形だけの施策は不要。本気で声を聞く気があるなら住民による事業提案制度を!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

令和3年度の最後、令和4年度の予算案も議案として提出されている津山市議会3月定例会…議会の花形とも言えるでしょう質問戦が先週で終わっています。

眠くなっちゃうかも?津山市議会3月定例会、質問戦の全内容を動画で公開!

2022-03-11

昨日のエントリーでは質問に立った議員と執行部のやり取りの全てを動画で公開いたしました。今日からは何回かに分けて、今回の私自身の質問について解説していきます。

今回は時間配分を失敗してしまい、最後の最後が少し尻切れトンボになって攻めきれなかった感が強く残りますが…前半戦は上手くまとめられた気もしますし、後半戦も良い答弁を貰えた箇所もありましたので、全体的にはまぁ、突っ込んだ内容についてはそれなりに納得が行っている部分もあります。

ただもちろん、改善されないと意味がないけどねッ!

議場で発言すること、それ自体に価値がないとは思いませんが…少なくとも私個人の思いを言えば、あくまでも目的は現状改善です。現状改善の助けになると思うからこそ発言しているだけで、助けにならないなら質問などしない方がマシかもしれません…時間の無駄ですからね。

もう2年以上の間、私たちの暮らしに影響を及ぼし続けている新型コロナウイルス感染症。

コロナ禍の中で、それでも政治は求められる役割を果たして行かねばなりませんし、議場でも当ブログでも書き続けてきましたが…このタイミングをある意味ではチャンス、好機と捉えて…今まで変えることができなかった変えるべきものを変えていかねばならないのです。私たちはどんなに悲しいことがあっても、どんな困難にぶつかっても、どんなに厳しい状況下にあっても、そこから何かを学び取り、そして未来に生かしていかなくてはならないと、そう胸に刻んで議員をさせていただいています。

そしてコロナ禍と一口に言っても、実は状況は刻一刻と変化し続けています。

ウイルスは次から次へと新しい変異株が現れて、新種の変異株に置き換わっていく時期が少しずつ重なりながら続いているのが実際のところです。

つまり語弊を恐れず言えば…2年前と今とでは流行している病気は同じではないのです。

もちろん全く同じものではないという意味です。

大切なのはウイルスがいかに変化しようと、我々個人がなすべきはまず、基本的な感染予防策・感染拡大防止策を講じ続けていくことであり、ワクチンを接種することだと私は考えています。ただ行政がとるべき対応は個人がなすべきことの周知徹底を図ることだけではありません。例えば公共施設や保育施設、学校などの対応などは市民生活に直結するところです。

当然ながら今回の議会に上程されている議案第63号、令和4年度津山市一般会計予算も…コロナ禍の現状、 なるべく最新に近い状況を踏まえたものになっていることが望ましいわけです。そこでまず、下記のような質問をぶつけました。

みうらひらく
現在猛威を奮っているオミクロン株の特徴を踏まえた上で、感染防止策・感染拡大予防策等も改善、あるいは対応の付け加えなどの見直しが必要かと思いますが、予算案に示されたコロナ対策の詳細をご説明ください。

しかし今回、見直しや改善を図った施策は確認できませんでした。

つまり臨機応変な対応が反映された予算とは言えないということです。何しろ、基本的には今までと同じ対応を取り続ける前提で組まれている予算ですから。これは今回、市長選挙があった関係で予算そのものが経常的経費や継続事業を中心にした骨格予算であることを差し引いても、大きな問題だと考えています。

今まで行ってきた施策が全て誤りであったなどとは思っていませんし、市民の皆さまが喜んでくださったものもあることを知っています。しかしながら不平不満の声を多く聞くような施策も確かにある中で、今後どう対応していくべきなのか。このあたりは2期目を迎えた市長自身の今後に対する思いなども含め、改めて津山市の姿勢を質す内容で質問した項目です。

是非、動画にてご確認いただければと思います!

この項目では、具体的な現状改善策として…住民の皆様による事業提案制度を取り入れることを提言しました。

例えば東京都では…都民、あるいは東京都へ通勤・通学している方や都内で活動している団体などから事業案を募集し、都において審査・選定した上で事業案を公表、その後インターネットや郵送による投票を行い、選りすぐられた事業を毎年予算案に反映させていっているのです。同様の取り組みを行なっている基礎自治体は幾つもあります。

住民の皆さまに政治、自治体運営に名実ともに主体的に取り組んでいただくことに繋がりますし、幅広い層からの斬新な意見も期待できます(ちなみに東京都の場合は15歳以上が対象)。

規模が小さくても、まずやってみることです。

100万円でも…数十万円でも構わない。もちろんそれは個人にとっては大きな金額ですが、現在の津山市であっても捻り出せない金額ではないと思っていますし、とにかく新しいアプローチを試してみるべきです。

今のままではいけない。多くの市民が政治に興味も期待も持っていないのです。

先日の市長選挙のあまりにも低い投票率にも如実に現れています。この後、市長選挙に関連して市長と選挙管理委員会に質問しています。

特に選挙管理委員会にぶつけた質問内容は、津山市の方のみならず…他の自治体の幹部の方々などからも「良い質問だった!」「ああ言われたら青ざめるよ。」「しっかり論拠を示しての改善案提示だから対応せざるを得ないだろう。」などと極めて高い評価をいただけている内容ですので、改めてまとめていきます。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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