どうする?待ったなしの不登校対策。数年先の改善では今の子たちは救われぬ!学びの多様化学校のあり方。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は朝からzoomでの勉強会。

アイキャッチ画像の通り、”不登校特例校”改め”学びの多様化学校”に関する勉強会だったのですが…教育現場の皆さま方と共に、全国各地の有志議員も参加した会でした。旧知の友人でもありリスペクトしている元教員の議員が進行を担当、私自身も質問もさせていただき、非常に学びの多い時間になりました。

有料の企画でしたし、その場のみでの資料や話も含まれる内容でしたので、先日のJIAMでの学びなどと同様に細かな点は共有できませんが…奈良県大和郡山市、そして神奈川県鎌倉市の教育委員会の皆さまによる説明などを伺い、非常に活発な質疑応答の時間があって終了という流れ。以下は主催者であるNPO法人School Voice Projectの公式サイト、イベント案内ページからの引用です。

「不登校特例校」が名称を改め「学びの多様化学校」となった昨年。
不登校の児童生徒が学ぶ場として、全国で設置が推進されていますが、未だ全国24校、うち公立は14校の設置にとどまっています。

▼全国の「学びの多様化学校」一覧(文科省HPより)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1387004.htm 

全国の不登校は、把握されているだけでも30万人を超えており、多様な学びの場に対するニーズは高まっていますが、通常の学校とは違った形式ということもあり、なかなか設置が進んでいないのが現状です。

今回の学習会では、実際に「学びの多様化学校」を立ち上げた自治体と、まさに今立ち上げようとしている自治体の担当者の方をお招きし、具体的な立上げまでの道のりや運営上のポイントなどについてお話しいただきます。

大和郡山市の郡山北小学校・郡山中学校分教室「ASU」、そしてかねてより注目させていただいていた鎌倉市の不登校児童や生徒を対象とした探求学習プログラムである”かまくらULTLAプログラム”の要素を取り入れた新教科導入なども検討している、分校型となれば全国初となる見込みの学校設置計画について…ここだけの話的な内容も含めて伺えました。

津山市議会においては、私以外に力を入れてこの方面の話に本気で取り組んでいるのは髙橋寿治議員くらいしかいないのが率直な印象です。ただ今回の勉強会には白石まこと議員も参加してくれていましたし、津山市教育委員会としても本腰を入れて取り組んでいくとは聞いておりますし、徐々に状況も改善しつつあるとは感じているところでもあります。

だがしかし!

今まさに苦しんでいる子たちと、その家族にとっては…数年先の改善など意味がないのです。ふたつのまちが本気で取り組んでおられることは伝わってきました。

津山市は同じようにできているとは残念ながら思えませんし、現状を踏まえた上での質問で確認もしましたが…やはり予算を割く姿勢からして違うと感じざるを得ませんでした。口先だけではなく、何とか少しでもより良くするためにできることを全てやり、状況改善するのだという決意が感じられた気がします。

私自身、身が引き締まる思いでお話を聞かせていただきました。伺った話を無駄にせず、津山市の状況改善に結びつけていけるように、まずは6月議会での質問に落とし込んでいきたいと思います。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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