鶴山公園・津山城跡運営かくあるべし。無料化の先にある収益化。

未来拓く、みうらひらくです。
花よりオナゴが座右の銘、みうらひらくです。

以前から言い続けていることを簡潔にまとめた昨日のエントリー。

春&秋イベント時の鶴山公園入園料は上げ、通常時無料化すべき。

2018-03-29

津山市のランドマーク的スポットである鶴山公園への入園料を、春と秋のイベント時のみ300円→500円に値上げする代わりに、通常時は無料にしちゃおうぜという提案だった。ただ、タダは思った以上に魅力的なのか評判が良かったので、本日は改めて最新(2017年)のデータを元に検証してみよう。
鶴山公園への入場者数は158,433人だった。しかしこれは延べ人数による総数で、年間パスポート利用者や無料入園の人たちも含まれる。

よって本来はあり得ない設定だが…わかりやすく条件を統一するため、全員が入園料300円を支払ったものと仮定しよう。ちなみに中学生以下と、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と付添いの方(1人まで)は入園無料である。

4月の入園者数は97,232人だった。その内で、さくらまつり期間中(4月1日〜15日)の入園者は93,960人。

もみじまつりが開催された11月は15,245人。5月もGWに肉食っちゃおうぜってイベントがあった効果で12,129人と健闘したようだったが…それでもやはり、4月と11月だけで112,477人。

1年の7割以上の入園者をこの時期に集めていることになる。
さて、昨日の提案を売り上げに落とし込んで検証してみよう。現状の売り上げはこうなる。

158,433人×300円=47,529,900円

続いて4月と11月だけ500円にした場合。

112,477人×500円=56,238,500円

ほらごらん!
結果として勝てる。十分勝てる。時期をヅラズラしてもイケるだろう。今年のように桜の開花が早い年は3月25日〜とでも何とでも出来る。

絵に描いた餅だと?

300円なら行くけど…500円になったら行かない。そういう人もいるかもしれない。だが、それが何だ?300円でも行かない人は行かない。

花見のピーク時期&紅葉の一番良い時期、その期間だけ入園料を頂戴いたします…その代わりに通常時は入園を無料化いたします。維持管理には費用が掛かりますので、何卒ご理解いただきますよう、お願いいたします。

これ、理解できない奴なんているの?
いるんだろうね。だが事実…何事にもコストが掛かる。

言うのは簡単だが、実際の運営はそんなに簡単なものじゃない。それはやってみないとわからない部分もある…つまりは俺も部外者だ。だが、この提案には津山市民の夢が詰まっていると思う。

通常時は入園無料になることで、日常の散歩やデート、健康維持やリフレッシュのために鶴山公園を訪れる人は格段に増えるだろう。それは津山市民にとって非常に歓迎すべき良いことではないのか?

いつでも気軽に津山城跡に行くことができるなんて最高じゃないか!

駐車場の整備など、すべきことが出てくるのは当然だ。だが当然すべきことなのだ。そこを解決してこそのプロフェッショナルであり…”おもてなし”ではないだろうか。

そして確実に、春&秋のイベント時以外の観光客も増える。これは断言しても良い。バスが何台も立ち寄ってくれるようになるだろう。少し観光の知識がある人間なら、その光景は目に浮かぶはずだ。

入園者が増えれば、マネタイズのチャンスはいくらでも生まれてくるぜ?

入園料で目先のケチな数字を取りに行くよりも、もっと大局的な見地に立つべきだ。過去10年間、年間入園者数が18万人に届いたことはない。しかし、この施策を打つことで20万人すら見えてくると俺は信じる。

ちなみに鶴山公園の桜は既に思いっきり咲いており、もはや花見に超良い感じだと言える状況だ。

4月1日のオープニング初日が最も見頃に適した時期になるのではないかという声も聞かれている。混雑が予想されることもあり、さくらまつりのスタートを待つことなく、既に花見を済ませたという友人もいる。

今年のさくらまつり期間中の入場者数はどんな結果になるだろうか?

開花が早かったから…ってな言い訳は、聞きたくないところです。それでは本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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