未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
各方面で報じられたのでご存じの方も少なくないと思いますが…。
津山市役所に爆破予告がありました。
可愛らしくプンスカ怒っているわけではなく…言うまでもないことですが、本当に腹を立てています。
午前2時ごろに、津山市の場合はご丁寧に危機管理室にFAXで届いた爆破予告には「主要な公共施設と教育施設に爆弾を複数仕掛けました。」という文言が記してあり、本日は朝から関係各所の皆さまが大変な思いをして不測の事態に備えねばなりませんでした。万一に備えてのこととは言え…どう考えても本来は必要のない余計な仕事です。本当にお疲れ様でした…。
超絶迷惑な行為、というか完全に犯罪です。
3月定例会が開会中の津山市議会では、今日も思いっきり質問戦の真っ最中で…5日間予定されている中日だったわけですが、当然ながら議会運営にも影響が出ました。たとえ軽い気持ちのイタズラであったとしても、無論これはやって良いことではありません。大人がやっているのか、子ども(未成年)の仕業かわかりませんが…何歳の誰の犯行であったとしても、許されることではないのです。
犯罪は犯罪です。
この3月定例会、私は質問の中で子どもたちのいじめ問題について取り上げています。継続的に被害者児童・生徒へのサポートを行なってきているという私自身の背景なども関係していますが、触れる議員も少なくない割には、残念ながら当事者の声が全くと言って良いほど反映されていないと感じる課題でもあり、何度も本会議の場で質してきたテーマです。
そのやり取りを少し文字にして残しておきます。
岡山県が設置している学校警察連絡室と日常的に情報共有も行っており、警察等と連携して適切に対応してまいります。
次に警察への相談や通報を行ったいじめ件数についてのお尋ねですが、毎月学校から報告される月別問題行動等調査によると、警察による児童生徒への聞き取りや説諭等が行われた件数は、令和4年度について1月末時点で小学校2件、中学校10件となっています。
具体的な対応は事案によって異なりますが、警察官からの説諭や警告は、教育上の配慮を十分に行った上で、児童生徒本人や保護者に対して実施されております。
次にいじめ対応にかかる令和5年度当初予算についてです。
生徒指導・不登校対策事業費50万円、生徒指導対策事業費9万3千円、学校経営支援事業費162万1千円の3つが該当する事業の予算となります。
生徒指導・不登校対策事業費は臨床心理士等を派遣し、学校でのケース相談やコンサルテーション、児童生徒への相談や就学に向けた支援等を行う経費です。
生徒指導対策事業費は本市いじめ対策基本方針に沿って設置する、いじめの未然防止を推進するための連絡協議会委員に対する報償費等です。
学校経営支援事業費は窓口相談や電話相談、いじめ・不登校等の対応支援を行うアドバイザーにかかる経費です。
また厳しい表現かもしれませんが事実として、犯罪は犯罪。
ときに厳しさは優しさを意味します。
子どもたちに悪いことは悪いと教え、学んでもらうことは大人の責務です。
無論いかなる立場でも犯罪に関わらないよう教えていくこと自体も教育だと考えますが、昨今の世相を見ていても、甚だしく悪質な行為は、相当の罰を受けることも含めて、自分自身に跳ね返ってくると、モラトリアム以前の段階で学ばせるべきでしょう。
話を戻しますが、今までのいじめ対策には結果が付いてきていないと数字が示しており、これを適切な予算だと言えるでしょうか。
162万1千円という最も多くの金額が計上されていた、いじめ、不登校の対応支援を行う教育相談アドバイザーについてご説明ください。
また、毎月報告される学校からの事例に対しても、学校や保護者に対して丁寧な支援を行っております。
子どもたちや家族が相談したいのは、そういう方でしょうか。
ニーズは様々でしょうが、ずっと当事者支援に携わってきている身として、多くの当事者が求めているいじめ対策と現実の施策には開きがあるように感じられます。
今月は自殺対策強化月間ですが、令和4年に自殺した子どもは過去最悪の512名です。
予算上では大きな金額とは言えず、またなかなか顕著な効果が感じられないがゆえに小さなことに思われるかもしれませんが、自殺対策や、そこに至るキッカケになり得るいじめ対策、不登校や長期欠席への対応は極めて重要な課題なのです。
子どもたちが勉強することができるのも、遊ぶことができるのも、喜怒哀楽を表現したり、たとえ眠っていても、そこにいるだけで周囲を明るくしてくれるのも、生きていればこそ。
この種の取り組みは、防災の取り組み同様にまさしく命を守っていく施策に他ならないということを改めてご理解いただくようお願いし、次に移ります。
時間の関係もあり、正直に言えばまだまだ突っ込みたいところもありましたが…次の機会をいただけたならということになるかなと思います。
言及した通りですが、現在のいじめ対策はまったく十分なものではない上に方向性すら微妙で、成果に繋がっていない現実があります。言うべきことは言わねばなりません。たとえそれが触れにくかったり、目を背けたくなるような内容であろうとも…都合な現実をスルーしたままにしておくとロクなことにならないのです。
それはそれこそ、様々なデータや歴史が証明している事実です。
今まさに私自身が言うべきこと、言わねばならないことを30分に詰め込んだ今回の議会質問。皆さまのご支援のおかげで津山市議会議員にしていただいて活動してきた4年間の、総括とも言える区切りの質問ですので、ぜひ見てやってください。
本日はこんなところで。また明日!
また今定例会初日に市長が述べられた施政方針の中にも、自己肯定感を高めるような教育施策を推進していくという表現もありました。
翻って現実はどうでしょうか。
増え続けている不登校や長期欠席、そしていじめの被害者といった、何らかの理由で学校に行くことに抵抗がある子どもたちのニーズに寄り添った対応が取られているとは感じられない状況があることは、当事者へのヒアリングを通して把握しています。
2月7日に文部科学省より、犯罪に相当するような重大ないじめが学校内で発生した場合には、速やかに警察に相談・通報して対応するよう求める通知が出されました。
これを受けての津山市教育委員会の対応をご報告ください。
また昨年度、警察への相談や通報を行ったいじめの件数、その後どういった対応を取られたかを答えください。
こうした状況を改善するための施策に伴う予算についても、令和5年度当初予算の中から具体的に余すところなくご説明ください。