あなたはあなたのままで。政治の原点、3.11に役割を見つめ直す。祈りとともに整備し、備える。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

当ブログの主な読者の皆さまには改めて言うまでもないことですが…本日3月11日は日本中の多くの方々の記憶に残っている一日。ただ、震災から12年が経ち、少しずつ震災を知らない世代が増えてきていること、震災を経験していても記憶が薄れてきている方々が多くなってきていることは事実と言えると思っています。

市議会議員を4年近く務めさせていただいているわけですので、議員や首長の友人・知人は少なくありません。多くの皆が本日のSNSで震災のことに触れ、哀悼の意を捧げるとの発信をしていました。私自身にとっても3.11は、政治の世界に飛び込むキッカケになった日です。

今もなお、避難を余儀なくされている方々がおられること…そして今も、行方不明の方がおられること…今を生きている私たち、当時のことを覚えている私たち大人が忘れてはいけないことは確かに沢山あると思ってはいますが、人には忘れる自由も当然にあると思っていますし…本当は忘れられるならどんなに楽かわからないような悲しみに向き合っている方々に、忘れてはいけないと強制する権利など誰にもないはずです。

今でも震災は終わっていないという表現も散見され、確かにそうだよなと思いながらも…目を逸らしたいと考えてしまうことや、忘れたいと思ってしまう気持ちを抱えている方々がいることも、痛いほど理解できるのです。そうした方々への配慮を公共として考えていく助けとなることも、私の仕事の一つです。また人それぞれの考え方や感じ方があって、それをできるかぎり尊重しようというスタンスだからこそ…このあたり、とても難しいなと感じてしまいます。それゆえに、確信に近いレベルで考えていることがあります。

それは政治にとって最も大切なのは忘れないことではなく、きっと備えることだということ。何があろうと明日はやってくるけれど…ただ明日も元気で笑顔でいられるか否かは、誰にもわかりません。

今の状況をより良く整え、できる限り備えることこそ政治の役割です

それゆえに、災害対策や命を守る施策は最優先課題として取り組んできましたし…これからもその姿勢を維持していくつもりです。その上で、人それぞれだよなってことも、できる限り尊重していきたいのです。

誰かが悲しんでいるからって、あなたまで泣かないでいい。

あなたは、あなたのままでいい。

黙祷は例年一人でいるときにさせていただくことが多かったのですが…今年は、一人ではないタイミングで14時46分の震災発生時刻を迎えました。一人ではなかったことが有難いなと思いながら、暫時黙祷させていただきました。それこそ、SNSなどでは黙祷には全く意味がないという主張なども見聞きしましたが、個人的には今後も続けていくつもりでいます。

これから先も、皆が大切な人と一緒に、なるべく幸せでいられますように。

祈りは無駄ではないと信じていますので、祈るとともに…職責を果たすためにも、そうした環境の実現と維持のために、尽力していきます!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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