未来拓く、みうらひらくです。
アメフットという呼称には逆に違和感しかない、みうらひらくです。
新聞の見出しでその表現を見たときは誤植かと思ったくらい。いくら日本アメリカンフットボール協会が使って欲しくないと言ったところで、アメフト>アメフットの図式は権力介入なしには変わり得ないでしょうね。
さて、これはどこの政治の世界の縮図だ…と思ってしまうような報道が続いている昨今。日本大学のアメフト部の選手が超悪質なタックルを相手チームである関西学院大学の選手にブチかまし、大問題になっていることは、もはやアメフトに全く興味がない方でも多くの人がご存知でしょう。
ルールを知らない人間が見ても驚愕するレベルのヒドさ。マジで選手生命やその後の生活に影響しかねないじゃんと思っちゃう行為。許されることでないのは明らかですが、とりあえず大事に至らなかったようで何よりです。”反則”を犯した当事者である選手の陳述書の全文が公開されています。
危険タックルの日大アメフト選手「1プレー目で潰せば出してやる、と言われた」(陳述書全文)
悪質タックルの指示を出した”らしい”監督が日本大学の権力者であることや…不誠実な対応に業を煮やして訴えを起こしたタックル被害にあった選手の父親がおおさか維新の会の大阪市議会議員であることなどにスポットが当たり、やたらと複雑な問題に見せかけようとしている向きもいるようですが、コレはシンプルな話。
権力者のジジイが、自分ができない行為を元気な若者に無理やり代行させて、怒るべき人間が怒っているだけでは?
あえて言おう…本質的には、よくある話。
息子に対して殺人タックル(あえてそう呼びましょう)を仕掛けられたら、ブチ切れるのは当然でしょう。親の職業など一切関係ない話。即訴えるわけでもなく…むしろ我慢した方ではないかと。色々言われることわかっていて出てきたのは、もちろん色んな意味でその方がコスパが良いという判断があったことは明確ですが、別にそれは当然の話だと感じます。
しかし一方。
責任?何それ?
そんな感じに受け取れる対応をする方もいるのです。
日大アメフト部・内田正人監督の辞任会見は、なぜ誠意が感じられなかったのか 臨床心理士が言外の「仕草」を分析するこのご時世、62歳は老人と呼ぶには若い。本日のエントリーのタイトルは”逃げる老人”としようかと思ったが老兵に変えました。老兵には文字通りジジイという意味もあるが…経験を積んだ強者という意味もあります。
老練な監督の度が過ぎる勝利への執着(≒権力への執着)が、この事件を引き起こしたことは間違いないでしょう。
極めて低い可能性だと感じられますが、記者会見した選手が大嘘を言っているという推測も成り立ちます。
きちんと釈明しようって話。上記リンク先を参照するまでもなく、本気で誠意を見せるためには自分自身の言葉で、本当のことを正直に話すしかありません。どんな業界の、どんなシーンでも同じこと。政治家の皆さんはスポーツの世界の話だと思わず、自身に置き換えて考えてほしいものです。
他山の石…もちろん俺自身もですけどね。
それでは本日はこんなところで。また明日!