未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
3泊4日だったのに内容があまりにも充実し過ぎていて、5つもブログ記事を書いてきた九州視察・勉強会ツアーの6つ目となるエントリー、これが最後のまとめ記事です。
最終宿泊日となる3泊目は、熊本県山鹿市の廃校になった小学校を買い取って活用しているとんでもない施設に泊まらせていただきました。山鹿市議会議長の服部香代さんの計らいで、とても興味深い体験をさせていただけたことに感謝。オープニングの際には岸田総理や蒲島知事(当時)からもお祝いメッセージが届くほどの注目事例であるやまがBASEで目覚めたのは毎度の午前4時前でしたが…トイレに行ってお茶飲んで歯磨きして二度寝して、6時前には完全に目覚めました。
キャビンルームはとても良い感じで、よく眠れました。ただ今回は貸切だったので文句なしでしたが…それぞれのベッドの部屋の入り口はカーテンで仕切られているだけですので、仮に全くの他人と同じ空間で眠ることになった場合は、少し気になるかもしれません。
私が泊まったキャビンルームがもう一室あるのと、カプセルルームが二室あります。シャワー室は1階2階のそれぞれにありました。やっぱりカプセルルームの方が楽しかったかなとも思いましたが、まぁどちらにしてもほとんど眠っただけだったので大きな差異はなかったか…お子様連れだとカプセルの方が喜ばれることが多いだろうなって気はします。
ご厚意に甘えて、チェックアウト後も素敵なラウンジで仕事をさせていただいていました。宿泊者は滞在中は無料で利用できます。ドリンクも飲めますし、Wi-Fiはもちろん全館完備です。しかもネットがさすがに速い!ここでずっと仕事ができたら色々と快適なのにな…とも思ったのが正直なところですが、そういうわけにもいきません。後ろ髪引かれる思いでしたが、やまがBASEを後にしました。
昼前まで公務が入っておられた服部議長と合流し、やまがランチへ!
幾つか候補に挙げていただいたお店が定休日だったり満席だったこともあり、議長も初めて訪問される店舗に伺いましたが…これまた素敵なところ、KAZAMIDORI Dinerというお店でした。
今、このエントリーを書く段階で初めて拝見した、上の店名のところでリンクを貼ったサイトでも大きく取り上げられているので…私がメニューを見て名前が気になるという理由で注文した品はきっと名物的な人気ランチで、間違っていなかったのでしょう。ちなみに香代さんはカレーランチ。それぞれセットのサラダには山鹿市の特産品の一つ、スイカも付いていました。
海賊プレート、美味しかったです!
お店のマスターどころか店内の複数のお客さまとも顔見知り…さすがは議長、有名人!
何かヤバい奴を連れているなと思われてはご迷惑になるので、聞かれてもいないのに自己紹介をしたり、ひらくマガジンや名刺を渡すという奇人っぷりをアピールすることで…結果的にさらにご迷惑をお掛けしたかもしれませんが、まぁある程度ウケていたので何とか良しとしましょう。
その後、山鹿市の誇る国指定の重要文化財…八千代座を見学!
この歴史ある施設は山鹿のシンボルの一つであるようで、津山市で言うところの津山城跡・鶴山公園以上の存在なのかなと思うくらいに、市民の皆さまにも愛されているのかなとも感じましたし…平日の日中でしたが、何組もの見学客がおられました。ちなみに、つい先日も市川團十郎さんの公演があったばかりだったそうで、現役の芝居小屋として稼働しています。
回転する舞台を見ると、昨年子ども歌舞伎が上演された津山市の田熊の舞台を思い出しますが…さすがに違うなと感じざるを得ない、圧巻のスケールでした。私など團十郎が上がった舞台だよと言われると、ポーズの一つでも取らないと逆に落ち着きませんが…山鹿の子どもたちが上演することが定期的にあると伺っています。歴史、文化の継承という観点からも素晴らしい試みだと思いました。
素晴らしい施設でした。
施設前で偶然にお会いした山鹿市議会議員の関口和良さんが段取ってくださっていたおかげで、スムーズに見学することができました。有難うございました!
その後は山鹿市役所、そして山鹿市議会を訪問。
市民サービス向上・行政コスト削減のため、窓口業務を外部に委託しているとのことでした。この山鹿市の取り組みは、総務省の窓口業務の民間委託にかかる参考事例集にも掲載されています。テクノロジー活用推進による業務効率化などを訴えている私としては、難しいところだとも思いますが…興味深い取り組みであることは間違いありません。利用される市民の皆さまだけでなく、職員の皆さまにとっても望ましい方向性ではないかなとも感じます。
眺めが良い議長室にもお邪魔させていただきました。市役所の庁舎自体が2014年に完成したもので、まだ10年ほどしか経っていないため、当然と言えばそうかもしれませんが…モダンなつくりで雰囲気も明るいように感じるのは気のせいではないと思います。昨日も少し触れたように、職員の皆さまが仕事をしている雰囲気がメチャクチャ良いなと感じたからです。
議会事務局の皆さまも、突然やってきたイロモノ議員を温かく迎えてくださいました。
山鹿市議会の皆さまは昨年もマニフェスト大賞の躍進賞部門で優秀賞を受賞されているのですが、7月31日が応募締め切りだった今年に関してもご応募いただいていることを聞き及んでいましたので…事務局長としてお礼を申し上げました。そもそも私が事務局長なんて大役を任せていただけていること自体が、香代さんをはじめ…先輩方の懐の深さあってこそなんですけどね!
そしてアイキャッチ画像の通り…議場にご案内くださったのです。
山鹿市議会、半端ないって!
わざわざ中継カメラまで使って、こんな写真撮らせてくれるんやもん…そんなんできひんやん普通。
服部議長はその後さらに、忙しいにもかかわらず菊鹿ワイナリーへとご案内くださいました。山鹿はワインだけでなく、日本酒もウイスキーも楽しめるお酒好きにもオススメのまちだと伺いました。行けなかった二ヶ所にも、いつかまた行ってみたいです。
こんなお試しセットもあって、飲める人も飲めない人も楽しめる場所でした!
昨日のエントリーでも書きましたが、山々に囲まれて中心部に人口がある程度集中していること、保護して継承していくべきと思われる文化施設が残っていること、歴史に裏打ちされた祭りが催され続けていることや、郊外エリアにもオシャレなスポットが点在している点など…山鹿市は津山市との共通点もとても多いまちだと感じました。
最後までお世話になりまくった服部香代議長、本当に有難うございました!
山鹿市だけでなく…熊本市、合志市、そして福岡県古賀市という今回の一連の視察・勉強会ツアーで得た学びを津山の未来のためにしっかりと活用していくことは当然ながら…各地で新たな様々なご縁もいただきましたので、そうした繋がりも大切に育んでいきたいと考えています。
田辺古賀市長との時間の中からも、熊本市の遠藤教育長との対話からも、NEXTEPの島津先生の講話からも、そして山鹿市議会の服部香代議長の言動からも…人と人の繋がりの大切さについて感じることがありました。
大事なことを見失わないよう…人のことを考えて、見て聞いて、話し合っていきます。
本日はこんなところで。また明日!