未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
日経クロストレンドの記事によりますと…過去10年6回の国政選挙の都道府県別投票率において、岡山県はワースト5位、全国47都道府県中の43位という…なかなか残念な結果になっております。
地方議員などやらせていただいておりますと、同じ立場つまり全国で議員をやっている仲間たち…特に同じくらいの年齢層、あるいはさらに若い年齢の方々とコミュニケーションをとる機会が多々あります。なぜ相対的に年齢が上の方が少ないのかと言いますと…年齢層が高くなればなるほど、インターネットを介してのコミュニケーションが得意でない方が多く、ご自身の所属している自治体の外での交流の場に、それほど積極的に足を運ばない方も多いからだと考えています。
交流の中で厳然と感じることがあります。
それは地方による文化や意識の相違、民度の違いというものが住民意識として存在するということ。
これは一概にどの地域が好ましくてどの地域が好ましくないなどといったものではないのです。”地域柄”として確実な傾向の違いが存在することを、間違いなくハッキリと感じる機会があるということです。
郷に入っては郷に従えという言葉もありますが、冒頭に紹介した記事にもあるように…先だって当ブログでも何度か触れたブランド総合研究所による都道府県の魅力度ランキングの順位などよりも…この投票率のランキングは、自治体として、もっと深刻に受け止めた方が良いランキングだと言えないでしょうか。
過去の順位を見てみても投票率上位の道県は常に成績上位と言えますし…下位の府県はおしなべて成績が悪く、たまたまとは言い難い。


二つの表は共に当該記事より引用。
投票率だけ向上させれば良いものではないという声も見聞きするところではありますが…少なくとも低いより高い方がより正確に民意を反映させた結果となることが期待できますし、政治の質の向上にも繋がると考えられます。
当該記事中で”実質的に人気の観光地ランキング”と評されている、件の魅力度ランキングにおいては、中途半端な位置(岡山県は2021年は35位)よりもむしろ47位を争うくらいの方が「オイシイ!」と思うと私見も書きましたが…投票率に関してはさすがにそうは思えないところ。
投票率トップの山形県ですら6割を超えるのがやっとという現状は、私が子どもの頃と比べると淋しい数字だなと感じるのが実際のところですが…これが今の政治の現実です。

ともかくも政治の最前線で議会での職務に取り組んでいる私たちは…二人に一人しか投票に行かず、そのうちの何パーセントかの支持を集めただけの首長や、さらに断然低い支持を集めただけの議員にすぎない(もちろん、だからといって軽い立場ではありませんが)ことを自覚して、勘違いすることがないように、自分自身が一人で何かを成し遂げたなどと思うことがないように…調子に乗りすぎることがないように、謙虚に頑張っていかねばならないなと、オイオイ大丈夫か…と思ってしまうような事例を見て、我が振り直そうと思った日の独り言でありました。
それでは本日はこんなところで。また明日!