自己責任で動く者、覚悟を持ち取り組め!議員のあるべき姿とは?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

新型コロナウイルス感染症の影響は、あらゆる職種の皆さまと同様に…私たち議員の活動にも大きな変化をもたらしています。津山市議会でもマスクの着用や、本会議の際の換気休憩など…実務の面でも様々な対応を迫られ、実施しているところです。

コロナ禍により都道府県を跨いだ移動がしづらくなるような状況になる以前には、東京をはじめ全国各地での視察や研修といった類の取り組みも…いわゆる”議員活動”の一環として、私個人としては非常に積極的に取り組んできました。過去ログが多過ぎてイチイチ例示はしませんが…調べてもらえば山ほど出てくるはずで、散々報告してきた通りです。

津山人ってプライド高くない?目指すべき自治体の姿&公人の姿。

2020-07-19

それは昨日も触れたように…自治体の未来を本気で思うのであれば、周辺自治体は当然ながら日本全国、あるいは海外…地域外のことも学び、広い視座を養うことが肝要だと考えているからでもあります。

しかし現在、ご存知のように以前のように好き勝手に飛び回ることが許される状況ではなくなっています。不要不急という表現は結局のところ、自己判断に委ねられている部分が大きく…そういう意味では私たちのような立場の人間は、ある意味では行動しやすいと捉えることもできます。

緊急事態宣言下では視察の類を控えるようにという要請なども出ていたように記憶していますが、ほぼ自己判断に任されていたと言えるでしょう。それこそ平時であっても、特に議会閉会中の動きなどは千差万別でそれぞれの裁量によるところが大きい議員活動…しかし、その自由度の高さゆえに仕事をする人間としない人間の差が大変大きいと感じていることは、何度も繰り返し発信してきている通りです。

そんな中ですが本日、このところ感染者が毎日のように出ている岡山市を訪れ、もちろん感染予防には万全を期した上で…久方振りに対面での研修イベントに参加してきました。

本市隣接自治体を含む、いくつかの市町村…いや、市だけだったか…の議員&議会事務局職員の方々が参加していた会は…議員の資質向上と政務活動費活用策、という何とも香ばしいタイトルが付けられた内容。某県議会事務局職員だったという経歴の講師による、アットホームで外連味のない印象の進行には、始まった当初は若干これは物足りない内容になるかも…と感じたのも正直なところですが、時間を追ってトークも乗ってきた印象があった講義内容は、津山市にも大いに参考になる部分がありました。

津山市議会の内部ルールには、未だ大いに変更すべき点が残っていると思っています。

そのための助けとなる気づきが大変多く含まれていた内容で、同僚議員&事務局職員が参加していたことは非常に有難いことです。

もっと言えば、津山市でも今回のような話を聞いてもらえたら良いのになと感じました。今まで何となく許されてきた幾つかのことを、変えねばならない時期に来ていることを全議員の共通認識として持つ必要があると考えています。

政治への信頼を取り戻すためには、まず我々が改めねばなりません。

諸々かなり断定的な口調でお話くださった後に「これは一つの考え方だから!」と付言し、あくまでも主体性をもって取り組むべきは現場の私たち自身であるという…本来、極めて当たり前のことを念押ししてくださったのは、もしかしたら津山市や他の自治体に対して…もっと頑張って欲しいというエールだったのかもしれないと思っています。

深読みし過ぎな気もしますが…講師は事前に参加者の自治体の情報を予め調べて来てくださっていました。色々と興味深い考え方を披露していただきましたが、なかでも興味深かったのは政務活動費についての考え方です。

行財政改革の考え方を議会に持ち込むのは誤り!

つまり、定数削減や報酬削減は議会改革には繋がらないという切り口で、自説を展開していただきました。この辺りは斬新というか、削減ありきで話を進めがちな現場に一石を投じる内容でした。何のためにやるのかというそもそもの話から、また改めて取り上げたいと思っています。

その他、講師の政務活動費についての見解等は…極めて私と近い部分もあり、大いに参考になりました。しかしながら当然と言うべきか…相容れない部分もありました。ハッキリ言って今日の現場に集まっていた全ての人間が、それぞれの考え方を持って、それぞれの主張を持って、一人として同じ考え方をする者はいなかったはずです。

それはそれぞれの所属議会に帰っても同じはずです。そういう中で…それでも実際に、一つの結論を導き出してルールとして制定することは非常に難しい。

しかしそれをやるしかないのです!

…ってことに話が及んだところで研修終了。

有権者・納税者に胸を張って使い道を示せるかどうか…それだけのことだと思うけどね。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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