいかと言いますと。

人と人との絆は、信頼関係の上に成り立っている。

どれだけテクノロジーが進歩しても同じこと。時間や経験、血縁や直感、思い込みであっても…何に依拠していても構わないと思うけど、信頼関係がないと絆など生まれません。

そしてそれは構築するのは簡単なものではないけど、失う時はすぐだぜってこと。大切に思う何かがあるのであれば、そのために汗水垂らす覚悟はもちろん必要だけど…覚悟だけじゃなくて実際に馳せ参じないと、まぁ興醒めしちゃうわなってこと。

馳せ参じた男が忘れ物しまくってたり、そもそも来ても戦力にならね〜ってケースはどうすんの、とか…盆栽以外に燃やすものあるだろ普通…とか、現代ならばそーゆーツッコミどころは満載な話ですが、それはそれですぞ。

昔話の類なんて大概がそんなものですが、その中には大切な教訓を含んでいるものもあるわけです。

自ら忙しくしてやりたいことをやり切れなくなってしまいがちな自分自身への戒めとして…本日は小ネタを紹介させていただきました。

本日はこんなところで。また明日!

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