未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
さて本日は…前回のエントリーで紹介し損ねた秋久憲司議員の決算質疑の動画紹介から入りましょう。一人だけ紹介できずで昨日は申し訳なかったのでね。あ、標題はもちろん秋久議員の話じゃないですよ。誤解を招いてはいけないので書いておきます。
空気を読んで。

昨夜のエントリーでは9月29日、津山市議会定例会最終日に行われた決算議案質疑の動画をまとめて紹介していたのですが…秋久議員の動画だけはアップが翌朝になりましたので、紹介できていませんでした。
では早速!
9 | 秋久憲司 | 決算質疑 議案第28号 1.田邑財産区会計について
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秋久議員は9人登壇した中の9人目、最後の質問者でした。
昨日も少し触れましたが、インターンの大学生の子たちがわざわざ市外県外から応援に駆けつけてきてくれた(執行部の皆さまから「三浦議員の応援団?」と尋ねられましたが…残念ながら答えはNO!)以外は傍聴者も入っておられず(常に後ろを確認しているわけではないし、議会事務局にも未確認なので正確にはわかりませんが…)、一般質問の際よりも市民の皆さまの関心が高くないのかなという印象は受けています。
またそれゆえかもしれませんが…報道の関心も高くないようで、一般質問時には毎回質問原稿の提供を求められますが、決算質疑の際にはそれがない、関心がない現れだ的な話を聞いていましたが…実際、確かに提供を求められることはありませんでした。
さらに言えば、以前から決算のたびに何度も書いてきておりますが…議員の中にも、職員の皆さまの中にも”決算はすでに終わったもの”だという事実を殊更に強く言われる方がおられるのも事実です。もちろん、確かに終わったことです。
それ自体は事実。令和2年度の決算議案を審議するということは、終わったことを議論することに他なりませんが…今のこと、そして未来のことを考えるためにこそ、昨年度の予算がどのような事業に対して最終的にどれだけ執行されたのか、そしてどのような効果に繋がったのかを確認する過程である決算質疑は、極めて重要なのです。
他の自治体においては、決算のためだけに特別委員会が設置されているケースも散見されます。
そして多くの場合、集中して数日間を費やして審議されている…決算とは、そのくらい重要なテーマなのです。ハッキリ言って、津山市もそうすべきだと思っています。自分自身を含めて、全議員がもっと決算に対して意識を高く持って、しっかりとチェックすることが肝要ではないかと考えているということです。
無論、そもそも予算案が議会を通過しているからこそ決算がなされているわけで…いくら審議してみたところで、すでに支出されてしまった内容を取り消すことはできません。
しかしながら決算議案を吟味する中で不適切であると感じられる内容や、非効率的にしか映らない内容があれば、質疑を通じてその詳細を明らかにすることができ、次年度以降の予算編成に反映させることができるはずなのです。当然ながら、反映するしないは予算編成権を持っている行政側の判断ですが…議会も何もできないわけではありません。議会の意思、というよりも住民意思を反映していないと感じたならば、議会において予算を否決すれば良いだけの話(実際には…そこまで至ることはほとんどの場合はない)です。
要するに!
予算の使われ方…つまり私たちの税金の使われ方を、より一層適切で効率の良いものとしていくために、決算議案の審査は非常に重要な役割を持っているのです。

な・の・で。
「決算なんだから空気読んで、もっと早く終わらないと…。」
などと言われていた人がいるのかいないのだか知りませんけれども。
私としては大切な議論をさせていただいたつもりですし…これから先も、決算質疑には必要であれば(仮に必要ないと思ったなら質疑に立つこともしません!)時間を費やして、取り組んでいく所存であります。
本日はこんなところで。また明日!