ふるさと津山の未来を本気で考えるからこそ、今回の臨時会を斬る!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

臨時会前夜。議案すら届いていない本会議で、何を議論するのか?

2021-10-14

昨日のエントリーでもご案内いたしましたが、本日の津山市議会では臨時会が開催されました。端的にぶっちゃけた感想を言えば…結局のところ、臨時会の開催を求めた津山市議会の一部の議員が言いたいことだけを言って…何だかよくわからないままに終了した印象です。

ただ、どのように感じられるかはもちろん人それぞれ。

本会議は一時間少々で終わりましたので…議会の録画を見ていただくのが最も手っ取り早いです。採決まで行われているわけですが…正直言って、最後までナンジャコレ感が漂う時間になりました。

議員であれ、本会議場で勝手に写真撮影をすることは認められていないので…アイキャッチ画像は今回の本会議に先立って開かれた全員協議会の場で撮影したものです。今回の議会を召集するにあたって本来は事前に、しかもできるだけ早い段階で示されることが望ましいと考えられる議案は、全員協議会の直前になるまで私たちの手元には届きませんでした。

これでは十分な審議をしろという方が無理があります。

本気で議会による適切な対応を望むのであれば、津山市議会として議論を尽くすことを願うのであれば…今回の進め方は適切でなかったとしか言いようがなく、パフォーマンス的な色合いが強かったと言われても仕方がないのではないかと感じています。

・一年以上にわたって市議会においても問題視され続けており、私自身も何度か質問内でも触れたことがあり…一年前には反対討論までブチかました地域商社「曲辰(かねたつ)」に関する件。

・市内の加茂町倉見及び阿波地域の五輪原農地及び周辺林地において進められている民間事業者による再生可能エネルギー発電事業(風車を16基建設するもの)について。

・そして田邑財産区における太陽光発電施設建設の案件(谷口圭三津山市長は接待を受けたと読み取れる記事を報道した扶桑社とは現在係争中)に関わる諸々について。

本日取り上げられたのは主に上記の三つのテーマ。臨時会の開催を求めた議員の意図としては、集中的に審議するために報告を求めて検査したかったのだと理解していますが…私はこれらは定例会で審議できる、むしろそうすべき内容だと考えており(事実今までもそうしてきています)、今このタイミングで緊急に臨時会を開くに値する理由が見当たらないというのが率直な感想。

だから反対しました。

決算議案の審議等にも影響が出ますし…落ち着いてきているとは言え、リバウンドの抑制や立ち直りの正念場でもあるコロナ禍への対応に割くリソースを削ることにも繋がるからです。

無論、それでも優先的に取り組むべきだと判断するに足る事由があれば話は別です。

例えば、地域商社の現状が報告を受けていた内容と著しく異なる明確な証拠が出てきたとか…風車の設置に関係して明らかな不正の痕跡が見つかったとか…市長が警察から事情聴取を受けるような事態になったとか…全て仮定の話ですが。

明らかに、イヤイヤイヤ…これ12月まで待ってる場合じゃないだろ、今すぐ最優先で説明してもらわないとヤバいでしょ!…みたいな状況に、仮になっているとしたら。

私も当然に今回の臨時会開催に賛成し、むしろ進んで議案提出に携わっていたでしょう。

しかしながら現状はそうではないわけです。

今回の議会に先立って過日…下記のような文書が新聞に折り込まれたと聞いています。

このチラシをご覧になったという方から…「お前は”ふるさと津山を考える議員の会”に入ってないのか?お前はふるさと津山市のことを考えていないのか?」というお電話を頂戴しました。

いやいやいやいや…。

考えていますよ、もちろん。

何なら誰より考えているという自負すらあります。それでもそんな風に思われて、言われてしまうのが現実です。ここに名前を連ねておられる同僚議員の皆さまは超党派、超会派の面々でして…別にどういう団体名を名乗ろうと自由ではあります。

しかし連絡先が津山市議会事務局では議会としての取り組みのようにも受け取られますし…そこに私の名前がない以上は、上で紹介したような受け取り方をする人が出ることも、理解できなくありません。当然ながら政治活動は自由ですし…津山市議会の28人の議員はそれぞれ、みずからの良心と信念に従って津山市の未来のために正しいと信じる選択を、それぞれのやり方で積み重ねていっているのだと信じています。

ただ、だからこそ…考え方は異なれど、お互いに最低限のリスペクトというか…敬意は必要だとは思っているところで、アホしかいないのとか言っていた私も、意外と礼儀正しいよなとは皆さまに言っていただいているところで…議会の中に入って議会の一員として、ある意味では共に活動する以上は、守らなくてはならないルールもあるとは思っています。

正直言えば、参加を打診されても入らなかったと思いますが…”ふるさと津山を考える議員の会”についてはお電話をいただくまで知りませんでした。こうした内容のチラシを新聞に織り込んだことも、(もちろん行為自体は一切咎められるものではないと思いますが)、連絡先が議会事務局になっていたという点において、不適切であったと感じます。

ただ同僚議員の取り組みを否定するつもりはありません。

もちろん、考え方の合う合わないはあるし…納得できないやり方をするなぁって感じることは正直誰に対しても時にありますけどねッ!

それでも曲げてはならない、譲れないものがあるからこそ議会に送り込んでいただいたわけで…矜恃とも呼ぶべき自分自身の根幹を変えてしまっては、自分自身だけではなく思いを託してくださった有権者の皆さまのご期待を裏切ることになると考えています。だからこそ2年間、独りぼっちの無会派議員であっても頑張って活動してきたわけです。

そしてこれは私だけでなく他の皆も同じ…ハズ、多分。

今でこそ私もツヤマノチカラという会派を立ち上げて、代表までさせていただいているわけですが…そうした過去もあるからこそ、今回の臨時会の進め方には納得できなかったのです。

思いがあるならば…そしてパフォーマンスで終わらせるつもりではなく、批判のための批判とするわけでなく、本気で改善を成し遂げたいのであれば…無理筋を通そうとするのではなく、なるべくなら誰に見られても胸を張れる正式なやり方で正々堂々と、進めていくべきではないかと考えるところ。

甘いのかもしれませんが…。

正直者が馬鹿を見るような世界を変えたいからこそ、正直なやり方…正攻法で勝ちたいと思うのです!

思うだけじゃなく、勝つぞ!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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