未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
今日の津山市は梅雨らしい天候で、一日中降ったり止んだり…かなりの勢いで大粒の雨が強烈に降り続き、少し心配になる時間帯もありました。
大きな被害を出した西日本豪雨災害の、気象庁による正式名称は平成30年7月豪雨。
平成30年とは2018年で…つまり、あれからまだ丸2年しか経っていないのです。
当時は当然、私は津山市議会議員ではありませんでした。隣町である岡山県鏡野町で観光協会のスタッフとして、明らかに観光の枠を逸脱した仕事までやらせていただくなど…poor&busyではありましたが非常に楽しく仕事させていただいていた時期であります。。
観光業界は大打撃を受けました。
立ち直るためには何年も掛かるだろうという話もありました。
その2年後が今です。
新型コロナウイルス感染症…こんな”大災害”が訪れることを誰が想像したでしょうか?
議会の現場でも何度も繰り返しているように…感染症は災害です。本日も制作を進め、間も無く完成するであろうHiraku-MA-GAZINEの2020.3〜5月号でもその辺りについては触れています。
しかし感染症には、圧倒的に自然災害と異なる点があると私は思っています。
それは自然災害と比べて確実に…人間の理性や意思による対抗が可能な割合が大きいという点です。
例えば岡山県でも現在、岡山県民限定で岡山県内の宿泊施設への宿泊料金を補助する(10,000円以上の宿泊に対して5,000円割引)クーポン発行事業などの実現に向けて動いています。
予算には限りがありますから、お金よりもまず頭を使わねばならないということは…5月臨時会でもお話させていただいた通りです。つまり無い袖は振れないということ。
しかし必要な支援を必要なところに届けることに躊躇してはなりません。
お金がなければいくら頭を使おうがどうしようもない状況も、厳然として存在するからです。そして、いつまでも時間を掛けて良い判断など有り得ません。
何度か取り上げたアベノマスクの件などわかりやすい例…もっと早く届いていれば、文句を言う人は少なくとも今よりは断然少なかったと考えられます。
事案ごとに異なる事情を、ある程度の全件に共通する審査基準をベースに精査するという、非常に難しいミッションに責任を持って向き合う。
そして公金の使途を決める。
端的に言えばそれこそが行政の役割で、その監視こそが議会の役割です。
役割をしっかり果たすことは当然に必要ですが…現場の声に耳を傾け”できる限り”迅速に届けるべき相手に支援を届けないと、被害そのものを大きくしてしまうことがあり得ます。ある意味で諦めざるを得ない(本当は諦めなどつきませんが…)自然災害から、諦めがつかない人災…明らかなミスによる被害に切り替わってしまう危険性があります。
そんな事態は絶対に避けねばなりません。
誰も得しない…そんな悲しい事態を招くことがないように、政治の現場に携わっている私たちには不断の努力が求められます。常に現場の声やプロの意見に耳を傾けていき…見直しすら選択肢に含めた上での施策の効果測定、検証等を行っていくことを忘れてはなりません。
そのためには皆さまにも簡単にご協力いただけることもあり…昨日もお願いしたところです。
2年前も今も、明らかに状況は簡単なものではありませんが…それでも今の方が、私たち一人ひとりに出来ることは多いのではないでしょうか?
少し考えてみたら、人それぞれ異なれど…意外と見つかるんじゃないかな。よし、明日も頑張ろっと!
本日はこんなところで。また明日!