噂の質問大公開その2!津山市執行部からの答弁にどう切り返す?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

実は一般質問の日、スボンのベルト忘れていました…太り過ぎて不要レベル!

本エントリーは前回を読んでいただかないと意味不明かもしれません。

噂の原稿を大公開!情報発信の重要性を訴える熱い思いを感じて!

2019-06-30

津山市議会6月定例会、私が登壇席においてぶつけた当初質問(上記エントリーで文字原稿を公開)に対し…津山市の幹部である市長、総合企画部長、総務部長の答弁から始まり、再質問以降の流れをまとめています。

動画もあります。

6月定例会で一般質問に立った全議員の動画まとめはこちらから。

津山市議会6月定例会一般質問終了!全議員の質問を動画で公開!

2019-06-29

前置きは良いか…それでは文字起こし、スタート!

谷口市長
三浦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
市政が身近に感じられていない、このことにどう向き合うかについてであります。

市政の関心を高めるためには市民が夢と希望を抱けるような施策を講じていく必要があると感じております。
また市民が生活をする上で必要な情報が容易かつタイムリーに得られるという環境づくりが大切であるとも考えます。

私は様々な手段を活用し、多方面から情報を市民に届けるために広報誌やホームページ、SNSの活用はもとより、マスメディアの協力を得ながら積極的な情報発信に努めてきたところであります。
また市民の方々と私自身が直接意見交換をさせていただく場として、可能な限り外部での会議や集会などへ赴き、情報収集に努めたり、津山(まち)づくりミーティングを開催をさせていただいております。
市政への貴重なご提案や、市民の皆さまの身近な課題について知ることができ、かつ私の考えや思いを知っていただく機会ともなりました。

非常に有意義に感じているところであります。

今後とも市民の皆さまの声に真摯に耳を傾けるとともに、積極的に情報発信に取り組み、関心を持ってもらえる施策の推進と開かれた市政運営に努めてまいる所存であります。
以上です。

明楽総合企画部長
本市の情報発信するための手段および、その手段がそれぞれどれだけの市民に届いているのかのお尋ねについてお答えをいたします。

現在本市では広報津山の発行、公式ホームページ、公式Facebook、公式Instagram、公式YouTubeからの発信、津山珈琲倶楽部会員へのメール送信や、各支所から発信している防災行政無線放送、庁舎1階市民ロビーのモニター、コミュニテイビジョンへの掲示を行なっております。

情報が届いている人数といたしましては、広報津山は42,700部を市民や市外在住の郷土出身者などへ送付しております。
ホームページのページビュー数は月平均283,000人。
Facebookは約4,600人。
4月から始めたInstagramは約400人。
2週間に1度のペースで津山の情報を発信している、津山珈琲倶楽部の会員は6月1日現在で2,436名となっております。
また防災行政無線放送は支所管内設置数が約6,500世帯。
コミュニティビジョンは来庁者見込み数で月約8,000人がご覧になっていると思われます。

また外部の媒体を活用して、年間契約でテレビ津山での文字放送情報ホットラインや市政情報番組こんにちは市役所さん、津山朝日新聞市報欄、エフエムつやまの行政放送として津山市だよりと防災情報があります。
イベントの開催告知など、市からの報道連絡は記者クラブを通じて各マスメディアに情報提供を行っており、それらの様々な媒体を活用し、市内外への情報発信に繋がっております。

次に広報津山の制作配布にかかる金銭的コストについてでございます。

令和元年度の広報津山は発行部数が月43,500部で、年間522,000部。
印刷および配布にかかる経費は総額で約4,300万円でございます。

内訳としましては印刷経費が約1,700万円。
配送に関する経費として市から町内会への発送経費が約370万円、広報紙を含む配布物全般にかかる町内会への配布手数料が約2,130万円、郷土出身者などへの配送を含めた市内外への配送経費は約100万円となっております。
以上です。

梶岡総務部長
災害時の情報発信につきましては、津山災害情報メール、緊急告知防災ラジオ、防災行政無線、市ホームページなどを活用し情報発信を行っております。
また国が整備する災害情報共有システムLアラートシステムを介して、テレビや新聞などの報道機関にも情報伝達を行っており、テレビの文字放送やL字放送などを通じて、災害情報を提供しております。

さらに本年4月からはテレビ津山との間で災害時における緊急放送等に関する協定を取り交わし、災害時にはL字放送を行うとともに、状況によってはスタジオ放送などの緊急放送を行うなど、情報発信環境の充実を図っているところでございます。

災害情報の伝達手段は多重化と多様化を図ることが重要であると認識をしておりますので、今後とも情報発信環境の充実を図ってまいりたいと考えております。
以上です。

こうしてまずは登壇席でぶつけさせていただいた質問への、津山市としての最初の回答を頂戴したわけです。そしてここから、質問席へと移動した私の第2ステージが始まるわけです。

再質問タイム!

