市議会議員研修、初のオンライン開催。一点突破から全面展開へ!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

今日の津山市議会では岡山県市議会議員研修が開催されました。通算51回目にして初のオンライン開催。昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点から中止されていた企画が帰ってきました。ちなみに議員になったばかりの2019年の同時期には美作市で記念すべき(?)第50回めの節目となる会が開かれており、参加してきています。

第50回岡山県市議会議員研修会、美作文化センターにて開催や!

2019-08-21

今回は持ち回りにより、たまたま津山市議会が事務局を担当する番ということで、津山市議会の尾髙議会事務局長の司会進行で会がスタート。講師は三重県議会議員を3期、衆議院議員を4期、三重県知事を2期務められ、地方分権の旗手としてその筋では超絶有名な、北川正恭先生でした。

超絶有名人ゆえ…私も今までに何度もお話を伺ったことがあるので、ぶっちゃけを言えば今日はパスしようかなと思っていた部分が正直、直前までありました…しかし結果的には色んな意味で参加して良かったと思っています。

初めてのオンライン開催は、個人的には50回だの51回だのの通しての回数よりもよほど大きな意味を持つと考えていますので…その回が津山市議会担当回だったことは喜ばしい(ただ私や多くの議員は参加させていただいただけで、基本的には議会事務局の皆さまが全ての段取りを進めてくれていたもの)こと。

ほとんどの議員が参加するものなのかなと思っていましたが、実際には津山市議会の場合は28人の議員のうち、今回参加したのは私自身を含めて16名でした。これが多いか少ないかは主観によるでしょう…画面越しの印象でだけですが他の市議会も多くの議員が参加している議会ばかりではなかったと思います。

全国を見渡せば、すでに総務省見解を受けてオンライン委員会を開催した議会もありますし、オンライン化に限らず非常に積極的に先進的な取り組みに”議員個人や会派単位ではなく議会として”向き合っている自治体議会がチラホラあり…今回の講義の中でも先進事例として紹介されましたが…岡山県内にはそうした議会は今のところありません。

つまり端的に表現すれば”岡山県内の市議会は総じて保守的で、特にオンライン化についてはそれほど力を入れて取り組んでいる議会は存在しない”のです。

だからこそ…ってわけでもありませんが、津山市議会が岡山県内15市議会のトップに立ってオンライン化を進めていくくらいの気合いを持って取り組んでいかねばならないと感じています。

実際、津山市議会は6月定例会で県内で初めて…オンライン委員会の開催ができるように条例改正してるしねッ!

県内市議会初!津山市議会ではオンライン委員会が開催可能です。

2021-07-08

岡山県内の他の自治体議会に合わせる必要など皆無

津山市議会議員は言うまでもなく津山市民の代表として議会に送り込んでいただき、それぞれの信じるやり方で、市民の皆さまのために市長を筆頭とした津山市行政執行部と議論を戦わせているわけです。

自治体執行部と議会とは車の両輪のような関係性であること、つまり互いに独立しながらも、対等な関係であり、均衡を保ちながら抑制、協力し合いつつ、市民生活向上のために尽力、活動をしていく2つの車輪のような働きをすることが望ましいと言われています。

我々が最も見るべきは津山市民の方であり、市民の皆さまの生活をより豊かにしてこそ行政や議会の存在意義があることは自明です。

だからこそ、現場でも多くの市民が求めていて、またこの先そのニーズは大きくなっていくことが確実なオンライン化という手段は、行政サービスの向上に必要不可欠な切り口としてできる限り迅速かつ効果的に取り入れていただかなくてはならないということを…議員にならせていただいて以来、最も若い議員であり、津山市議会においてはデジタル方面に明るい議員として、常に言い続けてきました。

それはこれからも続けます。

それと同時に!

まずは自分たち…私たち議会、議員自身の仕事のあり方においても、オンライン化を進めていくことが必要なのです。

そしてそれは我々議員さえ本気になれば…ある意味では行政が変わるよりも非常に簡単に成し遂げられること(事実、上で触れたように6月議会で津山市議会は変化を形にしたのです)であり…裏を返せば私たち議会のルールは議会で決めているため、議員自身…少なくとも半数以上が本気にならないと決して成し遂げられないことでもあるのです。

むしろ地方議会からオンライン化を進め、行政執行部に対してオンライン活用の働きかけをして動かしていき、地方から日本全体をより良くしていくべきだという素晴らしい話(まぁ私自身がいつも言っていることと同じ趣旨ではありますし、会派ツヤマノチカラはそういう共通の思いを持った集団です!)を…その筋のトップランナーの口から聞けたことで、他の議員や事務局の皆さまがどう感じられたかは大いに気になるところです。

本日の講話内容については気になってメモしておいた点も沢山あり、議会での執行部に対しての質問や、議会活性化調査特別委員会での議会内部の機能向上のための提案材料の根拠などとして…しっかり活用させていただこうと思っています。

北川先生が今回最も伝えたかった思いを一言で表現すると、以下の言葉に集約されるそうです。

「一点突破から全面展開へ!」

このアプローチは気に入りました…攻めます!

講演内容全般の所感は機会があれば改めて。

本日はこんなところで。また明日!

Pocket
LINEで送る

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

コメント