未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
さて、昨日は津山市議会12月定例会の最終日ということで、議員の非常に大切な役割である採決がありました。
ちなみに津山市議会では議会の透明性確保の観点、しっかりと情報公開を進めていこうという考えのもと…議案等に対する各議員の賛否を全て公開しております。
ま、当然ちゃ当然。
議場に傍聴に来られていれば一目瞭然になるように…津山市議会では巨額のコストを費やして、岡山県では他に例がない電子表決システムを導入しております。
要らねぇだろコレってことで、かつてかなりの勢いで断じたのが上記のエントリーです。
津山市議会議員の一員となった今でも、これはやはりコスパを考えると要らなかったでしょとは思っていますが…確かに便利な面もあります。ただあまり汎用性が高くない印象です。もう少し様々な利用方法が可能になれば良いのにと思っていますが…今後の課題かな?
ま、とにかくそのシステムを使って、議場にいる誰もが瞬時に各議員の賛否を確認することができるのです。
議場にいる誰もがなッ!
ただし私が把握している限り、昨日議場にいたのは議会関係者だけでしたけどね…傍聴者ゼロだったと思います。
それじゃあまりにもMOTTAINAI(モッタイナイ)ので…昨日の様子を少し公開しておきましょう!
まずは採決があった議案・請願を紹介します。
この7つの議案と4つの請願について…津山市議会議員全28人がどのように賛否を表明したのか?
ちなみに今回、岡田議員が欠席でした。もとより議長である岡安議員は採決に加わらないため…26票の行方がどうなるかを、それぞれが自席前にあるマイクの下に付いているボタンを押して決定しました。
ただこれ、押しても反応が悪いのよね…。
早速ですが詳細を公開しちゃいましょう!
…と思ったのですが、まず最初にコレがあったんだった。
政務活動費減額についての採決!
当ブログや動くひらくでも何度も取り上げてきております、月額58,000円→50,000円へと政務活動費を減らすという条例改正案が議会活性化調査特別委員会の松本委員長より提出され、採決を取りました。
議案会第4号 津山市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例
ゆーても、動画を全部見てくれと言っても、なかなか見ていただけないでしょう。なので以下に、噂の電子表決ビジョンに映し出された各議員の賛否の投票結果を発表いたします!
政務活動費の減額については21名の議員が賛成、5名の議員が反対ということで、賛成多数により原案通り可決…よって、政務活動費は来年度(令和2年4月1日)より月額8,000円減額されることが正式に決定いたしました。
議会改革は着実に進んでいます!
ま、極めて遅い速度ですけどね…。
さて、それでは他の議案等についても公開しておきます。まずは7つに分けての採決となりました議案について。
議案第45号 令和元年度津山市一般会計補正予算(第3次)
議案第46号 令和元年度津山市国民健康保険特別会計補正予算(第1次)
議案第52号 津山市教育委員会の職務権限の特例に関する条例
議案第53号 津山市執行機関の付属機関設置条例等の一部を改正する条例
議案第54号 津山市事務分掌条例の一部を改正する条例
議案第60号 津山市いじめ問題対策連絡協議会条例の一部を改正する条例
議案第47号〜議案第51号、議案第55号〜議案第59号、議案第61号〜議案第77号(分離採決希望議案以外のもの27件)
以下は請願です。
請願は採択することについての採決です。
請願第2号 介護従事者の全国を適用地域とした特定最賃の新設を求める請願
請願第3号 看護師の全国を適用地域とした特定最賃の新設を求める請願
請願第4号 国民健康保険の子どもにかかる均等割保険料(税)減免措置の導入を求める国への意見書の提出について
請願第1号(9月定例会のもの) 教職員定数削減と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための2020年度政府予算に係る意見書採択の要請について
つまりは継続審査中であった最後の請願第1号だけが賛成少数で、不採択となることに決定しました。
この最後の請願…9月議会での採決の結果と比べると、色々と見えてくるかもしれません。以下の写真は9月議会でこの請願第1号を継続審査とすることの賛否を問うた採決の結果です。
形だけの請願は不要、形だけの継続審査も不要!津山市議会で本当に取り組むべき課題の解決に向けて時間を使いましょ!
本日はこんなところで。また明日!