岡山県知事選挙2020伊原木知事3選。県民の選択は現状維持?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

県北スマホサミット、新型コロナ対策本部会議、岡山県知事選挙。

2020-10-24

さて昨日のエントリーで触れたように、私自身は期日前投票を済ましていましたが…本日は岡山県のトップを決める岡山県知事選挙の投票日でした。

ちなみに私は期日前投票を今回から新たに設置されたアルネ津山4階の文化展示ホールで行いましたが…投票日前日にもかかわらず全くもってガラガラで、快適に投票を済ませることができたと付言しておきます。また議会でも検証させていただくつもりです。

投票率は33.68%。

過去最低の数字です。

皆さん覚えていないかもしれませんが、岡山県知事選挙は前回も全く勝負になりませんでした。今回も開票開始と同時に当確が出るという圧倒的勝利で、3度目の当選を果たした伊原木隆太岡山県知事は確固たる地位を築いているように見えます…というか実際、それはある意味では疑いようのない事実です。

しかし数字を分析すると、また別の見方をすることもできます。

投票率33.68%ということは…裏を返せば有権者の66.32%は投票していないということです。

岡山県内の有権者を158万人だとしましょう。

投票に行ったのは53.21万人で…伊原木知事の得票率は約91.55%(実際の獲得票数478,251票÷実際の投票総数522,407票)なので…実際伊原木知事に投票したのは約48.71万人。

48.71÷158=0.308291…

つまり積極的に支持しているのは全県民の30%チョイなのです。

イメージを掴んでいただくためのザックリした計算ですが、これを見てどう感じられますでしょうか?昨日も書いたように岡山県政で最も強い権限を持つ人間を決める選挙でした。

全ての岡山県民にとって関係があるはずの選挙ですから…行っても仕方ない、私の一票では何も変わらない…そんな風には考えていただきたくなかった選挙です。あなたがそう思った瞬間にあなたの選挙は終わりますし、政治への意思表示をあきらめたことになるのです。

結果を見ても、県知事選挙の結果があなたの一票により覆ることはあり得なかった…ただ全ては積み重ねです。

首長選挙はこのままで良いなら現職に一票、今を変えたいなら新人に一票、個人的には無意味だと思っていますが白票などの無効票を投じる自由もあることは昨日も書いたし、今までにも何度も当ブログでも触れてきた通り。

全県民の3割しか積極的には支持していない首長です。そう考えると引っくり返せそうな気がしませんか?

ただ実際には…それはメチャクチャ難しいのが現実です。

首長選挙は圧倒的に現職有利であるという事実は日本中の選挙結果が示している通りで…投票に行かない層を動かすこと…政治に興味がない層、無関心層を動かすことが極めて難しいことを、私は誰よりも身を以て知っています。

それでもやはり、政治に携わる者として…そして未来を本気で考えている者として。

今のままではダメだと思うのです。

二択で、どっちがマシかと問われると…という考え方は無論、わかっています。

そもそも選挙とは…端的に言えば最もマシな候補を選ぶ過程だと思っていますから。

ただ…3人に1人しか投票に行かないような選挙をやっていて、政治が良くなるはずがないじゃありませんか!

今一度皆さまにも色々と考えていただき…何でも構いませんので、自由闊達なご意見を届けていただけますと幸いです。単なる感想でも構いません。

投票率を上げるために、そして政治をより良くしていくために。

私たちにできること、やるべきこと…こちらからお声を寄せてやってください。

また自分自身の考えも含めて、改めて当ブログでも書かせていただきますし…動くひらくでしっかり語りたいと思います。

最後に報告、共有ですが…本日、津山市内で新型コロナウイルスに新たに感染した方は3名でした。

先日も書いた通りですが…伊原木県政には誹謗中傷やデマ、風評被害の類を減らそうという心意気を本気で持っているのであれば、情報発信には今まで以上にしっかりと取り組んでいただきたいと強く願っています。

何より、報道よりも早く…あるいは同時に感染者についての情報を公式サイトで発表することは、その第一歩であり最低限の施策であるということをご理解いただきたいところです。

本日の津山市内の感染者は昨日感染が発表されていた方と一緒に食事をしたことから接触者として検査を行ったところ、感染が確認されたとのことでした。岡山県ではグループ内で5人の感染が確認されたとして、県内7例目の感染者の集団(クラスター)が発生したと発表しています。

新型コロナ 7例目のクラスター(NHK 岡山 NEWS WEB)

岡山県内における新型コロナウイルス感染症の患者発生状況

またこの件では大変多くの問い合わせをいただいていますが…津山市在住教員の感染者が市内小中学校関係者ではないこと、保護者の皆さまには各学校からお知らせが届いている通りだと思います。

行政の公式情報を信頼していただき、憶測や誤った情報の流布に加担することがないように、強くお願いいたします。

津山中央病院でクラスター発生!すべきこと、すべきでないこと。

2020-10-22

改めて言うまでもないことですが…どこに住んでいる誰であっても、新型コロナウイルス感染症に感染しようと思って罹患する人はいないはずです。

感染者とその家族ら、周囲の方々の人権を侵害する行為…そして医療従事者をはじめとする関係者の仕事を妨げるような言動は決してしてはなりませんし、もし身の回りでそういう行為を目撃した際には、どうか止めていただきたい。上記エントリーでも書いた通りですが…誹謗中傷やデマを黙って見過ごすことは、拡散に加担していることとそれほど変わりません。

スルーは消極的な肯定です。

それは選挙でも何事でも同じことなのです。どうか勇気を持って、ご協力いただきますようにお願いします!

応援しますし…必要なら可能な限り手伝いますからね!

そもそも、この少子高齢化人口減少社会において現状維持なんて考え方自体がもはや幻想です。

だからこそ私は岡山県政には現状維持ではなく、現状改善を期待します。

もちろん津山市でも、そのために動いていきますぜ!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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