基本的に一つの質問に対して回答すべき方と逐一質問&答えのやり取りを繰り返す、一問一答形式でこの後の流れを組み立てたわけですが…言いたいことを詰め込み過ぎて、折角の一問一答形式の醍醐味である臨場感ある質問のやり取りが出来ませんでした。

30分に収めることが必要で、追及も甘くならざるを得なかった印象は拭えません。

そこは大きな反省点です。

次回以降にしっかりと生かしていきます!

それでは再質問から市長との一問一答、続けて総合企画部長への情報発信についての再質問までをどうぞ。

ちなみに私の発言は原稿ベースですので、実際の現場での発言(動画の内容)とは若干の表現・ニュアンスの違い等があります。あと、執行部皆さまの発言も、その要旨を損なわない範囲で語尾など整えております。動画を見ながら文字起こししてみると、話し言葉的表現過ぎてちょっと微妙だったもので…悪しからず。

三浦ひらく
それぞれお答えいただきました。

市長より、市民が夢と希望を抱けるような施策を講じていくという、大変前向きなご回答をいただきました。

おっしゃる通りです。
情報発信については、様々な手段を講じ関心を持っていただいた上で、市民の皆さまの声に真摯に耳を傾けていく。
端的に申し上げて、市民に向き合っていく、開かれた市政の実現という目的を達成するためには、それしかありません。

直接声を聞いていくためのミーティングも良いでしょう。
しかし正直、繰り返し各地で行われてきた使い古されたアプローチですし、現状に鑑みても様々な意味でそこには限界があると感じざるを得ません。
お答えいただいた選択肢はいずれも、残念ながら特に目新しさを感じられるものではありませんでした。

無論、新しければ良いという意味ではないのですが、市長就任後1年を過ぎ…それでも実際市政がどこを向いているのかが伝わってこないという声があることをいかに受け止め、 どう改善していくおつもりなのか。
繰り返しとなり恐縮ですが、これまでとは異なる独自の試みなど考えておられるのであれば、より具体的に、市民と向き合っていくための手段について今一度お示しいただきたく存じます。

率直なところ、そうした新しい試みが必要であると感じているがゆえの再質問であります。

谷口市長
4月から公式Instagramを開始したところでもございます。

現在活用しております情報ツールの充実、そしてその周知を一層図っていくとともに、他のSNSツールの導入も検討しながら、多くの市民の皆さまからご意見をいただけるようにさせていただきたい…このように思います。

また、市からの情報がタイムリーに届けやすくなる…こういった環境整備にも努めてまいりたいと考えております。
以上です。

三浦ひらく
現在の情報発信手段のより一層の強化と環境整備、他のSNSツールの導入をご検討いただけるとのお言葉を賜り、市民を代表する市議会議員の1人として、大変有難く思うとともに、心強く感じるところです。

また繰り返しタイムリーという単語を使っていただきました。
非常に前向きな発言であると受け止めさせていただきました。
情報発信の速度とタイミングは大変に重要なものです。

市長より新たな手段として新しい選択肢の導入検討をしていただくこと、若い層だけを意識するわけではなく、市民全体への情報発信環境をより充実させるため努めていただけるとのお約束をいただいたところで、質問を終えさせていただきます。
有難うございました。

三浦ひらく
総合企画部長より公式情報発信手段と、それぞれの媒体がどれだけの人に届いているのかを示していただきました。

質問の意図ですが、単に届けている数値を示してくださいとお願い申し上げたわけではありません。
実際届けている…あるいは届くと想定している数字の内のどれだけの方のもとに、当初意図した情報が届いているのか。
概算で構わないので、数値をお示しいただきたかったのです。

そうした意味では、いただいたご回答は不十分と言わざるを得ません。

広報紙掲載情報は冊子を届けた全世帯に届いているというのはあまりにも希望的観測が過ぎるように聞こえます。
ただそう答えざるを得ない事情もある程度は理解できますし、同様に、いったいどれだけの来庁者がコミュニティビジョンをチェックしているのかについても、大いに疑問を感じますが、こちらも深く追求はいたしません。

