決められない議会に意味はある?言行不一致に見える判断もときに必要。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

津山市内が雪に染まった一日でした。

しかし、備えあれば嬉しいな…スタッドレスタイヤを装着したての愛車には問題なし!楽しく嬉しく駆け回っているうちに日が暮れました。暗くなるのも超絶に早くなりましたねぇ…日が沈むと途端にお腹が空いてくる私であります。

コロナ禍で忘年会なども少なくなって、お酒を飲む機会はほとんどありませんが…その分、余計に食べている気がしなくもありません。体重計ともご無沙汰です。


さて、先日もかつて書いた記事を引っ張り出してまで少し触れましたが…いわゆる文通費、文書通信交通滞在費というやつがあります。

何のため?見せかけの改革は無駄そのもの。その見直しは本当に必要か?

2021-12-03

どんな名目でもベースは税金。使途公開は当然、話はそれからだ!

2019-08-01

これは国会議員の特権の一つでして、地方議員において同様に問題視されることが多い政務活動費より、よっぽど闇が深いと個人的には思っております。何しろ100万円非課税、その上使途の報告義務すらなしで歳費とは別に毎月支給…そりゃ第二の給料とも言われるわって感じです。

今日はこんな報道が出ていました。

“1日で100万円”文通費改革は先送り 「決められない国会」の裏の駆け引き

まぁ…詳しくは記事を読んでいただきたいところですが、要するに国会内部のくだらないパワーバランスの駆け引きだの綱引きだのにより、決めるべきことが決められないようです。言いたいことは標題の通りですし…その裏にある私の思いは、行間が読める皆さまならばしっかり汲み取っていただけるはずですな!

決められない議会なんて要る?

まずは〇〇で良しとしよう、とりあえず〇〇で十分だろう、やらないよりは〇〇の方が良いじゃないか…こんなフレーズは議員になってからそれこそ、毎日のように聞いてきました。もちろんこれは正論であり、事実です。

その反面…いやいや××までしなくては意味がない、今こそ徹底的に××すべきだ、××しないのであればやらないのと同じじゃないか…ときにこれも正論であり、事実であるのです。

お互いにそれぞれの立場での正論をぶつけ合っていて、一歩も譲らない場合、どうするのか…?決まらないねぇ…仕方ないねぇ…ほな、お互いに譲れませんので、状況が変わるのを気長に待ちますか…ってオイオイ!

決めるのが仕事でしょ!

問題提起は仕事じゃないんですよ。

もちろん、過程として問題提起しないとならない段階もあると思うけど…もうとっくにそんな段階は過ぎているのが本件でしょうし…あまりにも国民の意識と上記の記事内で国会議員の皆さまが話されていることのズレが大きい気がするのは私だけではないでしょう。

しかし!

それでもこの方々が、選挙で選ばれた私たちの代表です。彼らを選んだのは私たち自身です…だからこそ、選挙は超大切なのです。

問題解決できるような人材を議会に送り込まないと、ロクでもないことになるわけです。

正論だけでは、綺麗事だけでは結果はついてこないことは…わかってはいましたが、議会に入ってから入る前以上にとても強く実感し、意識していることです。様々な人間が集った議会の場、考え方が異なる面々の中で思いを通していくためには…白か黒か、0点か100点かでは話にならないということは、議会を外から眺めている段階でも理屈ではわかっていたつもりでした。 しかし実際に中に入ってみて、たとえば採決を巡っての水面下での綱引きや駆け引きなどの当事者となることでより強く実感したのは、目的達成に少しでも近づくための積み重ねの重要性です。

今、私は昔以上に貪欲に、一歩でも結果的に前進できるように努めているつもりです。 たとえそれが短期的には損に見えたとしても…未来の実益に結び付けられると確信できるのであれば、現実社会では0点より1点の方がマシなシーンの方がはるかに多いということです。

ときには言行不一致に映るような判断をせねばならないこともあります。

その際には、有権者・納税者である皆さまに対してしっかりと説明責任を果たせば問題ないと思っていますし…裏を返せば説明責任を果たす過程は当然に必要とされるものだと考えています。 そうした詳しい説明ができないような言動は好ましいとは思えません。

政治はどこまでも現実。

理想を持つことも大切ですが…このことだけは決して忘れないように、常に心がけているのです。

津山市議会、12月定例会は21日に議員の非常に大切な役割の一つである採決が行われて閉会します。

1月にはオンライン議会報告会もありますので、是非ご参加ください!

まずは知ることから始めよう!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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