いつやるの?今じゃないの?一人一台端末、導入目的は何なのか?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は新年度が始まったばかりの市内の中学校、当ブログにおいても何度も取り上げてきたコミュニティ・スクールの津山市内のモデル校に選出されている津山東中学校へとお邪魔しました。

津山東中学校では本年度は「毎日が学校公開日」として、保護者・地域の皆さまに生徒の頑張っている様子を見てもらいたいという趣旨の取り組みをされており、玄関に用意された受付で名簿に名前等を記入し、名札を付けて校内を見学することが可能です。

本日も市役所におられる教育委員会の方とも意見交換をしました。しかし本気で津山市の子どもたちのことを考えるのであれば、教育行政の担い手である教育委員会の面々だけでなく…学校現場で直接子どもたちと向き合っている先生方の意見を伺うことも当然、重要です。正直言ってもっと重要なのは子どもたち自身の声を聞くことだと思っていますが…今回その思いは叶いませんでした。

同僚議員2名と同じタイミングで訪問しましたが、全員に共通する本日最も見たかった様子は…国が令和のスタンダードとまで言い切って進めたGIGAスクール構想という施策により、津山市内でも一人に一台配布されているタブレット端末をどのように活用しているかについてでした。

実のところ今日はまだあまりにも年度始め過ぎて…タブレット端末を使ってどうこうという段階ではなく…今年1年間の授業の進め方についての説明などがメインでしたが、端末そのものと保管庫などは見せていただくことができました。

生徒の氏名がシールで貼られ、端末はそれぞれの固有のものだという意識づけがされるようになっており、大切に扱うことにも繋がるなと感じましたが…実際には津山市では現状は家庭への持ち帰りなどはまだ全く認められていません。その上に各学校においてはインターネット回線の問題も抱えており、津山東中学校では同時に3クラスが接続するのが限界で、4クラスで使用するとほぼ動かないような状況に陥るのが現実とのこと。

この点については、他の小中学校の保護者の皆さまからも非常に多くの声が寄せられており…厳しい状況の学校では2クラス同時接続も難しいとのことで、時間割1コマにつき使えるのは1クラスだけだという学校もあるのが現状だと聞いています。先生方からは、やがては子どもたちに端末を持ち帰ってもらって家庭学習でも活用してもらいたいという声も聞かれましたが…津山市教育委員会の見解同様に現状では家庭でのインターネット環境がない子たちもいることなどから、まだ早いという雰囲気でした。ソレが整うのを待っていたら…いつになるねんって話なんですけどね。

一律にやる必要はない、できることから、できる人から始めるべきで、使えるものは何でも使い、既存のルールにとらわれずに臨機応変に目的達成すべきであるってことは…完全に俺が言いそうなセリフですが…。

コレ、もう一年近く前に文部科学省が思いっきり示していることです。

全教育・政治関係者つまり全国民へ。やらない理由を説明できる?

2020-05-21

津山市においても、本気で子どもたちの未来を思い、教育長や教育次長が議場でよくおっしゃるように一人ひとりの教育的ニーズに寄り添っていくと言うのであれば…現在の対応から一歩進めて、個別に踏み込んだ対応をとっていくべきだと改めて強く感じました。

この件に関しては小学生・中学生の保護者はもちろん、子どもたち自身からも声をいただいておりますので…引き続き当事者の思いが反映された施策を打っていただけるように動いていきます。

そう言えばリハビリがてら…軽く動画も撮ったんだった。

明日も撮るぞい!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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