未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
なかなかハードな一日だったためか…昨夜は子どもを寝かしつけつつ、自分自身も思いっきり寝落ちしてしまいました。夜中には目覚めたけど、確信犯的に二度寝三度寝を繰り返し…完全に外が明るくなって、というか白くなってしまった雪景色の津山市からお送りいたしております、三浦ひらくブログでございます。
昨日も書いたように…何事も事前の準備が大切ですな!
さて、今回は12月定例会での質問戦のまとめで唯一触れ損ねていた校則の件について書いておきます。アイキャッチ画像は一人30分の質問持ち時間、最後のフリートークでまくし立てているシーンより…。
津山市議会での発言内で校則について初めて取り上げたのは昨年9月の定例会だったかと思いますが、本件はそれ以前から…まぁそれこそ議員になる前…と言うよりは、自分自身が中学生や高校生だった時分から取り組んできた課題でもあります。
理不尽なルールはなくしていくべき、間違っていることは誰かが指摘せねばならない、誰も声を上げないならば自分自身がその役を担うというスタンスは…ある意味では子どもの頃から変わっていないわけです。
昔から面倒な子だったわけですな!
ただ、これは真理。
少なくとも私にとってはそうです。理不尽を看過することなど、議員として政治に取り組んでいようがいまいが人としてできませんし…口先だけ”子どもたちの未来を守る”などとうそぶくような大人にはなりたくもないのです。
今年の6月議会では、市内のある小学校において、ルールを中学校の校則に準じたものとすることで足並みをそろえ、規範意識を醸成して決まりを守る子どもを育成しようという、個人的には暴挙だとも思える取り組みが進められている件について質したことがありました。
津山市内の中学校には、校則という呼称ではなくとも、生活規範となる成文法が存在します。昨年の9月議会に先立ち、津山市内の全ての中学校の校則を確認させていただいたところ、時代錯誤甚だしい内容が残っており、理不尽な規則により生徒の人権が侵害されているおそれすら覚えたのが正直なところで、それについては何度かに分けて当ブログでも少しずつ紹介してきました。
こうした理不尽を放置しておくわけにはいきません。
文部科学省からも、校則とは”社会通念に照らして合理的と認められる範囲内で、学校や地域の実態に応じて適切に定められる”ものであることが示されています。
ソックスは白か黒しか履いちゃダメとか、くるぶしソックス(短いやつかな?)はダメとか。
ハイカットの靴は履いちゃダメとか、そもそも白い運動靴しかダメとか。
整髪料つけちゃダメとか。
前髪は絶対オン眉とか。
男子は短髪指定、女子の髪の長さもここまでOKって決まっているとか。
髪を括る位置やゴムの色の指定までなされているとか。
全国的にもネタにされるツーブロック禁止とかポニーテール禁止などのルールもあるし、アシンメトリーも進路決定に向けた観点から禁止…オイオイ。
自転車には荷台必須、変速ギヤは6段切替以下、両足スタンド必須とか。
折り畳み自転車は安全上の理由により禁止って…折り畳み自転車って危険なの?
下着は派手なものはダメとか…中学生らしい下着って、そもそも何なの?
これらのルール、合理的だと思う?〇〇らしいって価値観を押し付けておいて、教育現場では多様性を語るなんて笑える話です。
全然笑えないけどね、本当は。
今回の津山市議会12月定例会では、上で少し触れました市内のある小学校での暴挙と思える措置が未だ放置され続けていることなどに触れ…教育委員会の対応のまずさを指摘しています。
動画を確認してくれた保護者の方々、最大の当事者である子どもたちや子育てを終えられた先輩世代の方々、そして現場の先生などからもご意見をいただいているところですが…そのほとんど全てが現在の対応には問題があると感じている内容であり、中には非常に強い憤りを感じておられる方々もおられることは先日も少し触れた通りです。
私が一番許せないのは、こうした理不尽なルールに対して…声を上げられず苦しんでいる児童生徒がいるという事実を知っていながらも、現状を放置していること。
無論、憤っているだけだったら放置しても良いという話ではありませんが…私のように大きな声を上げて文句を言える人たちばかりではないのは当然です。
違和感を覚えていても、言いたいことがあっても、様々な事情があり、声を上げられない方々を…声を上げなかった責任を負って、文句なく現状に対して賛成していると見なすという判断は、あまりにも乱暴ではないでしょうか。
ましてや、動画をご確認いただければ分かりますが…子ども達の主体性を尊重しているとは決して思えないような施策を打っておきながら、自分たちの都合の良い場面ではアンケート調査の結果を恣意的に切り取って、子どもたち自身がこう言っているなどと答える教育委員会の姿勢には問題があると指摘せざるを得ません。
議場でも最後に述べているように、本件は今後も継続的に取り上げていきます。
それは口先だけでなく、子どもたちの未来を考えるからであり…実は津山市だけではないこうした理不尽な状況改善を津山市から始めていくことで、津山全体にもポジティブな効果が期待できると考えるからです。
それでは本日はこんなところで。また明日!