公開は必須!令和の世、津山市も政務活動費領収書公開始めます!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて…本日はみんな大好き(?)悪名高き政務活動費についての話です。


世界にその名を轟かしたあの伝説の号泣県議、さらには2016年に不正使用がバレて14名の議員が一気に辞職するなどした後も不祥事が相次いでいる富山市議会など。

世間のイメージを非常に悪いのものとする事例には事欠かない政務活動費。

津山市議会議員選挙の際にも「若いんだから、政務活動費を返納しますって言うだけで当選間違いなしだぞ!」と言ってくれた人たちがおられました。

言わなかったけど。

ただ実際、第2の議員報酬などという表現も見聞きします。

街頭などで聞く声から判断するに、有権者の皆さまがたにとって…政務活動費というものはこんなイメージのようです。

市民の声A
どうせ悪い使い方しているんだろ?
市民の声B
ごまかして私腹を肥やしているに違いない!
市民の声C
政活費じゃなくて生活費だろ?飲み代にでも使っているんだろう。

…などといった悪い印象を持っておられる方が多いと感じております。

そうではありません。いや…そうではいけません!

それなら即刻廃止すべきです。

ただ、本当に胸を張って…津山の発展のために利すると有権者に対して言えるのであれば!

自分自身のためでなく…公金をベースにしたお金を無駄遣いしていないと誰に対しても言い切れるのであれば!

津山市議会議員としての活動、津山をより良くしていくための仕事の肥やしになると断言できるのであれば!

そうなのであれば…認められている範囲内での使用は問題ないと考えています。

ま、そもそも私はしっかりと仕事をしてくれるのであれば(費用対効果・コストパフォーマンスに見合う働きをしてくれるのであれば…)、政治家・議員の報酬は当然に高くて然るべきだと考えている人間です。

もちろんこれは政治家・議員に限った話ではありませんが…仕事ができない、やらないくせに高給を貰っている人間、あるいはそうしろと要求だけして働けるのに働かない人間を、私は軽蔑します。

まぁ仕事のデキるデキないなんて個人の感覚的なものなので…人それぞれ判断が異なりますけどね。

で!

前置きが長くなりましたが…本日開催されました津山市議会の政務活動費経理担当者会議において…素晴らしい決議がなされました。それは現在、ザックリした収支報告しかなされていない政務活動費の使途を、領収書…そして視察等に出かけた場合はその報告書まで含めて全てネット公開するという決定です!

ただもちろんこれは…本日の会議に参加した会派代表者の方々と私(欠席者も3名いました)というごく少数の議員によって打ち出すことを決定した方向性です。

でもこれ…やらないっていう議員は、その時点で何かがおかしいからね。

実際には今現在も公開されている内容をネットで公開するだけの話です。

ただ!

現在は議会事務局まで実際に足を運び、情報開示請求をしていただく必要があります。そしてさらに請求者は津山市民あるいは津山市在勤の方などに限定されているという、超面倒な…ある意味では狭き門です。

別にそこまでやらせなくても良いでしょ?

やましいところがないならさ。

本日なされた決定は、会派代表者が会派に持ち帰り…参加していなかった会派(その時点でどうかと思う部分もありますが)には議会事務局から通知した上で、概ね8月末…少なくとも9月議会が始まるまでには、恐らく正式決定する運びになると思います。

というか、その方向で進めます!

そうしないと政治への信頼など取り戻せるはずもありません。

津山市議会が議会基本条例で基本方針の最初に謳いあげている”市民に対して積極的な議会活動の情報公開及び情報発信に努めること。”など…なされるはずもないのです。

本気で取り組む気がないのなら、あんな条例など何の意味もないことは議員になる前に書いた通りです!

これが津山の政治のリアル…自浄作用を期待しても無駄だって話。

2019-03-26

本来たとえインターネット上で公開することになっても、議員側には何のデメリットもないはずです。何しろ事務作業的な煩雑な手続きや実務に関しては、事務局スタッフの皆さんが全てを担ってくれています。

現在の岡山県内での政務活動費の使途に関する公開状況は下の図のようになっております。

今年、令和のスタートの年から公開して…岡山市よりも先に行っちゃいましょう!

個人的な思いを述べるなら、公開があたりまえの話です。しかし現実は岡山県内でも図の通り…しっかりと公開されている自治体の方が少ないと言えるでしょう。

たとえそれが長年の積み重ねによるものだったとしても…これから先の津山市に暮らす人々、つまり私たちの未来にとってマイナスになることであれば勇気を持って変える、あるいは止めることも必要です。

少しずつでも、今までのあたりまえを変えるべきシーン、変えていかなくてはならない場面がこれから先にはあるのです。

あたらしいあたりまえ、切り拓いて行きますぜ!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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