未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
先のエントリーにも書いた通りですが、津山市議会の会派ツヤマノチカラの3人揃って、九州…まずは熊本市に出張しています。
くまモン、いたるところにいます!
今回の九州は三つの自治体に伺う予定でして、会派メンバーもちょうど三人ですから、それぞれの自治体の取り組みについて一応の主担当者を決めた上で臨んでおります。一番手となる、熊本市の担当は…何を隠そう私でありました。
熊本市教育委員会がスゴいからね!
興味がありまくっていたので…事前の予習もバッチリです。とにかく遠藤洋路教育長がスゴくて注目し続けているのですが…教育委員会定例会のYouTube中継などをはじめ、基本的にはあらゆる情報を公開していこうという姿勢が随所に表れている取り組みの数々は、全国的にも非常に高い関心を集めているところ。教育関連のテーマで議員仲間と話をする際には、先進自治体の一つとして必ずと言って良い頻度で名前が出るのが熊本市なのです。

前例にとらわれず、誰のための、何のための施策であるのかを内外に明確に示した上で、素晴らしい取り組みを次々と行なっている熊本市教育委員会ですが…その中でも、私自身が継続的に取り組んできている校則、そして生徒指導に関してのアプローチがまた秀逸すぎるのです!
遠藤教育長ご自身のお言葉で取り組み意図を説明した動画をはじめ…様々な興味深い資料が公式サイトに惜しみなく公開されていますので、興味のある向きはどうぞご確認ください。
ICT関連でも、コロナ対応の素晴らしさなどで熊本市の教育委員会の仕事は書籍化されるほどに注目を集めているわけですが…様々な面で学ぶべきことが多過ぎてとても書ききれません。安東議員・田口議員からも積極的な質問が幾つも飛び出し、ご担当者の皆さまには、限られた時間の中で校則や生徒指導に関してだけではなく、色々と難しい問いかけにも答えていただき、非常に感謝いたしております。
津山市教育委員会でも目指す人材育成の方向性として打ち出しているような、みずから考え主体的に行動できるような人を育むために…どうしていくべきか?
決してルール等を変えること自体が目的ではないけれど、不可解なルールや理不尽な規制は不要で、自分たち自身の頭で考えて行動し、より良いもの、その時に合ったより適切なものに作り変えていくことがより良いコミュニティの維持には継続的に必要であり、こうした取り組みを行ったという経験はその後の人生の糧としても非常に意義深いものになっていくと期待できるという話など…ご説明いただいた内容は、激しく頷けるものばかりでした。




小学校の段階で、中学校に存在する校則について話し合う、まず当事者である子どもたち自身がルールが存在する理由を考えるというアプローチは、以前仲間内でも話が出たことがあったのですが…本当に素晴らしい取り組みだと感じます。今年度も中学生との交流の場も予定されていたものの、コロナのために中止になったそうで残念。中学生にとっても、小学生へと校則の存在意義を説明する過程は、ルールの意味をしっかりと理解してないとできないことなので、双方にとって価値がある活動だと言える意義深い試みです。


子どもたちだけでなく、保護者や現場の先生方の意識も少しずつ変わってきているそうです。保護者はもちろん、教育現場においても賛同してくれる方々ばかりではないのは事実だとおっしゃっていましたが、だからこそ上で紹介したように、教育行政のトップである教育長がみずからの言葉でメッセージを事あるごとに発信することには大きな意義があると考えています。
津山市の有本教育長も熊本市には関心を持っておられたと聞いていますし、津山市教育委員会でも、何度も何度もお願いしてきた教育長みずからの言葉によるメッセージを含めた動画配信という取り組みにも、このたび着手してくださいました。
11分半ほどある動画ですが、盛り沢山の内容を頑張ってまとめてくださっています。教育長以外にも普段からお世話になっている教育委員会の面々も登場されますし…当ブログでも何度も紹介してきている、現在津山市に逗留してくださっている世界的アーティスト、武藤順九先生のお姿も。
是非ご覧ください!
まさしく津山市のこれからの教育のため…今後の津山議会の現場で熊本市での学びをしっかりと生かしていきます。
本日はこんなところで。また明日!