津山市長選挙の投票率は歴史上最低だった!今のままじゃダメって明らかやん。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

今日は予想通り、かなりハードな一日になりました。

委員会審議はそれなりにスムーズに進んだものの、10時から17時まで掛かりました。私が所属している厚生委員会は、そもそも話し合うべきことや確認することが他の委員会に比べて多い傾向があるため、必然的に長くなりがちです。

そして昼休憩の最中に開かれた会派代表者会議も紛糾しました。これについてはセンシティブな話題のオンパレードで…話し合った内容の全てを明らかにできるものではありませんが、予定時間内に終わらず、午後からの委員会の開始時間を急遽遅らせる事態になりましたし…正直、様々な問題が先送りにされた印象があるので、近いうちに再度開催する必要があるのではないかと感じています。

そして常任委員会が終わった後…もう17時を回った後ですが、村上副委員長と議会事務局の職員さんに、16日に開催される予定の、初めて委員長として臨む議会活性化調査特別委員会の進め方などを相談させていただいたりしました。

色々とやりたいことが目白押しです。

ただまぁ現実的には、任期としては次回改選までの約一年間しかないわけで…その間にできる実効性の高い、本当に市民の利益になる議会活性化に繋がる施策を、地に足を付けて考えて…そして実行していかなければならないぞと気合を入れているところです。

空回りしないよう、ブチかましていきますぜ!

そんな一日でしたが…議会での仕事が終わった後には個人的に進めている複数のプロジェクトに関してもあれこれ段取るべきことがあり、あっという間に夜中になってしまいました。…と、ブログ記事もここまで書いてから思いっきりダウンしてしまって、もう明るくなりそうな雰囲気ですが…今回の議会での私の質問に関するエントリーの続きを書いていきます。

眠くなっちゃうかも?津山市議会3月定例会、質問戦の全内容を動画で公開!

2022-03-11

上記のエントリー最後でも触れましたが、津山市の行政関係者のみならず…他の自治体の幹部の方々などからも「良い質問だった!」「ああ言われたら青ざめるよ。」「しっかり論拠を示しての改善案提示だから対応せざるを得ないだろう。」などと極めて高い評価をいただけている質問について、少し詳しく書いていきます。

選挙の投票率についての質問。

史上最低…あまりにも低い数字だった津山市長選挙の投票率について、市長と選挙管理委員会の思いを伺った後に、具体的な改善方法について提言していく内容です。

歴史上、初めて50パーセントを切るような低投票率だったことに対して、市長と選挙管理委員会の委員長は、以下のような見解でした。要旨をまとめて表現していますが、動画では全てをご確認いただけます。

市長
津山市長選挙の投票率が50%を切ってしまったことは、津山市民の市政に対する興味・関心の低さを表していると思われ、誠に残念。今後、これまで以上に市政情報の発信に努めるとともに行政サービスの向上に取り組んでいく。
選挙管理委員長
市民にとって一番身近な市長選挙の投票率が半分にも満たなかったことに危機感を覚えている。期日前投票の利用者が増加していることから令和2年より会場を1箇所増設し投票 の利便性の向上を図っているところ。 今後、期日前投票会場の状況を分析し、必要に応じ新たな会場の設置について研究していきたい。

それじゃダメでしょ!

…と、突っ込んでいく当該部分から始まりますので、是非動画をご確認ください。

この低投票率は、今までと同じではいけないと、市民の皆さまから突きつけられた明白なダメ出しです。

公正な選挙を行うため、独立性を保ちつつ選挙を執行していくために、教育委員会と同じように首長から独立した機関として選挙を司る選挙管理委員会ですが…実際には常駐で事務局におられるのは津山市の行政職員の方のみです。市長の考え方も反映されていくはずでしょうし…無論、選挙は私たち議員にとっても他人事ではないことです。

そして当然、市民の皆さまにも大いに関係があること。

今回の市長選挙を例にとれば…選挙の内容そのものについても色々な声を見聞きする機会が未だに多いのも現実で、今日も久しぶりに会った友人から「あの選挙は何だったの?」と言われたりしましたが…私が問題にしているのは仕組みの話です。これは単なる数字の話でもなければ、笑い事で済む内容でもありませんし、津山市民の民度やモラルの話でもない。

直ちに改善していかねばならない制度上の問題です。

また選挙公報について、津山市の現状が条例違反だと指摘し…早急に条例改正すべきだと求めました。

参考リンク:津山市選挙公報の発行に関する条例

第5条において、選挙公報は選挙期日の前日までに、有権者のいる世帯に対して配布するものと規定されているのです。実質的には新聞購読世帯に対してのみ届けている現在の状況は、明白な条例違反と言えるものです。

現状に即した形へと修正してもらえるものだと確信していますが…私が最も声を大にして言いたかったのは、そもそもの選挙公報の頒布方法、選挙の広報のあり方自体を大きく変えるべき時期に来ていることを、選挙管理委員会も行政当局も、首長も議員も知らねばならないということです。

参考リンク:電通、2021年日本の広告費を発表 インターネット広告費がマスコミ四媒体広告費を上回る

山陽新聞さんでもわざわざ別建てで取り上げていただきました。

2022年3月11日発刊の山陽新聞紙面より

岡山市や倉敷市ではやっているじゃないかということで…市民の皆さまからの要望も多い(当局でも当然把握しているはず!)イオンモール津山への期日前投票所の設置など、改めて前向きに検討していただけるものだと期待しております。

実際にやらないと意味はないけどねッ!

もはや検討している段階ではないことは明らかで…今までにももうずっと検討はしてきているはずなのですから、あらゆるアプローチを試してみるべきです。今回の反省を、そのキッカケとして生かしていかねばなりません。

インターネットを使った啓発が重要であることはデータ上からも明らか。

今年はさらに参議院議員選挙、来年には津山市議会議員選挙も予定されています。恥ずかしい投票率にならないように…私自身も精進し続けますので、ご意見ご要望等、何でも率直な声をお寄せください!

首長や議員には、啓発以前にやるべきことがあるけどねッ!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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