未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
9月議会が閉会翌日から出かけていた総務文教委員会視察…昨日&一昨日と続いた茨城県への強行軍から、昨夜遅くに津山市に帰ってきたばかりではあるのですが、本日はまたしても早朝の津山線に飛び乗って、今度は熊本市へと来ています。
以前のエントリーでも紹介させていただいていた、熊本市での市民公開講座に登壇させていただくためです。
「臓器移植、その時家族は」と題された会で、講演させていただきました。
毎年書いてきていることですが、10月は厚生労働省の定める臓器移植普及推進月間です。当ブログを長く読んでくださっている皆さまなら重々承知してくださっていることですが、愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)をインフルエンザ脳症という病で突然に亡くした際、臓器提供するという重い決断をさせていただいてから…私にとって、臓器提供、臓器移植、移植医療にかかる啓発を行ってくことは、ライフワークと言って良い取り組みになっているのです。
今回もその一環として参加させていただいた企画で…くーちゃんの臓器提供に至った経緯、それまでの葛藤、当初は妻でさえ提供したくないと言っていた家族間での意見の相違をどのようにまとめたのかなど、お話させていただきました。まぁ実際には私は家族を一切説得していませんので、まとめたわけではなく、自然にまとまることになったのが実際の経緯ですが…その点に限らず、今回は30分のお時間を頂戴していましたので、かなり詳しくお話させていただきました。
議会では基本的には持ち時間を厳守してブザービーターをカマしまくる私ですが、もちろんブザーなど鳴らないものですから、ちょっぴり時間オーバーしてしまったかと思います。関係各位、ご迷惑をお掛けいたしました!
講演後には、医療関係者、臓器移植コーディネーター、大学生の皆さまなど、他の登壇者の皆さまとともにパネルディスカッション的なQ&Aコーナーにも参加させていただきました。会の終了後には懇親会でも皆さまと交流させていただく機会を頂戴し、非常に充実した時間を過ごさせていただき、移植医療推進ネットワーク協議会と各病院の先生やスタッフの皆さま、そして県を中心とした行政がまさしく一体となって移植医療の推進に取り組んでおられるのだなと強く感じるシーンを何度も目の当たりにしました。
くーちゃんもお世話になり、私自身も現在進行形でお世話になりまくっている岡山県のコーディネーターである安田さんも参加されていましたが、人口あたりで考えると近年全国の中でも臓器提供数が突出して多い岡山県においても、ここまで徹底した連携は図れていない印象であることなどを話し合い、勉強させていただいたところです。
まず熊本駅の人出が凄く、駅前のみならず街中でイベントが行われている天気の良い土曜日でした。そんな中で医師会館に足を運んでくださり、少しヘヴィに感じられるかもしれないけれど実は誰もが当事者になり得る、間違いなくあなた自身にとっても関係があるテーマについての話に耳を傾けてくださった皆さまには、感謝しかありません。
会場自体も熊本城の目の前という超絶素晴らし過ぎるロケーションで、取材にも地元熊本だけではなく、有難いことにわざわざ岡山から駆けつけてくださった記者さんもおられました。ただあまりにも贅沢すぎる空間だった感はあって、さすがに満員御礼とまではいきませんでしたが、集客も含めて様々な面で、会を催してくださった関係者の皆さまに感謝とリスペクトを覚える企画でした。
お声がけくださった理由として…かつて、ABEMA Primeに出演させていただいた際の動画をご覧になっていただき、いつか…と思ってくださっていたという言葉を伺えたことも、とても嬉しかったです。当時はくーちゃんの移植の事実の公表を含め、出演自体が色々と物議を醸しましたし、確か例の映画がクランクインした日でメチャクチャ忙しい中でのドタバタ出演でしたが…改めて、誤った判断ではなかったと確信できました。
目的はあくまでも、移植医療の現状改善ですから。
熊本県には今年、議員としての活動の中でも足を運ばせていただいています。
一昨年にも訪問させていただいたことがありましたが…特に教育関連においては学びが多く、議会でも繰り返し紹介させていただいてきています。ライフワークにおいても…熊本県全体としての取り組み姿勢の素晴らしさから、これからも多くを学ばせていただける自治体だと強く感じました。
また必ずお邪魔します!
くまモンは他人とは思えませんしねぇ…。
本日はこんなところで。また明日!