未来拓く、みうらひらくです。
観光協会に勤めております、みうらひらくです。
観光協会は一般的な感覚で言えば行政から補助受けて行政業務を補完する、いわゆる外郭団体って認識の人がほとんどだろう。中には行政職員だと思っている人もいるようだけどね。

俺が勤めている鏡野町の観光協会は組織としては任意団体である。法人化されていない事に関してメリットよりもデメリットの方が大きい気がしないでもないが…非常にフレキシブルに動けるという点はメリットちゃメリットか。
少し前に大騒ぎになって世間を騒がせていた徳島市の阿波踊り狂騒。あまり話を聞かなくなった昨日になって一つの記事を読んだ。
騒動がなくても阿波踊りの観光客は減少した、根深くて単純な理由 (1/6)
この騒動で観光協会の名を見聞きして「観光協会って悪い組織だねぇ、さすがお前が働いているだけあるな!」と言い放ってくれた東京の友人がいるが…まぁ、一般的な感覚としては正直そんなものだろう。
徳島市の観光協会は公益社団法人化までされたしっかりした(?)組織だった。津山市あたりの観光協会は同じように組織化されているが正直…鏡野町のソレとは組織としては様々な意味でレベルが違うと思われる。だがそんなことは世間一般の皆さまにとっては関係ない。
あれ?観光協会って三浦が働いているって言ってたところじゃね?さすがだわ、悪だわ〜!
明らかに俺個人のイメージがネガティブな方向へと進む理解を増幅させているが…別の場所の別組織であっても、同じ名前であれば多くの人が同じイメージでザックリと大枠を捉えてしまうのは事実である。
例えば先だっての豪雨災害により、岡山県全体の観光業界が深刻なダメージを受けている。実際に島根県あたりでも「岡山県全体がかなり酷い状態なのだと思っていました。」と観光業従事者から聞いた。
上記リンク先の阿波踊りに関する記事は全面的に賛同できる記事ではなかったが、興味深い考察ではあった。
記事内で言われるところの「昭和の見物型観光」も、「体験型観光」も、それぞれにニーズがあることは事実だ。それぞれの市場規模やコストなど経済効果を検討することなしにグダグダ書いても机上の空論でしかない。
ただ、無料に疑問を呈する姿勢には大賛成。
無料で継続できることならともかく…無理した無料は”悪”である。
”無料で〇〇します”を信用しない。
昨今業界内で正義であるかのように言われている体験型観光には鏡野町でも力を入れているが、費用対効果は満足できるものではない。
どちらが正解ということもないだろう。ニーズは常に変化する。
視野を広く持ち、敏感にニーズに応えていくことは、伝統文化等を大切にすることと相反するものではないと、俺は思うけどね。
白か黒かじゃなくて、選択肢は多い方が楽しいと思わない?
本日はこんなところで。また明日!