議会は変わるのか?議員はどうあるべきか?色々と難しさも感じたけど光明も見えたハードな一日の備忘録。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

予想はしていたものの、今日は予想を上回るレベルで超忙しい一日でした。

朝イチの約束が8時からあり…10時からの議会運営委員会のために登庁したのは開始15分前くらい。これは30分弱で終わりましたが、11時からの議案説明会がたっぷり1時間半近くかかりました。

議運では津山市議会の3月定例会は2月26日に開会し、会期は3月19日までの23日間。質問戦は3月4日から8日までの予定とすることなどが決まっています。開会初日に上程される議案は58件。当初予算18件、補正予算12件、条例14件、その他14件の大ボリューム。私たち議員はこれらをチェックした上で、質問していかねばなりません。

そして、その後には議長の招集により、全議員による非公開での議員間討議を行う場が設けられました。

議員会議です。

議員会議は非公開の場ではありますが、秘密会ではないとの見解が議長から示されたところですので、全部を書くわけにはいきませんが…可能な範囲で議論の内容を共有します。

非公開の津山市議会の議員会議、その内容を共有!4つのテーマについて君はどう思う?ご意見常時募集中!

2024-01-16

前回の議員会議で提示された4つのテーマについて、各会派からの見解が示され、45分ほど議論がなされました。その結果としては概ね下記のような感じになりました。

逮捕・勾留等された場合の議員報酬

私自身が提案させていただいた件ですので、当然に議員会議の場でも、こうした場合には報酬や政務活動費は止めるべきだと主張してきました。会派としても一致した見解で臨みましたが…今回改めて確認していただいたところ、大変多くの賛同議員が得られた状況でしたので、時間は掛かりましたが恐らくこれは間もなく実現できるはず!

委員長手当の新設

前回書いたように反対でした。賛成される議員もおられましたし、議長・副議長・監査役の報酬を削って、その差額を充当する…つまり新たな出費を伴わないのであれば、良いんじゃないのというユニークな提案も飛び出しましたが、結局は本来のあるべき姿…各人しっかり仕事をして、それで報酬が少ないと言うのであれば報酬審議会(つまり外部審査)にかけて判断していただくべきという話になり、結論として本件は取り下げとなっています。

芸術・文化に関する議員連盟設立

どういう意図でこのタイミングで出てきた話なのか…どういった組織を目指して、そしてその議連は何を行うのか?結果としてどんな効果を生み出すと期待するのか?全くと言って良いほど見えない中では判断のしようもなく、ツヤマノチカラの会派内でさえも色々と意見が出ました。果たして同僚議員の皆さまからも同じように様々な反応があり、結果的には、議長プロデュースで検討材料となるような関係各位との懇談会のような場をセッティングしていただき、改めて判断するという流れになっています。

ハラスメント防止条例の制定

言うまでもなくハラスメントは許されないことですし、マイノリティー支援をはじめ、個人的にも理不尽に虐げられている方々をサポートしていく取り組みには注力し続けてきているところではありますが、芸術・文化に関する議連の話同様に、どういう意図で今、このタイミングでそれが津山市、あるいは津山市議会に必要なのか…合理性や妥当性について説明が一切なされておらず、どういったものを想定しているのかも示されていない中では議論のしようがないため、提案者に詳しい説明を求めました。要は「近隣自治体などが作っているから、などという理由なら不要!」だと断じさせていただいたということです。同じように主張される議員、会派もあり、この件については継続審査的な感じで…お茶を濁すようなまとめ方になった印象です。

そんな議員会議閉会閉会後には即、私が委員長を務めさせていただいている議会活性化調査特別委員会を開催しました。

こちらは議会活性化、いわゆる議会改革全般を所管するために特に必要がアリという判断で、ゆーてもずっと設置され続けている委員会です。14時から15時まで1時間みっちり…毎度のことながら非常に闊達な意見が飛び交ったところです。本日は主に3つのテーマについての議論がなされましたが…この会議の内容を詳しく書いていくと1万文字くらいになると思うので、ちょっとまた改めて別日に書きます。

何じゃそりゃと感じることも色々とありましたが…毎度のことと言えばそうかな。前向きに捉えれば、多様な考え方を持った議員が集まっている議会だからこそ、住民代表の場として価値があるとも言えますしね!

ま…どうしても、前に進めたくない人がいるんだなとは思いますけど。

だからこそ変える価値がある、やり甲斐があるとも言えますけどねッ!

議会活性化調査特別委員会の後、終わってすぐに15時からの部活動の在り方検討及び地域連携・地域移行推進会議の傍聴に駆け込みました。こちらに関しても言いたいことが沢山あるけど…本会議にとっておきましょうかね。今回の質問でも当然に(?)教育関係にはそれなりの時間を割くつもりで考えています。

その会議が終わったのが17時前…そこから少し時間が空いたので、会派控室において市民相談と事務仕事諸々の対応。パソコンに向かっていると寝落ちしてしまいそうになりましたが…コーヒー飲んで頑張って、19時から津山市議会の会派市民が第一の同僚議員各位が主催された、市民の皆さまとの意見交換会的企画に参加せていただきました。

ここからがスタート!4年数ヶ月越しの妄想が実現!議会を身近に感じられる、ツヤマノチカラの議会遠足。

2024-02-14

会派での取り組みと言えば、先だってツヤマノチカラでも議会遠足を実施したばかりです。

会場にはその議会遠足にも参加してくださっていた方がおられたり、何名か見知った顔の皆さまとお会いすることも出来ました。その場でも議会遠足はとても斬新で良かったと言っていただけたりしましたが…何しろ私自身も今回、他の会派が主催する交流会に参加させていたくこと自体が初めての経験でしたので、勉強になりました。同僚議員の諸先輩が市民の皆さまを前に、伝えたいことや主義主張をいかに理解してもらおうとするのかを間近で見せていただく体験は新鮮でした。

会派代表の河村美典議員が話される時間が長かったですが、秋久憲司議員、河本英敏議員、近藤吉一郎議員、政岡大介議員、丸尾勝議員、それぞれに異なる空気感を生み出しての独自のアプローチでお話される流れには、6人それぞれの個性も出ていたように思います。

会の終了後に少し、参加された皆さまとお話させていただくなどしました。議員になる前から注目してくださっていたと温かいコメントをくださった方もおられるなど、有難い時間を過ごさせていただいたので、市役所駐車場を出たのは21時頃になりました。その後にも一件、どうしてもと言われていた約束があったため、家に帰って落ち着いたのは23時過ぎになりましたが…ハードながらも充実した一日でした。

最後にもう一つ、本日は谷口市長の定例記者会見がありました。

動画をご覧になることができない方は、こちらから会見内容の文字起こし(原稿?)をご覧いただけますので、ご確認ください。

幾つもの重要な案件について触れられている中で、市長も整備基本計画について言及されていますが、先だってのエントリーでも少し触れていたように、津山市公式サイトにおいて、このところ市民の皆さまからも大きな関心ごとの一つとしてお声をいただくことが多い…久米地域に建設が計画されている市民プールについて、詳しい資料が本日公開されています。

こちらも是非、こちらから…ご関心のある方はご自身でもご確認ください!

本日も様々な場面で、このプールに関する話題は取り上げられまくっていました。3月議会でも最大の論点になることはほぼ確定事項と言って良いと思っています。

それこそ俺も久々に、またわかりやすく動画で発信しようかな!

色々とトピックがあり過ぎて少々長くなりましたが…本日はこんなところで。また明日!

Pocket
LINEで送る

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

コメント