母校以外の高校入るってドキドキ!!…文字にしたら何だか危ない体験をした日の日記。

未来拓く みうらひらくです。

朝晩はまだまだ冷えますねぇ…寒い!!
岡山県津山市では昨日雪が舞っていました。
まだまだコタツムリな日が続くかな…どうか皆さまも体調管理にはお気を付けを。

さて、本日午後からは岡山県立津山東高等学校で開催された講演会に伺いました。
NPO法人智頭町森のようちえん まるたんぼう代表の西村早栄子さんによる講話。
その内容を少しご紹介いたします。

森のようちえん…この言葉は初めて目にする方もおいででしょう。
デンマークが発祥の地といわれ、自然の中での幼児教育を行う運動や、その動きを進めている団体の総称だそうです。
地域によりスタイルを柔軟かつ自由に変えつつ、日本中に今現在200ほど存在するとのことでした。

子どもたちが自然の中で過ごす時間を、通常の幼稚園・保育園よりもはるかに多く設ける(…というよりも、ほぼ常に自然の中で過ごす)ことを基本とし、”見守る”保育で自主性を伸ばし…一切の玩具の持ち込みを禁止することで、創造力や想像力といった感性の発達にも効果が見込まれると伺いました。

出生率の低下で子どもを大切に育て過ぎる風潮が生まれ、結果的に過保護になってしまうこともままある現在の日本。
子育て方針は、基本的には親が考えて決めるべきことでしょうが、その選択肢は多い方が良いのは間違いありません。

地方が抱える問題は、人口が少ないゆえに選択肢が少なくなりがちだということ。
これにはやむを得ない部分が多分にありますが、特に教育関係において選択肢を増やすことは、将来のためにとても意義深いことだといえます。

お子さんを『森のようちえん まるたんぼう』に通わせたいがために、智頭町に移住してくる家族も少なくないという理由から…法人設立から3年間の予定だった智頭町からの金銭的補助は8年経った現在でも続いているばかりか、今では鳥取県からも支援を受けているとのお話でした。

移住者増という…数字にハッキリと表れる、誰の目にも明らかな結果を出すことで、智頭町に新しい魅力を加えているともいえる活動内容には魅力を感じました。

少なくとも数十年先の未来において、人口の減少はほぼ避けられないことだといえるでしょう。
その速度から考えて、たった数十人、数百人が一部地方に移住することにどんな意味があるんだという考え方をされる人もいますし…それはある意味では間違ってはいません。

ですが、満足度の高い教育を受けられる施設を新設し、実際に都会からの移住者が増えている智頭町における取り組みは、決して意味がないものではありません。

ハッキリと見えている危機に対して何の対策も打たないことほど愚かなことは、そうそうあるものではないのです。

そこで暮らしていく覚悟がある以上は、何年先かにやってくる可能性が極めて高い状況に対応すべく、その時その時にできること…やるべきことを積み重ねていかねばなりません。

津山市内においても森のようちえんを設置する動きは進んでいるようですので、今後とも注目していくとともに、自分自身も積極的に関わることで、知見を深めていきたいと思っています。

ただ…年間150人ほどの視察や、こうした講演会の依頼もある、いわば成功例といえるであろう智頭町における森のようちえんですら、地元智頭町から入園されるお子さんは非常に少ないと聞きました。

西村さんご自身も同じ趣旨のことをおっしゃっていましたが…地元の人間にとっては、そこに森があるのは当然のことであり、やはり魅力に乏しく映るのかもしれません。

地域住民を置き去りにした計画になってしまっては本末転倒ですが、何事においても魅力的な選択肢を増やすことは、幸福量の最大化という目的を目指すにあたって非常に有効な手段です!!

これからも選択肢を増やすために様々な角度から見て、考えて、行動していくつもりですので、皆さまからの情報提供やイベント参加等のお声がけもお待ちいたしております!!

しかし…母校ではない高校にお邪魔するのは高校卒業から20年近く経った今でも、何となく緊張しました。

しかも高校時代の恩師にも遭遇するというおまけ付き!!
人間いくつになっても…先生は先生ですよね。

ま、それでは本日はこんなところで。
また明日!!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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