未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
今日も続く、やり切れない悲劇の報道。いちいちリンクを貼る気にもなりませんが…本当に全く当事者ではない人間にまで、心に痛みが突き刺さるような事件が起きる世の中です。
悲しい事件や胸が痛くなるようなニュースが報じられるたび、誰1人として得をしていないじゃないか…こんな報道は止めるべきだという声を毎回見聞きします。
実際には得をしている業界の関係者もいるのかもしれませんけど…たとえば3.11や昨年の西日本豪雨の時など天災時にも感じたことですが、需要と供給…その辺りは非常に難しい部分だと考えております。そしてこの時にも物議をかもしたエントリーを書きました。
ただ…人の手によって大切な誰かの命が奪われたとしたら、天災などの場合以上に諦めがつかないのではないだろうかと、個人的には思っております。
本当は考えたくもない話ですが。
被害者、お亡くなりになった場合は遺族の方たちも当然ながら…そこまでに至らずとも記憶を消し去りたいと願う当事者の方々は少なくないでしょうし、知る権利等よりも優先的に守られる尊厳が人間にはあるはずだとは感じているのが正直なところです。
人が死ぬ…亡くなったのが誰であったとしても、誰かが悲しむことは確実です。しかし子どもが被害者となっている事件に対して、特に胸が痛くなるのは私だけではないでしょう。
計画的に圧倒的弱者をターゲットに定め、その命を奪う。あるいは一生消えないであろう恐怖の記憶とトラウマを残す。
どう考えたところで、決して許される所業ではありません。
しかしながら非常に残念なことに、このような惨劇…痛ましい出来事は、どうしたところで100パーセント防ぐ手立てはないのです。
つい先日、大阪の人気テーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、今後は入場ゲートで手荷物検査を行うという報道が出ていました。G20で警備強化するための決断だったようですが、今後は通常時も継続的に実施していくとのこと。
コンサート会場などでしばしば行われる、アリバイ作りにも似た形だけの検査であっては意味がない気もしますが…こうした面倒なプロセスが必要とされる時代になってきているのが実際のところなのでしょう。
以前も悲しい報道があった際、やりきれない気持ちを綴ったエントリーで本日同様にゲルニカをアイキャッチ画像に使わせていただきました。
何だか余計なことを書いてしまいそうな夜…当ブログでは死刑についても何度も触れたことがあります。
死刑は非常にセンシティブなテーマです。できることならそんなことを考える機会などない方が幸せに決まっています。
卑劣極まりない行為による被害を少しでも減らしていくため、できることは何なのか?
政治の世界でも安倍首相が「社会の不安を払拭するため、できることは迅速に、何でもやるという気概で臨んでほしい」と文科相らに求めたという報道が出ていました。
当然の話なのですが、できることは…するべきことは何なのか?
親として、政治に携わる者として、考えても答えが出る問題ではない気もしておりますが…安心・安全というテーマは政治を志す以上考えざるを得ない暮らしの最も基本となる部分であり、そこが守られてこそ自治体の存在価値があるとも言えます。
100点満点が取れるテストでないことは明白ですが…それでもこの問題は、どうしても避けて通れません。
考え続け、ある程度のスパンでその段階での答えを出し…少しずつでも回答をアップデートしていくことで時代と状況が求める最適解に近づいていきたいと考えます。
本日はこんなところで。また明日!