嬉しくて泣きそうになった話。誰もが自由に選択できる社会を目指して。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

年度末ということもあってか、このところ毎日とても色々なことがあります。沢山の方々とコミュニケーションをとっていて、身体的な意味だけではなく…喜怒哀楽の感情も忙しく動き回っているところです。今回はその中の一つ、涙が出るほど嬉しかった出来事について共有させてください。

津山市は就学猶予の先進自治体へ!選択肢の多い社会実現のため。

2021-01-22

当ブログにおいて以前、津山市内に住む、とても素敵な家族について書かせていただいたことがあります。それが上記のエントリーです。我が子の未来について思い悩まれるご両親から相談を受けたことがキッカケで知り合った、KING&PRINCES&QUEENが…本日、わがひらくマサポーターズ事務所を訪れてくださいました。

何度も何度も直接面と向かっての相談を重ね、諸々ご納得くださった上で…すでに議場での質問の中で、ご両親が望まれていた”就学猶予”という選択肢について取り上げさせていただいたのが、もう2年近く前。この質問ののち…大袈裟ではなく実際に日本中から本件についての問い合わせを頂戴しております。

就学猶予とは?

就学義務の猶予又は免除について(文部科学省公式サイト)

すべての国民が日本国憲法第26条、教育基本法第5条により、保護する子どもたちに対して普通教育を受けさせる義務を負っています。ただ病弱、発育不完全その他やむを得ない事由のため就学困難と認められる場合には就学義務が猶予または免除されることがあるのです。

詳細は上記リンクの文科省関連ページを参照していただければというところですが、このご家族の場合は、お子さんが予定日よりも4ヶ月も早く…本来生まれてくる予定の学年よりも一つ上の学年にならざるを得ないタイミングで、わずか554グラムで生まれてこられたという経緯があり、どう解釈しても就学猶予が妥当だと感じられたために、議会での質問という最終手段を経て、結局…猶予が認められたのです!

その後、津山市の事例を参考に…何人もの子どもたちが、実際に就学猶予に至っているのです。

つまり、このご家族がいなければ…将来が変わっていたかもしれない子どもたちがいるのです。

残念なことですが本来選び取ることが可能な選択肢が事実上、奪われている…隠されているに近い状態である教育委員会は、日本中に沢山あるという事実を、私はすでに知っています。

パブコメ結果公開。それでもあなたは「誰一人取り残さない」と言いますか?

2022-03-26

先日も少し書いたばかりですが…世間ではSDGsに代表される、誰一人取り残さない社会の実現だとか、障害のあるなしにかかわらず、すべての子どもたちに共に教育・指導をしていくインクルーシブ教育だとか…言葉や形のみが一人歩きしているような印象があります。

実効性や現実が置いてけぼりにされている感を強く覚えているのは、私だけではないはずです。今日も、嬉しいだけではなく気になる話を伺いましたので、調べていかないといけないと感じていることもあるのですが…それはまたの機会にして、一旦置いておこう。

今日メチャクチャ嬉しかったのは…上で紹介したご家族が…その子の卒園の当日にご家族揃って、わざわざ散らかった事務所を訪れてくださったこと

そして”ありがとう”というメッセージを届けてくれたことです。

無論お礼を言っていただくために頑張っているわけじゃないけど…初めて会ってから2年以上経ち、大きく成長したプリンスの姿にはこみ上げるものがあり…完全に”お門違い”なのはわかっているんだけども、それでも涙が出そうになりました。

誰であれ、理不尽に選択肢を奪われることがあってはならないし…できる限り、選択肢を増やしていくことが皆が幸せに生きていけることに繋がると信じています。

夜はパブラボのオンラインセミナーで…タイムリーな話も出ましたが、長くなるのでまた次回。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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