クセの強い私が嫌われたくない皆さまに提案する、楽しい生き方。

未来拓く、みうらひらくです。
今年初めて半袖一枚で出勤した、みうらひらくです。

本日はLGBT講演会のアンケートに対しての所感まとめ第2弾。前回記事やアンケート内容は以下からどうぞ。

”普通”の物差しは十人十色。感想も人それぞれで良いぞって話。

2018-05-21

内緒で公開?LGBTアンケート!興味本位歓迎、覗いてみてね!

2018-05-20

ゴールデンウィークに開催したLGBT当事者である男性同性愛者(ゲイ)の竹内清文さんの講演会。その際にご協力いただいたアンケートの内容から、個人的に気になったポイントを抜き出して、感想めいたものを書いている。

超感謝!LGBT講演会大成功のご報告。周りと違っても大丈夫!

2018-05-04
それでは早速所感を綴っていこう。

SNS等を通じてセクマイ(※セクシャルマイノリティーの略称、性的少数者のこと)のことを発信

お母さんのススメで参加してくれたという10代の子の言葉。講演会でも超熱心に話を聞いてくれていたし…講演会終了後、長蛇の列ができた竹内さんとの記念撮影&サイン&個別相談タイムの一番最後まで残ってくれ、非常に意欲的に今回の企画に参加してくれた1人だった。丁寧にお礼を言ってくれて、笑顔で帰っていった姿を忘れない。あの子のような人たちが窮屈な思いをせず、のびのびと自分を発信できる空気感を、この岡山県北部の田舎町でも醸成していければなと強く思う。

ひとりじゃない

これは津山市在住のLGBT当事者の方の言葉だ。自分だけが異なった感じ方をすると思ってしまうのは非常に心細いものだ。俺のような図太い人間ですらそう思うのだ。人生最大の悲しみは孤独だと言ったソフトバンク創業者・孫正義さんの考え方に共感できるのは俺だけではあるまい。例えば平成27年の国勢調査で103,746人だった津山市の人口に、LGBT層の人たちの割合として竹内さんの用いる5%という数字を当てはめると、LGBT当事者数は5,187人ほどになる。大丈夫、絶対にひとりじゃない。

両親にカミングアウトしました。とてもつらかった。でもそれ以上に両親が心配です。親も孤独。当事者はSNSや出会いの場で多くの悩みを友人に言えますが、親が言えないことが心配。

凄く大切な話だと感じたので、めっちゃ引用している。根拠のない差別や偏見に晒されているLGBT当事者が孤独であることは言うに及ばずだが、親をはじめとした近親者、友人などもカミングアウトを受けて思い悩むことがあるのだ。 若い世代は相談する先が比較的多いかもしれないが、ある程度年輩の方々は、様々な意味で、悩みを誰かに相談することが難しい。これが現実ではないか。

数年前レズビアンの友達から愛の告白され、初めてLGBTを意識。少しでも分かりたくて話を聞きたくて参加。

いくら人口の5%存在したところで…LGBTというテーマは、俺や私には直接関係ないと思う人は少なくないだろう。しかしそんな人も、もしかしたら愛の告白を受ける相手になるかもしれないのだ。LGBT当事者と極めて近い関係になる可能性は、誰もが持っている。以前も取り上げた悲しい事件のようなことがあってはならない。この件を取り上げた際に、男女間でもよくあることじゃんという指摘を受けたが…同意できない。この問題の根底には、明らかな差別や偏見の影響があると俺は考えている。

男らしく女らしくという言葉には、いつも抵抗をもっていた

〇〇らしくあれ…という言葉には、基本的に抵抗を持って良いんじゃないかな。共同幻想でしょ、そんなもの。強いて言うなら”自分らしくあれ”だ。要するにあるがままの自分で良いじゃないかってこと。他人に言われるような話じゃない。最低限のルールさえ守れるならね。

LGBTにかぎらず、全ての人との接し方で大切な事を教えていただけて良かった。ワークショップ、参加者交流会の開催を希望。

前回も書いたが、こう言っていただけると素直に嬉しい。まさしく意図した通りのことを感じていただけたので最高である。そしてワークショップ的な企画はやってみたいところ。もう少し具体的な話をざっくばらんにできる交流会も良いなと思っている。

兄が最近女になりたいと女装はじめた。自分らしく生きれる世の中になれるような講演会をして頂き、本当に有難うございました。

女装とLGBTはまた少しニュアンスが異なるかもしれないが、全ては人それぞれ。今回はお兄さんの都合がつかなかったらしく、次回はお兄さんと来たいのでまた是非岡山県内でとの熱い要望をいただいた。そう思っていただけたのは有難いことだ。東京ならいざ知らず、岡山県内では確かに色々と難しいのは容易に想像がつく。

結婚ができない日本で将来に対して不安

同性パートナーシップ条例などは都会を中心に少しずつ増えているが、まだまだ理解が進んでいないのが実状。法整備は簡単な話ではないが、この不安は凄まじく大きなものだろう。速度感は何よりも求められるところだ。

異性愛者でなくとも子育てがしやすい環きょう作りや、一つの例として頑張っていきたい

これは実は前節、結婚について不安を抱いているのと同じ方の感想だ。この前向きさには率直なところ驚き、感服した。大きな変化を起こすためには当事者の姿を発信すること、当事者が声を上げていくこと、そして周囲を巻き込んでいくことが必要不可欠である。

カミングアウトを受け悩んでいる親や職場、友人といった方々が、もっとこういった講演会の存在を知ってほしい

別の方の感想とも被る部分があるが、これも前節前々節と同じ、当事者の方のコメント。もの凄い勇気を必要とするカミングアウト、それを受ける周囲…双方が悲しい思いをすることがないように、まずは知ることが超重要なのだ。

今の社会、こうあるべきという考え方も多い中、自分自身もそのワクにとじこめて型にはまった生き方、成長をしてきたのではないか

とても示唆深いコメントだった。俺自身にも言われているような気がして、考えさせられた。実際に俺の中にも”こうあるべき”だと考える自分や社会の姿というものが存在する。多様性を容認しようぜ、選択肢を増やしていこうぜなどと言っておきながら、それが事実だ。でも、それを受容することこそが多様性であるとも思う。皆が自分自身のありのままの考え方…つまり、ある程度は”こうあるべき”といった思いも抱えながら、受容できるところは受け容れ、受け容れらない部分には抗っていく…それで良いのではないだろうか。

性に関する事だけでなく「自分らしさ」が大切

その通り。言ってしまえばこれが結論。その”自分らしさ”を誰かに調整させられたり、無理やり押し殺すことを強要されることがあってはならない…ってのが俺の持論。まぁ現実的には”自分らしさ”なんて決して自分1人だけで作れるものではないのだけどね。

小さい頃からいい子で人に嫌われたくない思いがとても強かった私は自分らしさを出せない時もあり、それを出していいんだな、人と違う思いでもいいんだと、そして他の人もたくさんの思いを持っているんだなと感じました。

俺も人から嫌われたくないという思いは超強かったですぜ…こう見えてなッ!自分らしさを出していけば、確かに誰かに嫌われることはある。でも、誰かに超好いてもらえることもあるのです。その方が絶対楽しいぜ。好きでもなく、嫌いでもない無味無臭な人間になんて、なっても面白くないし…本当はなれるわけないのです。

周りと違っても、大丈夫。

何度となく講演会ネタを取り上げましたが、ようやく一区切り。お付き合いいただいた皆さま、有難うございました。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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