未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
インフルエンザ脳症で亡くなり、臓器提供した世界一可愛い愛娘・愛來(愛称・くーちゃん)のことを書いてくださった記事が、毎日新聞医療プレミアサイトにて連載スタートしたことを一昨日のエントリーで告知させていただきましたが…その同じ日に、とても興味深い発信に触れることができました。
#インフルエンザ脳症 で亡くなり #臓器提供 した愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)の連載記事が毎日新聞医療プレミアで始まったことを告知させていただいた昨日…インフルエンザ脳症を防ぎ、抜本的治療確立に繋がると期待される発表ありとの報道に触れる。あんな悲しみが繰り返されませんように。 pic.twitter.com/a7JQT8Rk8y
— みうら⋈ひらく@津山市議会議員 (@miurahiraku) June 14, 2024
もちろん偶然でしょうが、巡り合わせだなと思っています。共同通信さんが発信された下記の報道は、日本中の様々な新聞をはじめとしたメディアで取り上げられ、私だけでなく多くの人たちの希望、期待を膨らませるものだと感じました。研究に携わられている皆さまの努力に、心から敬意を表します。
インフル脳症はタンパク質蓄積で 合併症原因、治療法確立に期待
不安や恐れの軽減にも繋がり…私もかつて医療者でもないにもかかわらず、その撲滅を目指したいと宣言したブログ記事を書いたこともありましたが…やがて、くーちゃんの命を奪った病によって悲しい思いをする人がいなくなるような、そんな世界を実現できるかもしれないと、そう思わせてくれました。大いに期待しまくっています。
私は私のできること、やるべきことを継続していくのみです。
津山市議会議員としての務めについては、当然ながらどの議員よりも本気で果たしていくつもりで臨んでいますし、これからも取り組んでいきますので、引き続き注視いただきたいところですが…このインフルエンザ脳症の撲滅や移植医療の啓発に関しては、人生をかけて、文字通り命のある限り、ライフワークとして取り組ませていただきたいと願っています。有難いことに、6月議会が閉会となる7月2日以降は、かなり過密なスケジュールで臓器提供のドナーとなった娘の遺族としての講演依頼などを頂戴しているところで、前向きに取り組ませていただけています。それらについてもまた可能な限り共有していきますね。
ところでその一つ、移植医療の現場についての報道で、極めて残念だなと感じるような問題意識を覚える内容に、今日は触れることになりました。
元移植コーディネーター「職場で週3日寝泊まりも」…深刻なあっせん機関の人員不足
臓器提供にかかる事務全般は公益社団法人日本臓器移植ネットワーク(通称JOT)が一手に担っており、私自身も何度も東京・港区にあるJOT本部にお邪魔して色々なお話をさせていただいてきています。
一手に担うということは、ある意味では独占企業であると言えるわけで、良い面もあれば悪い面もあることは容易に想像がつくところですし、公益社団法人として、国・厚生労働省からのサポートも受けているわけで、議員という肩書きを頂戴している私としては思うところもあり…一介の地方議員の身でありながら、何かと面倒なことを言わせていただいたりもしてきています。
ただ、現場の皆さまは良い人ばかりだし…当然に頑張っておられます。
想像してみてください。上に貼り付けた記事を読んでいただくまでもなく…精神的にも相当に厳しい職務。私自身、何人かのコーディネーターの方を存じ上げているわけですが、極めて深い悲しみの中にいる家族に対して、移植の意思確認や説明を行うという職務は本当に大変なお仕事だなと思うわけで、続けてくださっている皆さまには感謝しかありません。
だからこそ、職務に見合った待遇や評価がなされるべきです。
これはどんな仕事であっても当然同じことではあるのですが…今回のコーディネーターの件であれば職場環境を整えること自体が必ず、誰かの命を守ることに繋がります。命を繋いでいくことに直結するのです。そして同じように、公務員や教職員の労働環境を適切な状態に保つことは、住民利益や子どもたちの教育環境を守っていくことにダイレクトに結びついているのです。
だからこそ、6月議会でも私は質問項目の一つに、心の健康問題で休職している職員や教員の皆さまの状況を盛り込んでいます。
受益者は誰なのか?
情けは人の為ならず…巡り巡って自分自身にも、そして自分の大切な誰かにも関係してくることだという想像力を持って、考えていただけますと幸いです。
もちろん、私自身もそうあるべく努めます!
アイキャッチ画像は質問作成の合間を縫って一瞬訪れた、アルネ津山でのコンサートの様子。荒んだ心が少しだけ洗われた…気がします。
本日はこんなところで。また明日!