津山市内で感染者が確認された今、私たちが心得ておくべきこと。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日4月24日、津山市内でもとうとう…岡山県北部で初めての新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されました。夕刻のTVニュースで報道されたことにより現在、私個人のところへも大変多くのお問い合わせを頂戴しております。しかし!

繰り返しお伝えしているように…現時点では私自身を含め…あらゆる個人がお伝えできること、申し上げられるようなことは基本的にはないはずです。

20時半から岡山県の記者会見、21時半から津山市長の記者会見がありました。

いずれも記者会見の様子をリアルタイムで視聴することは、ほとんどの住民には不可能だったはず。

私も例外ではありません…市長の記者会見が21時半から行われることはホームページの情報等で把握していましたが、議員宛に送られるFAXのタイムスタンプは21時42分。

現場が大変なのは5歳児でも想像がついたはず…「議員の俺さまに報告がないとはケシカラン!遅いだろうが!」などと言うつもりはありません。もしかしたらそんな感じの発言をする人がいるかもしれませんが…そんな声など職員の皆さまにはスルーしていただきたいと思います。

しかし!

この非常事態。中にはハッキリ言って常軌を逸した様子でお電話してくる方もおられます。要するにそれだけメチャクチャ不安に思っているゆえでしょう。それなのにリアルタイムで情報受信する術はないに等しい。

これだけ市民の関心が高い案件くらいは…どう考えてもインターネット中継くらいすべきです。

YouTubeの公式チャンネルもあるわけですから。

この点は必ず改善していただかねばなりません。改善しない場合…誤った情報や悪意の込められたデマなどが氾濫、流布する可能性が非常に高くなります。正確な情報をなるべくリアルタイムに近い形で住民へと届けることは、自治体の危機管理の基本だと考えています。

しかし!

リアルタイムで知ることに、大きな意味があるでしょうか?

実はそれほどの意味はないと思っています。

少なくとも今回の案件は、岡山県から出された情報津山市ホームページの発表内容を見ても明らかですが…知ったからと言って、私たちの生活に今までと異なる大きな変化を強いるような事実は何一つ含まれていません。

落ち着いてください。

今までとやることは変わりません。

対岸の火事だと思っていた人も、ある程度は”ジブンゴト”として考えられるようになったかもしれませんが…本当はもうずっと前からとっくに”ジブンゴト”だったのです。

不安や恐れがより大きくなることは当然です。しかし今まで通り…努めて冷静に。

今できることはそれしかありません。

今後は心配になるような情報を見聞きする時間がしばらく続くでしょう。こんなときだからこそ、信頼すべき発信元である居住地の自治体、行政が発信する一次情報をお待ちください。

出どころのはっきりしない情報単なる憶測…そういった情報に踊らされてデマを拡散しても、誰一人として得する者はいません。

むしろ誰かを傷つけることになる可能性が非常に高いと思われます。

この件については…そりゃ正直なところ気にならないと言えば嘘ですが…市役所への問い合わせ現場に押しかけることなどは控えました。

皆さまにも厳に謹んでいただきたい。迷惑でしかないからです。

我先にと情報を得たからといって…本当は誰一人として得をしない、むしろマイナスの効果しか生まれないからです。混乱を生むだけです。

議員としては、他にもっと大切な役割があります。

誰にでも出来ることとして…まずは食事と睡眠を取ることが大事です。少しでも健康な状態を保つ努力をする…それだけでも命を守ることになります。

発信すべき情報が入り次第、また改めてお伝えしてまいりますが…最後に一点、どうしても念押ししておきたいことがあります。

感染者がどこの誰であれ…罹患した方の人権を無視するような事態が起こったり、医療現場の皆さまの職務の妨げになるようなことや、風評被害があってはなりません。

市民の皆さまにおかれましてはくれぐれも、情報の取り扱いには気を付けていただきますように…改めてお願い申し上げます。

どれだけ気を付けていても、風邪を引いてしまうことがあるように。

この新型コロナウイルス感染症に罹患することを願って感染する人など、いないはずです。私の娘は、外から帰ってきたら必ず手洗いうがいを毎回していました。必ずです…町内会の案内をポスティングしに行く…5分も掛からないミニ散歩に二人で出かけた後でも、しっかりとしていました。

そして我が家では消毒用アルコールも、トイレの後等ことあるごとに使っていました。あの子はジェルタイプのアルコール消毒液が好きで、今回の騒動が起こるはるか以前に買い置きしていました。そのおかげで今も助かっています。

そんな用心深い彼女ですら、季節性インフルエンザに罹ってしまった。

そしてそれが原因となり、命を落としてしまうことになったのです。

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誰も、罹りたくて罹るわけじゃありません。繰り返しますが決して…人権侵害、医療現場等の業務の妨げなるようなことや、風評被害に繋がるような言動はしないように…心に留めておいていただきたく、お願い申し上げます。

これは体だけではなく心の面でも、津山市民の健康を守っていくために必要であり…そして誰にでもできる自衛のための手段だと考えています。

何卒よろしくお願いいたします。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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