どんな名目でもベースは税金。使途公開は当然、話はそれからだ!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

前回のエントリーで書きました政務活動費の一件については、早速色々とご意見をいただいているところです。

公開は必須!令和の世、津山市も政務活動費領収書公開始めます!

2019-07-31

その中で最も”シンプル&ごもっとも”なご意見を紹介いたしましょう。

政務活動費って要らなくない?

そうなるよね…ハッキリ言ってその通りです。

使途をしっかりと胸張って公開できるのであれば、使っちゃえば良いと思っています。

しかし正直言えば、政務活動費自体は廃止で構わないと考えております。

そう考えている議員も、全国的に見れば実は意外に少なくないようです。下記のアンケート調査は興味深いので是非ご覧ください。

議員2万人のホンネ 政務活動費、いる?いらない?

津山市の現状はそうでもないみたいだけど。

昨日の会議で、政務活動費の廃止という方向性は考えていないのかという私の質問に対しては…誰1人としてその方向性に賛同してくださる方はおられませんでした。

岡山県内初の廃止という選択肢があっても構わないと思っています。

制度自体がイマイチわかりにくいですし、昨日も触れたようにあまりにも悪印象を持っている市民の方が多い。使途の自由度が高いと言われつつも、それが裏目に出て制度本来の意図とは異なる使い方をする議員が後を絶たない。

使用目的は自由じゃないからね。実際問題政務活動費はその使用にあたっての手続き等も煩雑です。そもそも議員報酬と分ける意義に得心がいかないというのも正直な印象です。

ハッキリ申し上げると、議員本人はもちろん…議会事務局のスタッフさんのリソースをかなり割いてまで必要なものだとは思えないのです。

使えるお金が少なくなることに抵抗を示すのは正直、理解できます。

恥ずかしながら、そりゃ私自身も使えるお金が多いに越したことはありません。

しかし、どんな名目であっても…いただいているのは税金ベースのお金です。

使途を公開すべきは当然の話なのです。ま、申し添えておきますと…もっと大きな議会の闇は、もっとデカいものなんですけどね。岡山県民であれば上の表からも何となく伝わるでしょうが…基本的には理屈の上でも影響力が大きな議会ほど、報酬の類も大きくなるものですからね。

ちなみに岡山県議会議員の政務活動費は毎月35万円!

何に使っているのでしょうか?

そして国会議員には、政務活動費よりさらにヤバい文書通信交通滞在費なるものも存在します!

毎月100万円非課税、その上使途の報告義務なしと来たもんだ!

 

透明性の確保などとは程遠い世界がそこにはあります。

その世界の住人たちから言わせると…こーゆーことのようです。

政治関係者A
お前は何を青臭いことを言っているんだ…。
政治関係者B
大先輩含め皆がずっとやってきていることだし、制度上何の問題もないんだから!
政治関係者C
君もこの立場になったらわかるって。

反面教師にさせていただきます。

理想があって、現実がある。

それは事実です。子どもの頃思い描いていた理想的な平和な世界など世界中のどこにも存在しないことは、もはやよ〜く理解しています。

平和ボケしていると言われ、世界的に見れば間違いなく多くの指標で豊かな部類に入るこの日本。それでも現状…大変苦しい置かれた人たちがいることも明らかです。

だからこそ、あきらめるわけにはいきません!

政治とカネの問題に関しては…どれだけクリーンに保とうと制度を整備してもしていても、悪いことをする人間が必ず出てくるでしょう。

誰もが容易にチェック可能な仕組みは必要です。

その整備について論じる場に、決定権を持って関わることができるのが政治家・議員自身のみである時点で…甘い内容になっていくことは目に見えています。

無論私自身を含め、政治に携わる者は聖人君子ではありません。

学校や医療の現場や教育委員会などでも取り上げられがちなテーマですが…たとえば”聖職”と呼ばれるような職業であっても、全ては人間のなすことです。

大人・社会人として、自分自身を律するべく努めることは当然必要ですが…大前提として、自浄作用に期待し過ぎる性善説に偏った制度設計には問題があるのではないでしょうか。

仕組みそのものを見直すべき時機です。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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