未来拓く、みうらひらくです。
政務活動費って聞いたことあるけど…それ何なの??って人も、当然いるよね。
津山市のウェブサイトによると。
政務活動費とは、地方自治法の規定に基づき、議員の調査研究その他の活動に必要な経費の一部として交付されるものです。
ふむふむ、議員の調査研究その他の活動に必要な経費ねぇ…。
ん…その他の活動??

この”その他”ってのがミソなのかねぇ。
つっても生活費に充当しちゃマズイでしょ。
生活費と政活費(政務活動費の略称)には線引きがいるでしょ。
必要な経費の範囲が一般常識からかけ離れた感覚の人が少なくないから、こんな状況になるのよね。
当ブログでも、政務活動費に関しては何度も取り上げてきましたので…今更感満載だけど、こういうのは大事なこと。
自分の中での当たり前が、誰かにとっても当たり前だとは限らないから。

とは言え、政務活動費を不正に受け取るのがNGなのは当たり前!!
政治とカネ。
度々見聞きする政治家のお金がらみの不祥事。
大きな金額で不正資金の流れなどが報道に取り上げられても…”まぁ政治家なんてそんなものだろう”っていう空気が漂うのも事実。
今や政界の不祥事は珍しいことではなく、だからこそ政治離れが進み…投票率が上がることもない。
誰も政治に期待しなくなっているってこと。

世間を騒がせている、富山市議会の政務活動費不正流用問題。
こういった事件が何度も重なると、政務活動費廃止という方向に世論が動くのは当然の流れと言えます。
「もう政務活動費を廃止するしかない!」富山市議会だけじゃない 蔓延する不正…宮城、山形、奈良県議会でも発覚 埼玉には請求を辞退した元県議がいた
どうせ不正な使い方するのだったら、最初から渡さなきゃいいじゃんってこと。

実に合理的である。
闇雲に減らすことばかりが能じゃない…そんな言い訳をお題目のように唱え、議員報酬や議員定数の削減に反対する議員、あるいは権力者やその取り巻きたち。
よく見る光景、よく聞く話です。
まさしくポジショントーク。
それ普通、お前らが言うか??って話なのよ。

本来それを判断するのは有権者。
選挙の時にしか政治家に興味を持たないと…こーゆー有りえない状態が常態化しちゃう。
政治家にとっても有権者にとっても、最も重要度が高い政治の実務が選挙…となってしまっては本末転倒です。
大切なのは選挙以外の時に何をするか、一体どんな仕事をしているかってこと。

政治家の日常の言動をチェックしていれば、何をやっているか明確にわかります。
当然それには、政治家側が情報発信・情報公開をしていることが必要です。
逆に言えば日常の仕事の詳細を明らかにしないような政治家など、必要ないのではないでしょうか。
選挙はあくまでも、選挙以外の際に”生活への影響力が大きい、政治という重大な職務”を果たす”べき”であるのに適任であると思われる人間を選ぶ選択の場に過ぎません。
不適格な人間にNOを突きつける場でもある。

何の資格もなくとも、多くの票を集めることさえできればクリアできる選挙という試験。
その試験の精度を上げていかなくては…権力の暴走を防ぐルールすら、自分に都合の良い解釈を繰り返す人間ばかりになる。
残念ながら、そんなものではないでしょうか。
少々長くなったので、続きはまた改めて。
それではまた明日!!