未来拓く、みうらひらくです。
先日、鳥取県を中心に大きな地震が発生しました。
震度に鑑みれば、被害は比較的軽く済んだ方だと思います。
今回の地震で被害の大きかった鳥取県の倉吉市や湯梨浜町などでも、亡くなられた方はいないようです。
負傷された方や避難されている方がおられ、自宅などが甚大な被害に遭われた方もおられる中で、軽々なことは言えませんが…不幸中の幸いと言える状況ではないでしょうか。
同じレベルの揺れが首都圏で起こっていたら??
想像したくない話で、想像する必要もないだろう話ですが…結果は全く異なっていたでしょう。
自然災害が少ないという点は、岡山県をはじめ近隣エリアの移住・定住促進に向けた大きなセールスポイントでもありました。
東日本大震災の後、実際に岡山県への移住者が急激に増加した背景には、地震をはじめとした天災が少ないという理由が大きく関係したと考えられます。
岡山県民の実感として…確かに自然災害の類は多くないと思います。
何だかんだ言いつつも、台風も結構逸れてくれる。
晴れの国おかやまとして、天候が穏やかである点も県としては推しているようです。
ぶっちゃけ、その実感はないけどなッ!!
東京で15年以上生活して、岡山…ってか津山市に戻った際に感じた違和感。
細かいことを言えば少なくないけど…驚くほど異なったのは、何と言っても水でした。
東京の水が美味しくなったとかって話も見聞きしますが…田舎の水はやっぱり全レベルが然違う。
これには共感してくれる都落ち諸氏も多いことだろう。
もちろん飲んでも実感できるけど…風呂入ったら明らか。
やっぱ風呂って大事。
リフレッシュできるもんね、1日の疲れを洗い流す的な。
時には面倒でシャワーだけで済ませちゃうこともあるけど…やはり湯船に浸かりたい。
今夜、まだ風呂に入っていない状態でコレ書いていますが…。
そう思うのは私が風呂…ってか温泉好きだからってことだけではなく、日本人の多くの方に共感してもらえる感覚ではないでしょうか。
被災した際なんて、本当にそういうちょっとしたホッとできる時間が大事になるんじゃないだろうか。
何度も何度も繰り返す余震。
身体的にも精神的にも疲れは溜まる一方。
そんな時に、温泉に浸かれたらどんなに良いだろうか。
真庭市と湯原町旅館協同組合の取り組みは非常に素晴らしいと思う。
今回の地震で、最も揺れが大きかった鳥取県中部地域(倉吉市・三朝町・琴浦町・北栄町・湯梨浜町)にお住まいの方々に対して、当面の間は真庭市内の温泉施設を無料開放するという内容!!
こうした動きに対して「パフォーマンスだ!!」と批判するのも、「震度5強だったエリアの温泉に行っても同じことだ!!」と文句付けるのも…簡単なこと。
…で??
君は、何をするの??
素直に評価することができないものでしょうか。
実際コレ、とても素晴らしい取り組みだと感じるのは…おそらく自分だけではないはず。
超いやらしい話だが…自治体のイメージアップにも繋がるし、こういう時に受けた恩は忘れないもの。
もちろん、真庭市が恩を売っているって意味じゃないYO!!
ぶっちゃけ、私には思いつきもしなかったアプローチでした。
だからこそ単純にスゲぇと思う。
これも一つの地方自治の形。
実際に自治体内でコンセンサスを得て、こうした誰もがわかりやすい発信をすることができ、そして既存の施設を利用して被災された方々のためになりうるアクションが取れる。
居住地からも勤務地からも…真庭市はお隣の自治体です。
東日本大震災がきっかけで政治の道を志した私にとって、あまりにも眩しい対応でした。
これが政治。
何をするか??
机の上や頭の中で、ごたいそうな理屈をこねくり回していても…そこには何の価値もない。
君は何をするの??
そして…俺は何をするの??
いや、何をするべきか??
自分自身で考えられることがある。
むしろそれは自分自身にしか、考えられないことです!!
それぞれにできるアクションがあります。
当然、何もしない自由もある。
そもそも、何にしたって…押し付けられてするのは不自由以外の何物でもなく、良い結果に繋がらない。
それでもあえて言おう…大事なのは行動に移すこと。
熟慮した結果として行動に移さないのと、漫然と何もしないのでは…はた目には同じに見えても全く違うッ!!
やれることをせず…後悔することだけはしなくないものです。
本日はこんなところで。
また明日!!