未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
私の政治信条と言いますか…力を入れて取り組んできていることとして、マイノリティーの支援があります。それはつまり、社会において少数派の方々の権利や自由が侵害されることのないように、立場を守っていくための活動です。これについては様々な当事者支援を行なってきていますが、その中でも特に、議員になる前から長く取り組んできていることの一つに、性的少数者いわゆるLGBTの方々への支援活動があります。
津山市議会の会議録は、平成6年まで遡って検索することができますが…私が議員にならせていただくまで、津山市議会の本会議においてLGBTというワードが出たことは平成29年に一回あっただけでした。
議員にならせていただいた令和元年以降、繰り返しLGBT支援を訴えてきました。
多様性理解促進の糸口としても、まずは知ってもらうこと、理解を深めていただくことが肝要であると考え、何度も何度も取り上げ続けてきた甲斐もあって(最初の頃はLGBT議員と言われていたなどというような話も聞こえてきましたが…)、同僚議員の中にも継続的にこの分野に関心を持ってくださる方も出てきました。
まさに議員になりたてホヤホヤの頃に個人的に動き、当事者からの評判も高く、視察受け入れなども積極的にされている大阪市淀川区役所の市民協働課さんとお話をさせていただき…淀川区の啓発パネルやポスターなどを、津山市管理のあらゆる公共スペースにおいて、LGBTへの理解を深めるという目的のために使うのであれば、完全に無償で自由に使用しても構わないというご許可を頂戴したことがありました。大阪市民の税金で作った資料だが、LGBT支援に役立つのであれば喜んで協力させていただくと言ってくださった担当の方の熱意には痺れた思い出があります。
デザインなどにも一家言ある私が、岡山県が使用している資料などよりも圧倒的にわかりやすく、しかも素敵な内容であると感じたそれらの啓発資料を許可を得て議場で配り、小中学校などで役立ててほしいと教育委員会にお願いしたのは、人生で3回めの定例会での一般質問…令和元年の12月議会でのことでした。
ま、結果は残念な答弁でしたが…。
しかし、その一年後には…教育委員会が実施してくださったわけではありませんが、津山市で初めてのLGBTパネル展が実現したのです!
さらに昨年はインターネットを介してのアンケート調査を実施してくださいました。
パネル展の現地に設置してある用紙でしか回答できないアンケート調査は、当事者の気持ちに寄り添えていないと苦言を呈した結果、迅速に改善してくださったものです。
で…やっと本題。
パネル展は今年もやってくださっています。
津山市 LGBTへの理解深めてもらうパネル展(NHK岡山NEWS WEB 動画あり)
令和4年度LGBTパネル展 令和3年度アンケート結果(津山市公式サイト)
今日も津山市の担当者の方とも少しお話をさせていただきましたが、大変前向きに取り組んでくださっていると感じました。正直言って市長からはパートナーシップ条例制定へのやる気が全くと言って良いほど感じられない残念な津山市の現状ではありますが…現場にはLGBTへの理解を深めるため、促進していくため、少しでも知っていただくために尽力してくださっている方々がおられることを改めて確認できて嬉しかったです。
アンケート、是非ご協力いただき率直な声をお聞かせください!
すぐに終わる内容です。
上記で紹介したブログエントリー内でも以前に紹介していますが、今回の展示のメインの一部も担っている、噂の大阪市淀川区役所市民協働課さんプレゼンツのポスターを最後にドーンとまとめて掲載しておきます。
介護している人の中にもLGBTがいるって、知ってほしい
パートナーに何かあった時に、連絡が来るような仕組みがほしいな
彼女と安心して暮らしていくために、何か制度ができればいいのに
恋愛や家族のカタチは色々あるってことが広まればいいなぁ
同性を好きになる人もいるということを知ってほしい
フルネームで呼ぶのはやめてほしいな
『誰でもトイレ』がもっとたくさんあればいいのにな
人の性別を勝手に決めないでほしい
「そんなんアカンよ」って、誰かが言ってくれたら、少しは楽だったかも・・・
自分の望む制服を選べたらいいのになあ
それぞれについて、感想など聞かせていただけたら嬉しいです。
このように…あきらめず声を上げ続けていれば、その声が理解や共感を得られる内容であるならば必ず…成果に繋がっていくのです。少しずつかもしれませんが、世界は必ず変えることができるのです。あきらめるにはまだ少し早いんじゃないかな…。
津山市を、一緒に変えていきましょう!
実例はまだまだあるので紹介していきます。それでは本日はこんなところで。また明日!