2年越しでサヨナラFAX!デジタル化を進めるための最適解は?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

その最適解はズバリ、紙や印刷機そのものをなくすことです。

津山市議会議員に当選させていただいた後…ほぼ強制的に契約せざるを得ない状況になったFAXというアイテム。

家庭用だとこんな感じのイメージですかね…。

私が議員にならせていただいたのは2019年5月…日本国民の多くがスマホを持っている時代になっても、何しろ基本的には議会事務局からの連絡はメールではなく、FAXで届くということでした。当時メールにしていただけませんかとお願いしたところ「メールでは届けられない議員がいる」とのことでFAXが届かない議員はどうなるねんと思いつつも、長いものに巻かれたのが2年前の話です。

しかし、タブレット端末の導入も済んだ今…FAXなど明らかに不要であろうよ。

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2021-02-01

もしもタブレットが使えない状況に陥った場合には…などと言い始めたら…そもそもタブレット要らなくねって話になっちゃいますし、そんな非常事態に果たしてFAXが問題なく使えるものでしょうか?

その議論はともかくとして…少なくとも私個人に限って言えば、今まで2年弱の間はインターネットFAXのサービスを利用していました。ファックス機本体がなくてもFAXで送られたデータがメールで届く仕組みです。

つまりタブレット端末が使えないような状況(≒インターネット回線が使えない状況)に陥った場合はそもそもFAXを利用できないので私の場合は、どう考えてももはや完全に不要です。

それゆえ本日解約しました。

あるサービスに依存しないようにするためには、そのサービスに関わる機器をなくしてしまうことが最も手っ取り早い。

印刷機をなくせばペーパーレスは実現できる。
以前も当グログで紹介し、岡山県でも講演いただくなど我が国のデジタル化のトップランナーとして走り続けている菅原直敏さんも以前、同様におっしゃっていました。

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また今年1月に滋賀県のJIAMで開催された防災セミナーに講師として登壇された鍵屋一さんは、名刺などの連絡先にFAXなんて載せるからFAXで連絡しても良いと受け止められることになる…そもそもFAX番号なんて載せずに電話番号とメールアドレスを載せておけば十分だとおっしゃっていました。

災害時に悠長にFAXでやり取りなどできるわけがないし、ナンセンスだとも。

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完全に同意です。

要らんよ。津山市議会事務局では、新型コロナウイルスの感染者が出た場合などの緊急時には…たとえ休日であっても28名の議員にFAXを送る、ただそれだけの作業のために職員さんがFAXの前で何十分…下手すると1時間超のレベルで無事に全員に送信されるのを確認するために待つという罰ゲームのような仕事があるという話です…。

嘘のような本当の話。

もう完全に要らんやん。

自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)などとご大層な看板を掲げて、言葉だけ流行りに乗っかってみることには何の意味もありません…むしろマイナスです。

デジタル化それ自体は目的ではなく、目的はあくまでも市民サービスをより快適に、効率的に提供できるようにしていくこと。住民本位で考えていかねば方向を誤る結果になりかねません。

我々は決してあきらめることなく…たとえ少しずつであったとしても、出来ることから変えていかねばならないのです!

ま、今日は…もうFAXは良いだろって話でした。

この件についてはFacebookやTwitterにも書いたのですが…書き込む前に、でもまぁFAXを作っていることで生計を立てている人もいるかもなぁ…などと考えていたのですが、実際に似たような声もいただきました。
人それぞれ考え方が異なるし、同じ人なんていない多様性の容認を訴える私はよくそういう表現をしますが、それどころか…世界には利害関係の対立する人も当然います。

皆に良い顔だけして、嫌われないように生きていくことができれば楽かもしれませんが…少なくとも、政治にそれは無理でしょう。バランスを取りつつ、なるべく迅速かつタイムリーに、決断していくことこそ政治の大切な役割だと考えています。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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