ともかくこうした種類の発信手段は効果測定しづらいという事実を共有していただければ幸いです。

またホームページのPV数は実際にご覧いただいている人数とイコールになるような性格の数値ではありませんし、津山珈琲倶楽部に至っては、市外在住者を対象としたクローズドのコミュニティーであると認識しております。
市内在住市民にほとんど見えてこない情報発信内容を、他の発信手段と同様の公式情報発信であると列挙されることには、若干の違和感を覚えます。

続けさせていただきますが、防災無線などを用いて物理的な意味で声の届く範囲を広げるのは、基本的かつ最低限の効果が見込める従来からのアプローチであることは確かでしょうが、放送がなされている瞬間に声が届く範囲にいなければ、全くもって無意味です。
仕事等の事情で、家を空けている世帯が多いであろうと想定される日中などに放送がなされた場合、6,500世帯という数字は全くの、机上の空論のごとき数値となります。

またテレビや新聞、ラジオに関しては、当然ながらそれぞれ独立したメディアである以上、年間契約等で買い取ってある枠内での情報発信は自由であったとしても、津山市が伝えたい情報をいつ何どきでもそのまま発信してもらえるとは考えにくく、災害時などの非常時においても限られたリソースをいかに配分するかの決断については、自治体の意向が関与するところではないはずです。

仮にそれが認められるのであれば、メディアへの公権力介入という別問題に繋がりかねない話となります。

以上を踏まえ、私としては多くの市民が持ち歩いていると想定されるスマートフォンなどを介した、場所という概念に縛られにくいインターネットによる情報発信の可能性を探りたいところです。

多くの世代にとってもはや必要不可欠な、インターネット経由で発信された情報が届くと期待される人数があまりにも少ないと感じました。
しかもこの数字は相当に希望的な観測に基づいた上で出していただいた数値であると推察いたします。
このSNS時代の、自治体公式アカウントの数値としては非常に心もとなく感じたのが正直なところです。

再度質問させていただきます。

昨年に引き続き、今年度すでに第2回がスタートしております高校生・大学生対抗SNS合戦などの他にも、インターネットを介し、より多くの市民に情報伝達していくため何らかの工夫をお考えでしょうか。

明楽総合企画部長
幅広い世代にインターネットの利便性を周知するとともに、インターネット利用者が多い世代…例えば学生などが関心や興味を示すような情報提供の仕組みづくりが必要であると認識をしております。
情報伝達手段の一つとして、SNSの新たなツールの導入も検討をしてまいります。
三浦ひらく
再質問へご回答いただきました。

インターネットを介しての情報発信に関し、学生など若者をメインターゲットとして意識しておられると理解いたしましたが、具体案をお示しいただいておりません。

そこでこの際、市長答弁にもありましたあたらしい情報ツールとしてのSNSを、より具体的に、津山の未来に利する情報発信手段としてご紹介させていただきたく思うところであります。

その手段、恐らくこの議場にお集まりの皆さまの多くが、既にご利用になられているはずです。
コミュニケーションアプリのLINEです。

無料通話も可能、メールよりも遥かに手軽に送れるテキストメッセージが魅力のツールです。
相手が送ったメッセージを読んだか否かがわかりやすく、スタンプなどの工夫により若者世代中心に社会現象と呼べるレベルで使用者が広がっていったことは、改めて説明するまでもないでしょう。

LINE国内月間アクティブユーザー、つまり1ヶ月に1度でもLINEを使われた方の人数は2019年4月には8,000万人に達し、非常に幅広い方々に、全国どこにおいても人口分布と概ね同じ比率で使われております。
津山市においても市民の相当数…恐らくは数万人規模の方々が、既にスマートフォンなどでLINEを使っておられると推測できます。

世代によってはもはや電話による音声通話より頻繁に使用するコミュニケーションツールであり、特に学生など若い層にとっては最も身近なSNSの一つとして利用されている側面もあるのです。

4月末にはLINE株式会社が、地方公共団体対象で公式アカウントを無償化するという、新たな自治体向けプランを発表しました。
今まで有料だった公式アカウントの運用が無償となることで、多くの自治体が興味を持ち、運用していくために動いている現状を把握しております。

