第50回岡山県市議会議員研修会、美作文化センターにて開催や!

未来ひらく、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

先日津山市からほど近い美作市美作文化センターにおいて開催された50回岡山県市議会議員研修会に参加してきました。

岡山県内15の市から集まった多くの市議会議員。

岡山市や倉敷市の皆さま…大都会岡山からイナカマチまでご苦労様であります。自治体によっては若い議員の方がおられることも把握しておりますが…若手が少数派であることは間違いありません。

全議員参加必須という会でなかったことや、岡山県市議会議長会主催という”いかにも”な雰囲気漂うイベントだったこともあいまってか…圧倒的に高齢の方々が多いことを実感しつつ、県内の市議会にそれほど知り合いもいない私にとってはアウェー感漂う会場へと開始15分前に到着。

初めて訪れた美作文化センターはステージと客席の前にスペースがあって…講話者の立場になると何だか距離感を感じて話しづらいんじゃないのかな…などと毎度の余計なお世話的な考えを抱きながら最前列ど真ん中に陣取りました。

鳥取県知事、総務大臣などを務められた早稲田大学公共経営大学院教授、多くのメディアなどで露出も多い片山善博さんの講演を聞いてきたのであります。

津山市議会事務局の方々も何人も来られていました。スタッフの皆さんに前の席から詰めて座ってくれと言われているのに、メッチャ後ろに座る議員どういう意図なんだと思わなくもありません。

超特等席が空いている以上、座らない意味がわかりません。

しかも彼らの多くは俺以上に目も耳も悪いんじゃないのだろうか…などとまたしても余計な一言を書いてしまう私でありますが…ともかく何しろ私自身も目が悪いため、津山市の皆さんが陣取っておられる場所が見つけられなかったという理由もあり、基本的には最後までボッチ状態でした。

お前またあんな目立つ場所に座りやがって…と怒られちゃうかもと思いつつ。

ただ、高校時代の同級生の母上が某市にて市議会議員を務めておられる事実(声を掛けていただき有難うございました)を知ることもできて、高校卒業後一回も会っていない気がする彼女の活躍を聞き、負けられないと思うとともに…わざわざお母さんに私のことを伝えておいてくれた配慮に感謝しました。

幾つになっても、同級生は有難いものだなと、本当に思います。
私にとっては有意義な会でした。

講演中の写真撮影や録音は禁止(なぜなんでしょ?)でしたが、メモをベースに内容を少し共有させていただきます。

片山さんは岡山県東区(かつての赤磐郡瀬戸町)出身。岡山県に思い入れを持ってくださっているようです。かつて津山市の美作大学でもお話を伺ったこともあります。

東大卒業後自治省(現在の総務省)に入省して輝かしいキャリアをスタートさせ、地方自治はライフワークだと語られる片山さん。私も4年前よりは話を聞いて色々と深く感じること、生かせると思ったことが多かったです。

そうじゃないと困るけどな!

では、おっしゃっていたことを幾つか箇条書きで。

どう感じるかはアナタ次第…結構良いこと言うやんけと思った部分も多かったです(上から目線はネタですスミマセン)!

まずはこの日の話で、どうしても私たち市議会議員に対して伝えたかったと言われた3つの話。

・市長と手を切れ!

これはワカル。津山市に落とし込んでもワカル話です。

市長に対しての”忖度”とも言うべき空気は、現市長になっても前市長の時も感じます。

行政職員の皆さんが首長に対しての忖度しちゃうのは、ある意味では当然だと私は思っております。

そりゃ度が過ぎるとダメだけど…まぁ当然ちゃ当然でしょ?

社長に文句ばっか言ってると窓際に追いやられるかクビになるのが当然…だとは思わないけど、トップも自分に対してのダメ出しを受け容れられる度量を持っている人間ばかりではありませんからね。世の中には読まねばならない空気もあるのは事実でしょ?

クソ食らえだけど!

おっと、また汚い言葉を使ってしまった…失礼。

ともかくも議会と市長(地方自治法的にはあくまでも”長”なんでしょうけど、実質的には≒行政側の執行部だと思っております)は二元代表制という車の両輪のような関係性であることが望ましいのだから、是々非々…良いものは良い、悪いものは悪いスタンスで向き合うべきだということでした。

いつまでも市長派、反市長派…などと言っているのはあまり好ましいことであるとは私には思えません。

津山市に限らず、他市の議員さんと話しても同じような話を聞きます。

本当にその争いが地域をよくしていくために必要な過程であると、市民に胸を張って言えるのであれば…ガンガンやっちゃえば良いんじゃないですかね!

・議案を無傷で通すな!

市長と手を切れって話と本質的に同じだと感じました。執行部側から出された議案をそのまま通すのが議会の(与党の?)役割であると思っている議員が多い的なお話でした。

津山市には別に…そんな人いない気がしますけど。

ただ、おっしゃることはごもっともだと思いました。市民視点で地域本位に考えた場合、他にもっと良い選択肢があれば、別の手段を講じてより良いものに議案をブラッシュアップさせるというアプローチは、あって良い…というか、むしろ当然やるべきだと感じた次第です。

・議会で決めたことには議会が責任を持て!

議会は自治体の最高意思決定機関です。

市長ではありません。国政であれば国会が国権の最高機関であることは憲法にも明示されています。大切なことは全て議会に決定権がある…その一員であることの重み、責務を忘れてはならないことを改めて強く感じました。

当然ながら議会の決定には重みがありますし…自分自身の思うような結果に持っていけなかったからといって逃げ出したり拒否することは、望ましいことであると私には思えません。

これから先…色んなシーンがあると思いますが、みずからの責任を放り出すことなく、正面から向き合っていき、常に判断理由を説明できるように努めてまいります!

おい、全然箇条書きじゃないじゃないか!

まだ書きたいことあるし、改めて再度書きます。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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