未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
今日は朝早くから、何人もの方からご連絡をいただきました。
アイキャッチ画像にあるように、日本中の毎日新聞にくーちゃんと私の記事&写真が掲載されたからです。SNSなどを介して皆さまより、数々の嬉しい声を頂戴しました。何の告知もしていなかったにもかかわらず…気づいていただき、ご連絡までくださった方…気に掛けていただき本当に有難うございます!
本日12月18日と来週25日、そして来年の元日、2025年の1月1日。
初回が本日掲載されたのちの告知とはなりますが…いずれも水曜日の毎日新聞朝刊において、今年の春に取材を受けた愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)の記事が掲載されることになっています。 5歳でインフルエンザ脳症に罹患し、約1ヶ月の闘病の末に亡くなり、臓器提供した、私の世界一可愛い娘の話です。
上記のエントリーの最後に書いていますが…先日、福島県臓器提供セミナーに登壇させていただいた日に頂戴した非常に嬉しい連絡というのが、この件でした。本日分はすでに掲載されたわけで、もちろん自分も拝読させていただきましたが…どうか皆さま、ご自身でお手に取っていただきたいと思います。 毎日新聞を購読されていなくても大丈夫です。
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以前にも、ご本人の了承を得た上で発信させていただいており、ご自身の体験をもとにした著作まで出版されている方なので書かせていただきますが…記事を書いてくださった倉岡一樹記者は、ご自身がレシピエント(臓器提供を受けた人)でもあります。みずからが当事者であるというバックグラウンドにも裏打ちされた、移植医療の取材に携わる競合他社の関係者からも”あの人の右に出る人はいないと思う”とまで評される真摯な取材姿勢、記事が持つ説得力は、お読みいただければ、圧倒的な説得力を伴って実感いただけるものだと自分も思っています。
移植を受けられた方は、免疫抑制剤を基本的には一生服用し続けなくてはなりません。
例えばコロナ禍において、感染症にかかりやすくなるこうした薬を飲み続けるリスクや恐怖はいかほどでしょうか。当事者以外には想像することしかできませんが、少し考えればわかることです。食事などの面も含め、日常生活にも様々な影響がある中で、倉岡さんは2日間にわたって私と膝を突き合わせてくださり…12時間近くに及ぶ長い時間を費やして、くーちゃんの話を聞き取ってくださいました。
それまでほぼ取材を受けてこなかった妻までもが心を動かされ、少しだけ話してみようかなと前を向けたことにも心から感謝しています。
ときに涙を浮かべ、私たちの気持ちに寄り添ってくださいながらも…プロとして極めて丁寧に取材してくださった倉岡さんの姿からは、記者としての矜持とともに、人間としての実直さを感じました。
こうやって人と接することができるように、自分もならなくては…そう思いました。
まだまだ長距離の移動にもリスクがある中で、わざわざ岡山県の奥地である津山市まで足を運んでくださったわけです。 来津してくださっている間も自分の仕事の都合にも大いにご配慮いただきましたし、上司の方も特段のご配慮をくださったようです。奥さまも「あなたが取材しないで誰が書くの!行ってらっしゃい!」と背中を押してくださったと伺っています。
倉岡さんご本人はもちろん、ご家族や周囲の皆さまにも心の底から感謝しています。
だからこそ、この記事はできるだけ多くの方にお読みいただきたいです。
倉岡さんが魂を込めてくださったこの記事には誰にとっても関係があること、いつどんな形で、自分ごととして我が身に降りかかってくるかわからない話が書かれています。
くーちゃんの話でも私の話でもなく、あなた自身の話になるかもしれないテーマです。
お読みくださったご意見やご感想も、是非お気軽にお届けください。肯定的に受け止めていただかなくても全然構いません…くーちゃんがよく言っていたように全ては”人それぞれ”ですからね。あなたにはあなたの感じ方、考え方があって、私はそれをできる限り尊重したいと思っていますし、もちろん私自身の考え方を押し付けようなどとは一切、思いません。
ただ臓器移植、臓器提供が自分ごとになる可能性は、誰にも等しくあるのです。
何かを考えていただくキッカケ、誰かと話し合うキッカケ、少しでも備えていただけるキッカケになれば、とても嬉しいです。
そんな話を今日は群馬県の桐生大学、看護学科の皆さまの授業の中でお話させていただきました。
本日はオンラインでしたが…近い将来に医療現場の最前線で、患者と患者の家族と向き合うことになる道を志す皆さまに対して…お話を聞いていただく有難い機会を頂戴していたわけです。
100名近い学生の皆さまに、くーちゃんのことを知っていただきました。
もちろん全員がそうした現場に立つことにはならないでしょうが、扱いの難しい、ドナー家族となり得る当事者に丁寧に寄り添うことができるのは、結局は現場の皆さまがたしかいないわけです。これから先に最前線でそうした患者やその家族に寄り添えうことになるかもしれない若い未来ある方々に、 くーちゃんの話を聞いていただけて、何かしらの糧になるとしたら、こんなに嬉しいことはなかなかないわけで、今日も有難い時間を過ごさせていただきました。
関係各位に感謝です!
講話の中でも触れましたが…あなたが何歳で、どこにお住まいであっても、どんな生活をしていようと同じことです。
あなたとあなたの大切な誰かが、できる限り長い間、一緒に幸せでいられますように。
私は私にとっての世界一可愛い子、くーちゃんと一緒に…応援し続けます。
そしてあなたがあなたにとっての世界一可愛い誰かを思うのと同じように…あなた自身もまた、誰かにとっての世界一可愛い子であるからこそ、私たちは生まれて、生かされてきたのだという事実を忘れることなく、誰もが尊重し合いながら日々を大切に生きていけるような社会にしていけたらと、願っています。
そのためにまず、あなた自身のことも、大切にしてくださいね!
何卒よろしくマ!
本日はこんなところで。また明日!