未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日は先週に引き続き、PORT ART & DESIGN TSUYAMAを訪れました。
この対談イベントに参加するためです。
当ブログで以前にも紹介させていただきましたザ・シロヤマテラス津山別邸や、先日も内覧の様子を少し取り上げさせていただきました旧苅田家付属町家群を活用して開業したばかりの施設、城下小宿 糀やの経営元であるホテルニューアワジグループの木下学社長。
そして対談というよりは…もはやほとんどファシリテーターとして、わかりやすく噛み砕いた説明と、木下社長への適切な質問の投げかけ&解説で、約20名の幅広い属性・年代の参加者(未成年の学生さんから…把握している限りの最年長は66歳!)の心を鷲掴みにした安川幸男さん。華々しくも興味深い経歴。現在のメインのお仕事では津山市にも大いに関わってくださっているわけですが、神戸大学の客員教授も務められているとのことで…素晴らしい話術と豊富な知識にも納得。
あっという間の2時間でした。
面白い話を色々と聞けましたが…津山市に関わりを持ちつつも、津山生まれ津山育ちといった属性の人間ではないお二人。話の流れで…
津山市の人ってプライド高くない?
…的なお話になった際には、会場の大多数も頷くしかない感じに。
ちなみに私は最前列で頷きまくっていました。
誤解なきように書いておきますが、決して悪い意味でおっしゃっていたわけではありません。しかし私としては、大いに納得できる部分がありますし…多くの市民の皆さまも否定はしないのではないでしょうか。
プライドや誇り、地域に対しての思い入れ…本来それは決してネガティブなものではありませんが…強過ぎる執心は視野を狭くするという話は、当ブログや動くひらくで何度も何度も繰り返してきている通りです。
印象的なフレーズがありました。
戻ってくることをデザインするのが自治体。
街頭演説などでも度々お話させていただいておりますが、郷土愛を持つのはとても良いことです。津山市のためを思うからこそ、私も津山市議会議員を務めさせていただいています。
しかし!
だからこそ、津山市の周辺自治体はもとより日本全国、あるいは海外…地域の外のことも学び、広い視座を養うことは、ツヤマノミライのために非常に大切だと考えています。
つまり…若者が津山市を出ていかないようにするような施策を考えるのではなくて、外に出て学び、一回りも二回りも大きくなった彼らがそれでも帰ってきたいと思えるようなまちづくりを進めていくことが、本当に自治体が目指すべき姿です。
鎖国してちゃダメ。
井の中の蛙ではこの先、どうしようもありません。井戸の水が枯れそうになっているどころか…もしかしたら毒水すら混じっているかもしれない時代です。しっかり考えて実行していかねばなりません。
今日の会は素晴らしかった…だからこそ、危惧する面もあります。何しろこーゆー素晴らしい話って、話を聞いただけで何となく勉強した気になっちゃう。今日は良い話を聞けた…刺激をもらったで終わっちゃうというケースがあり勝ちです。
まぁ、どう生かしていくか…聞いた話をどう消化するかはその人次第で、自由。あえて口を挟むようなことではないかもしれません。ただ私が取り組んでいる政治は、何もやらなければ0点どころか基本的にはマイナスです。
動き、成果に繋がる何かを行ってこそ…現状改善してこそ、初めてプラスになります。
インプットしたものをアウトプットしない公人など、存在価値はありません。
今日は県議会議員、市議会議員だけでなく津山市行政関係者の方々も来られていました。共に津山を…この地域をより良くしていくために、伺った話を無駄にしないように、しっかりと自分たちのフィールドに落とし込んでいきます!
そりゃ別に公人に限った話じゃなくて…皆、誰でも同じだからね!
全く違う業種であっても、ある分野で成功している人たちの話の中には、自分自身のフィールドで生かせるヒントが隠されていることって…結構あるものだと思っています。
今日はその場での新たな出会いだけでなく…何十年ぶりでしょうかって再会もあり、有意義な会に参加させていただけたと感じています。対談してくださったお二人と、企画運営してくださった飯綱館長をはじめとした施設関係者に感謝!新型コロナウイルス感染症への対策、また会場のスペース上の事情等で参加者が限定された企画でしたが…他の参加者からも多くの人に聞いてもらいたい内容だったとの声が聞かれました。
是非、動画公開を検討いただきたいところ。
安川さんが対談の中で霧のかかった津山が良いとおっしゃっていたので、かなり古い動画ではあるのですが今見ても素敵やん的な津山市の雲海を紹介し…終わりにします。
本日はこんなところで。また明日!