既に非常に魅力的な取り組みを実施している自治体もあります。

たとえば熊本市では、校区ごとの地域情報をはじめ、イベント情報や子育て情報…ゴミの出し方や夜間・休日当番医の案内、そして防災情報の発信など、システム運用にあたって一部有料の制度設計がなされているものの、住民はもちろん無料で求めている情報をほぼワンストップに近い形で受け取れる仕組みを整えています。
岡山市や奈義町、ちなみに岡山県の方でも公式アカウントを運用されています。

去る5月23日に東京でこの件についてLINE主催でセミナーが開催されました。
参加させていただくつもりで段取っておりましたが、基本的には地方公共団体職員に向けての説明会であったこと、申し込み多数であったことにより叶いませんでした。
それに先立ち津山市から職員派遣予定があるか確認させていただいたところ…そういった案内は来ていない、参加の予定はないという回答をいただきました。

率直なところ、これには非常に落胆しました。

この情報社会、価値ある情報は待っていても降ってくるものではありません。
常にアンテナを張り、情報を発信するだけではなくキャッチするべく努めてこそ、本当に必要な情報を得ることができるのではないでしょうか。

LINEは現時点で既に多くの市民が手にしているツールであり、他のSNS同様にほぼゼロコストで始められます。
それでいて今までのように見ていただくのを待つ必要はなく、本当に伝えたい情報を市民にプッシュ通知で送ることが可能なのです。

一対一のやり取りが可能だという点も魅力です。
双方向性が保たれ、一方的に情報発信するだけではなく、名実共に市民の声に耳を傾けること、有益な情報をキャッチすることが可能であり、なおかつクローズドでのやり取りになるため、個人情報保護等の観点からも望ましいと考えます。

市民の声に真摯に耳を傾けていく、そのための大きな効果が期待できる手段です。

さらに情報をダイレクトに一斉送信することが可能であることから、FacebookやTwitterなどと異なり、オフィシャルに出した情報がシェアされていく過程で歪められていくという弊害、つまり二次情報・三次情報が誤った内容に変化していくというリスクを回避できます。

もはや導入しない理由が見当たらないという印象すら受けるLINEの地方公共団体プラン。
年配の方にも比較的使いやすいツールですし、事実高齢のユーザーも少なくありません。
市民にとって非常に魅力的な取り組みとなることを確信しております。

もちろん今この場で確約いただくことは難しいでしょうが、導入に向けて執行部皆さまからの前向きなお言葉をいただければと思いますが、いかがでしょうか。

お答えいただければ、これに対して改めての質問はいたしません。

明楽総合企画部長
議員のおっしゃられる通り、LINEは有効な情報伝達手段の一つだと認識しております。

費用面や既に導入している自治体からの情報を参考にしながら、前向きに検討してまいりたいと考えております。

三浦ひらく
有難うございました。

率直に言って…私のこの6月定例会における一般質問は、ほぼ全てがこの明楽総合企画部長からの「前向きに検討していく」という趣旨の答弁を引き出すための布石であったと言って良いイメージです。

”前向きに”というワードが付いたことで、かなり実現度が高いと思われるそうです。”検討していく”だけでは(あんまやる気ないけど、そうは言えないからね。)ってニュアンスだと多方面から伺っております。

もちろん「絶対やります!」などと言っていただければ言うことなしですが…これでもかレベルにリスク回避する行政の皆さまがたですから、まず確実にそんな答弁はしていただけません。

しかしそれは当然のことです。

それ自体には意を唱えるつもりもなく…何はともあれ、実施していただければ文句ないのです。

政治はどこまでも現実。

実際の生活に落とし込むことができてこそ意味があるのですから。

しかしこうして文字起こしすると改めて喋り過ぎやね…。俺の話している長さに対して、答弁の短いことと言ったら…。

さて…当然の結果として本日も長くなってしまいましたので、とりあえずこんなところで。続きがもう少しあるのですが、次回に譲らせていただきます。

また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

1978年岡山県津山市生まれ(41歳)。政治を面白くする心意気でブログやYouTubeで取り組みを公開中。LINEスタンプも好評発売中の相棒ひらくマと、世界をより暮らしやすく楽しく変えるための活動に日夜ハゲむ。選択肢の多い社会実現を目指す岡山県津山市議会議員(1期)。政治も手段の一つ。地域振興、観光、マイノリティー支援。表現の自由。インフルエンザ脳症撲滅。

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