マスクはいつ外す?コロナ禍での熱中症対策。判断すべきは大人!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

先だって書いたエントリーで、津山中央病院の藤田浩二先生にお示しいただいたマスクの適正な使用方法について紹介させていただきました。

忍者議員の日常と、熱血医師&津山市こども保健部提供のお守り。

2021-06-30

6月定例会で私自身が一般質問でお願いさせていただいた件に対して、こども保健部健康増進課の皆さまに超迅速にご対応いただいたものでしたが…そもそも、こうした質問をさせていただいた背景には、マスク着用をめぐる幾つものトラブルを市民の皆さまから相談されていた経緯がありました。

具体的には、子どもたちが通学時や体育の時間などにマスクを着用していたことで気分が悪くなった複数の事例とか…街角で2メートルどころか数メートル以上の十分な距離をとって歌っていたにもかかわらず「マスクをして歌え!」と叱られた話とか、ある店では1歳にもなっていない乳児にもマスク着用を迫られた案件とか…それこそ、枚挙にいとまがないレベルで、こうした話は津山市内にもいくらでも転がっています。

ただ、今日(日付はとっくに変わってしまいましたが)も…またしても信じられないような連絡を受けたので、改めて書いておきます。

津山市内のある学校では、未だに体育の時間に屋外…グラウンドを使った授業の際にもマスクを着用させて上で体育の授業を受けさせているそうです。

マスクを着用したままだと息苦しいと言ってきた子どもに対しては、マスクを外させた上で休憩させて、運動を再開するときには改めてマスクを着用させて運動させ…苦しくなったら外させ…の無限ループのような授業が行われているとか…。

これはあり得ない対応です。

すでに津山市議会でも関係各位と話をしてきたことですし…文部科学省からも体育の時間にマスクの着用が必要ないことは繰り返し発信されてきたことです。この事実は報道関係でも問題視された上で報じられており、教育委員会や教師といった学校関係者や私たちのような議会関係者でなくとも、保護者の皆さまであってもご存知の方も多いはずのことです。

事務連絡の形で、文部科学省から教育委員会に対しては上記のような通知がすでに5月21日の時点で出ています。これをまっすぐ読解すれば、先に紹介したような対応があり得ないことはおわかりいただけるかと思います。

また下に紹介するのは、萩生田光一文部科学大臣記者会見録(令和3年6月11日)からの引用です。

報道からは、毎日新聞の記事を紹介させていただきます。

学びの場にマスク着用圧力 「苦しければ外してもいい」と言われても

こうした経緯を踏まえても、すでにこの情報についての学校現場での対応はしっかりと徹底されていて…今さら改めてこれ以上は言うまでもないことだと思っていたのが正直なところです。

ただ現実としてこうした授業が行われている以上…当然ですが、しっかりと指導が行き届いているとは言えません。この件を伝えてきてくれた友人の言葉に「権限は責任だ」というものがありましたが、全くもってその通りだと思います。子どもたちに、マスクの着用判断をさせること自体、間違っているのではないでしょうか?

メチャクチャ重要なこと…場合によっては命にすら関わってくる問題です。本当は苦しくてマスクを外したかったけど、言い出せなくて倒れてしまうようなことは、絶対に起こってはなりません。

また大人であっても難しい自分自身の体調のコントロールを、子どもたちが間違いなく適切に行うことができると言い切れないことは、それこそ教育現場の皆さまが誰よりも理解しておられるはず。

だからこそ、大人が責任を持って決定していかねばなりません。

ただでさえ、コロナ禍で最も大きな”割を食っている”のは間違いなく…子どもたちです。

これ以上、こんなことでまで負担を強いるようなことがあってはなりません。また子どもたち自身に全てを判断させるわけにはいかないからこそ、学校では例えば…当ブログでも何度も取り上げてきている校則などのルールが細かく規定されているはずです。

大人の責任を放棄することがないように、努めていかねばなりません。

津山の未来そのものなどと子どもたちのことを呼ぶのであれば、自由を尊重しつつ…守るべき点を本気で守っていかねばなりません。何しろ熱中症は…当ブログでも毎年何度も触れてきているように、命に関わるもので、決して甘く見てはならないものなのです。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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