予防可能な事故で失われ続ける命。繰り返される園児のバス置き去りに思う制度設計の甘さ。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

またしても…本来防ぐことができたにもかかわらず、決して取り返しがつかない…あまりにも悲し過ぎるニュースが流れていました。

【速報】園児バスの車内に女児が5時間置き去りか…病院で死亡確認 熱中症の疑いー静岡・牧之原市

昨年の夏にも、福岡県中間市の保育園の送迎バス内に置き去りにされ、熱中症で園児が亡くなる事故があったことを重出された方も多かったのではないでしょうか。こうした予防できたにもかかわらず防げなかった上に取り返しがつかない理不尽が繰り返されるのは、あまりにもつらい話です。

”予防できる重大事故”から子どもたちを守るために…というコンセプトのもと活動している子どもの事故予防地方議員連盟のメンバー内では即座に情報が共有され、前回もそうであったように様々な予防策の具体案が出されたり、議連としてのアクションなどについても論じられているところではあります。

何よりも私自身が、自分自身の判断の遅れにより、愛娘を失っています。

愛する人のために。インフルエンザ脳症で娘を失った父親の願い。

2020-02-13

誰にも、自分自身が経験したような思いを味わってもらいたくありません。

そもそもの始まりは、きっとそんな理由ではなかった気がします。しかし今の私が政治に取り組む最も大きな動機は、理不尽に命が失われたり、尊厳が踏み躙られたり、自由が奪われたりするケースを一つでも減らすための助けになることかもしれません。

政治が本気で動けば…動いていれば、少なくとも今回の事例は防ぐことができたのではないかとすら思うのです。それは杜撰な管理体制や不注意を擁護するものでは決してありませんが…それでも敢えて言いたいことを書いておきます。

人間はミスをするものです。

ミスをする前提で制度設計しておかねばなりません。

仕組みを整える側にいる私たちは、悪意や過失が重なることも想定しておかねばならないのです。想定外という言葉は基本的に言い訳に使ってはならない…そういう思いで、慎重かつ大胆に適切なスピード感を持って、問題解決に当たらねばならないと考えています。

こういう何とも表現しがたい悲しみや苦しみ、怒りが入り混じった感情に囚われるときはいつも、アイキャッチ画像はゲルニカを使っちゃいます。そしてこの種の問題に向き合う際、テクノロジーの利活用は大きな光明だと確信しています。

精神論で解決するなら最初から問題おきませんよ…。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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