未来拓く、みうらひらくです。
昨日のエントリーの続きです。
津山市における、既存の施設を利用した新しい付加価値の創造。
実例として挙げた津山まなびの鉄道館、そして津山さくらまつりにおけるプロジェクションマッピング。
鉄道館に関しては、旧扇形機関車庫のリニューアルオープンという体裁もありますが、すでに一部で有名な施設であったものが脚光を浴び、広く一般に知られるところとなった今だからこそ、考えるべきことがあると思います。
同様にプロジェクションマッピングって言葉すら聞いたことのない方々が、一目その”どえらい”ものを見ることを目的に、鶴山公園を訪れたなどという話を聞くと…わくわくするものがあります。
それを”目的”に津山を訪れる人が新たに生まれるというのは素晴らしいことです。
どんな目的で訪れても自由。
さくらまつりに桜を愛でるためではなく、お笑い芸人のステージを観るために行ったって全然問題ないわけです。
そんなの関係ねぇんですYO!!
だからこそ…コンテンツ、選択肢は多い方が良いのです!!
また話が逸れてきたな…。
昨日少し触れた”気にしておくべきこと”について。
先の2つの実例のターゲットとすべき年齢層についてです。
これは簡単に正解が導き出せるような話ではないし、色々と意見があるところだと思います。
私自身の考えを端的に表すとこうなります。
子どもとお年寄りを狙うべき。
間違いないでしょコレ。
珍しく超正論だと思うんだが。
言葉が足りないかもしれないので、一応軽く説明します。
狙うってのは言葉が悪い(わざとだけど)のなら、子どもとお年寄りに配慮すべき…とするか。
一気に当たり前の話の雰囲気に…ダメだこりゃ。
”少子高齢化”という…耳にタコができるほど散々叫ばれまくっている問題が、さらに進んでいくことがほぼ確実な現在。
この先増えることが間違いないお年寄りと、将来を背負っていく子どもたちに配慮することは当然っちゃ当然です。
相対的かつ一般的に言って、年輩層の方が若い世代より経済的に余裕があることは間違いないでしょう。
…ということは、そこに訴求していければ若い世代に訴求するよりも大きな経済効果が期待できます。
そして現在の小さな子どもたちは、私たち大人の誰もが一つや二つは心に焼き付けている幼き日の懐かしい思い出を、今まさに現在進行形で体験している真っ最中なわけです!!
子どもの頃の記憶を辿ってみれば、誰にだって何かしら幼い日の思い出はあるはずです。
その思い出の一つとして、記憶に残る素晴らしい体験をすることができたなら…やがて成人した後に、ふるさと津山への思い入れを強くする一助となることさえ期待できます。
それはまさしく、何十年先の未来への投資に他なりません!!
百年先に生きている人間は、なかなか周囲にいないかもしれませんが…
数十年先に生きているであろう人間はいくらでもいます。
今だけの、目先だけの利益や盛り上がりのみを重視するのではなく…5年後、10年後だけを見据えるのでもなく、さらに想像力を働かせてみることが大切だと思うのです。
若い世代は放っておいても情報感度が高い人間が相対的に多い上に、情報の共有スピードも速いです。
語弊を恐れず言えば、内容さえ良ければその層は勝手に付いてくる。
幼い子どもたちの保護者として最も多いのは20〜40代の層でしょう。
子育て世代が子どもたちのため(≒みずからのため)に子どもに優しい場所を好むことは間違いありません。
子育てしていない人だって、必ず年は重ねるわけで…いつか”お年寄り”になるわけですからね。
あら不思議、全世代カバーできるじゃんって話☆
具体策等は改めて。
また明日!!